安保理、全会一致で対北朝鮮決議を採択

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対北朝鮮決議を採択　全会一致、７章の言及削除
2006年 7月16日 (日) 11:02

　【ニューヨーク１５日共同】国連安全保障理事会は１５日午後（日本時間１６日未明）、北朝鮮のミサイル発射を非難し、ミサイル物資の移転阻止に必要な措置を取るよう各国に求める決議を中国とロシアを含む全会一致で採択した。制裁の根拠となる国連憲章７章の言及は削除したが、ボルトン米国連大使は北朝鮮が決議に従わない場合は安保理が「追加的行動」を取ると警告。北朝鮮の朴吉淵国連大使は「全面的に拒否する」と強く反発、自衛のため今後も発射を継続する意向を表明した。

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対北朝鮮決議を採択　全会一致、７章の言及削除 (共同通信) - goo ニュース
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安保理で中ロを含む全会一致の形で対北朝鮮決議の採択が行われた。
日本が強く求めていた国連憲章第７条に基づく制裁については削除となったが、国際社会が一致して北朝鮮のミサイル発射に対し、ノーを突きつけた形となった。

さしあたっては日本の外交が世界を動かすことに一応成功した模様である。ただ、北朝鮮はこの決議を全面的拒否し、ミサイル実験については今後も継続する動きを見せている。また国連憲章第７条に基づく制裁決議ではないため、すぐに北朝鮮へ国際社会の制裁が始まるということにはならない。このミサイル問題の解決までにはまだまだ長い道のりを歩まねばならないだろう。

また世界的に見ると、イランの核開発問題やイスラエルと周辺国との武力紛争が欧米諸国にとってはより切実な問題であり、北朝鮮問題にどのぐらい労力を割くのか不透明なため、政府はよりいっそうの外交努力が求められる。

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