紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

「閉じる・広がる」引戸の魅力。

2009年12月15日 | 家づくり。空間の話

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引戸

日本では昔から当たり前の様に使われていた「建具」でして、

うちは基本的には、お家の中の建具はほぼこの「引戸」でいきます。

まあ1枚2枚位はどうしても「引戸」が難しくて「開き」にもなる事もありますし、防音が必要な部屋やプライバシーを守りたい部屋などは「開き」の方が向いていますが。。

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なんてったって、「引戸」の魅力は、

閉じれば」になるけど、開けちゃえば「壁」になる。と言うか、「戸」がどっかいってしまう。と言うか、「」の存在が消える』って所ですね。

例えば、ほぼ完成のSi様家でご説明しますと、、、

Img_7416

リビングの北側を見た写真。

引戸を開けますと

Img_7417

ほーら、広がったでしょ。

奥のキッチンとダイニングとつながります。

普段の生活では、多分こんな感じ。

お客さんが来たりすると、先ほどの様に戸を閉めた感じになるのでしょうね。

《更に、こんな風に空間が広がるだけじゃなくて、奥の空間との「風の抜け」を確保するのにも、引戸はとっても重宝するんですよ。(この写真でも奥の空間に窓が見えてるでしょ)

だって、「開き戸」じゃ、開けっ放しにしてるのは、「戸」も邪魔になるからナカナカ難しいですからね。》

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だから、

床面積は小さくとも、広く見せる」に、引戸は必須の条件と言ってもいいと思います。

先ほどの写真の左側の建具。

Img_7415

天井一杯引戸。(ただし引き込み戸)」

これは「空間を広く見せる」=「空間をつなげる」には、更に効果を発揮する建具でして、

開くと、

Img_7414

ぐ~んと広がります。

閉めればまさしく「壁」。開くと存在が消える。(ただし、「引き込み」タイプの場合だけ)

very goodです。

ただ、ご覧頂いても分かる様に、かなりのビッグサイズになりますから、建具屋さんにとっても結構なイレギュラーサイズとなりまして、

なかなかの値段ははります。。。

ですから、

そもそも、「戸」で仕切らない。

というやり方も多くやっておりますが(そちらの方が多いです)、

『どうしてもリビングとダイニングは仕切りたい』とお考えの方にとっては、この『天井一杯引き込み戸』はかなり素晴らしいモノ。

まっ、覚えておいて下さい(笑)

《が、こんな大きな建具。しかも「引き込み」となりますと、かなりのイレギュラーですから、それなりに経験と技が必要になってきます。どうぞ、「つくり手」の経験と力量を確認してからご相談下さいませ。》

《最後まで読んで頂いてありがとうございます。そしてまたまた応援お願いします。↓↓↓↓できれば2つともクリックお願いしまっす。

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2 コメント

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開いていて閉じている空間って好いですね~~ (タッキー)
2009-12-15 16:58:22
開いていて閉じている空間って好いですね~~
それに加えて、開閉も出来ちゃう背の高い引き込み戸はとっても Go~~od!私もたまに使わせていただいてます。

本棚の写真わざわざアップしていただいてスミマセンでした。
返信する
タッキーさん、こんちは。 (hiro)
2009-12-17 15:48:13
タッキーさん、こんちは。
いつもコメントありがとうございます。

背の高い引き込み戸は、イイですよね。
ただ、やっぱり値段の高さと「反り」などの問題もあるので、使えない場合もありますよね。

いえいえ。
本棚仕上がってたでしょ(笑)
返信する

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