ないちょの雑記帳

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宗教団体が政治にかかわる危険性について思うところ

2005-06-07 | 宗教
小生は宗教団体が全面的に政党を支援することに疑念を持っている。
それは、宗教団体の協議に基づく正義を政治的正義とし、それ以外
は悪として切り捨てる可能性を否定できないからである。
小生の危惧のいい例として、アメリカが挙げられる。
ブッシュ大統領の支持団体の中にキリスト教右派と呼ばれる宗教勢
力がある。このキリスト教右派は聖書の記述を全く正しいものとし
その記述を実現することを現実に実現させることを政治的
要求としている。
聖書の記述にはハルマゲドンの勃発があるが、これも実現するもの
として、そのキリスト教右派は強固に信じている。
つまりは、ハルマゲドンを実現することが政治的要求となることもあり
うるのである。
実際にはアメリカという国は常に現実と国益とを考え、現実とバランス
をとろうとするので、そのようなことを簡単には実現しないであろう。
しかし、ブッシュ政権の有力な支持団体の意向を無視しうるであろうか?
アメリカに関しては常に戦争を引き起こす原因として、宗教的な信念が
存在することを忘れてはいけない。
翻って、日本はどうであろうか?
現在の日本は最大与党は自民党である。しかし、その自民党は創価学
会票なしに現状維持すら困難である。つまりは宗教団体である創価学
会が日本の政治のキャスティングボードを握っているのである。
現在のところ、幸運にも明確な形で宗教的な政策は打ち出されていない。
しかし、いつその牙をむき出しにするか保証の限りではない。
こういう話をすると学会員は間違いなく、否定するだろう。また「しっ
かりとした人がきちんと監視ているから、大丈夫」ともいううであろう。
もしきっちりそのようなことが行われているのならば、小生も何も言う
ことはない。ただ、そういう人がどんな風に監視しているのか小生は一
度も聞いたことがない。聖教新聞にもそのようなことは具体的に書かれ
ている記事を見たことがない。もしそのような記事があるなら、ご一報
いただきたい。
それが小生の危惧である。もし学会員でこの危惧を消し去ってくださる
方がいればコメントをいただきたい。

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