紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

床の間裏地窓。。

2009年11月20日 | 家づくり。窓の話

まずは一つ応援クリックお願いします・・人気blogランキングへ

はい。

床の間の裏の壁には、普通は窓つけないものですよ。だって床の間はモノを飾る・軸(掛け軸)を吊るところだから。

オーソドックスの良さは、重々分かっております。

・・・・・・・・・・・・・・・・

で~も、

和室には地窓(低い所についてる小窓)があれば、タタミの上に座った人に対して、タタミをなめる様に風が入ってきて気持ちよいし。

また大体、床の間の裏って西壁になるのが多いのだけど、

関西では夏場、西から良い風が吹く場合が多いので(もちろん敷地にもよりますが)、西側に小窓があると、イイ風入ってくるんですよ。

だから、床の間の裏に窓(地窓)を設けたいのです。

ただ、何せ『床の間』の裏側だから、やっぱりかなりの注意を払わないと、、、、とっても間が抜けた床の間になっちゃうんで。。。。。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Si様家にも、「床の間裏地窓」。設けさせてもらっております。

Img_7286

正面が床の間

まだ地板(床の間の床)には、養生(傷防止)のベニヤが張られてるので、イマイチイメージしづらいかもしれませんが、、

壁は、和壁(左官塗り)の中塗り(この上に仕上げの左官を塗ります)段階とはいえ、少し雰囲気も出てまいりました。

右下に窓ついてるでしょ。

もっとよると、

Img_7287

窓の周囲は「塗りまわし」と言って、木枠の存在をできるだけ消して、左官壁にポコッと穴があいてる様な雰囲気に近づけようとしております。

この窓の前には、、

Img_7283

こんな障子が入ります。(って、まだ和紙はってないし、置いてる向きも少しおかしくて、右に90度回転させてると、正しい向きになります)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

上の障子が入って、床の間の地板の養生もとられると、なかなか良い雰囲気にはなると思うのですが(床の間裏から障子を通した柔らかい光が入ってくるし)、、

どうですか。

やっぱ床の間はオーソドックスで、窓なんか設けちゃダメですかね?

だけど、床の間裏の窓ってのも、捨て難いものなんですよ。

(確かに「軸」を吊るのは難しくなるけど)

《最後まで読んで頂いてありがとうございます。そしてまたまた応援お願いします。↓↓↓↓できれば2つともクリックお願いしまっす。

Banner_02_66

にほんブログ村 住まいブログへ

和歌山・大阪の「心地よい家」づくり 大彦(株)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« いつもはピタッと。。 | トップ | 左官屋さん登場。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

家づくり。窓の話」カテゴリの最新記事