ないちょの雑記帳

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前原民主党党首中国を批判

2005-12-13 | 政治
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前原氏訪中 中国の軍拡「脅威」指摘 靖国・改憲でも強硬姿勢
2005年12月13日 (火) 02:58

 【北京=船津寛】中国を訪問中の民主党の前原誠司代表が、中国の軍拡路線に強い懸念を示すなど、これまでの同党の対中政策と一線を画す言動を続けている。十二日午前の北京市内での講演では、学生らを相手に中国の国防費の驚異的な伸びを指摘し、日中軍事交流の必要性を強調。靖国神社参拝問題では「日本人も戦争の犠牲者だ」と反論した。前原代表は「(中国と)けんかをしに来たのではない」と話すが、中国側は神経をとがらせている。 

 「空軍力、海軍力、そしてミサイル能力を中心として、(中国軍の)能力が飛躍的に向上していることに、私は率直に脅威を感じている」

 前原代表は中国の外交官養成大学である「外交学院」で講演した後、学生から「中国の軍事力が現実的脅威というのは民主党の立場か」と問われ、こう言い切った。前原代表は講演で、軍拡競争回避に向け日中間の軍事交流の重要性を強調。質疑でも「お互いが透明性を高めることが重要だ」と指摘した。

 この後、前原代表は、中国人民解放軍の熊光楷副総参謀長と会談。中国の軍事力の「現実的脅威」の具体例として、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の配備や原子力潜水艦による日本領海侵犯事案などを列挙し、「軍事力増強の中身を見ると、その意図に疑心暗鬼にならざるを得ない」と指摘した。これに対し、熊副総参謀長は「まだまだ(中国軍の)近代化は遅れている」などと反論した。

 前原代表は九日の米・ワシントンでの講演でも「中国脅威論」に言及。党内からは「『脅威』という言葉はインパクトが強すぎる」(中堅)との懸念も漏れるが、前原代表自身は「どの場においても同じことを言い続ける」とひるまぬ構え。

 小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題に関しても独自の考えを披露。A級戦犯の合祀(ごうし)を理由に、首相、外相、官房長官らは参拝すべきでないとしたものの、学生の質問に対して「多くの(日本)国民に罪はない。むしろ戦争の犠牲者だ。私もその人たちに対しては、心から哀悼の気持ちをささげたい。靖国神社が自発的にA級戦犯を分祀(ぶんし)すれば、私も靖国神社におまいりしたい」と表明。同学院の呉建民院長が「靖国神社が唱えている軍国主義は中国人民だけでなく日本人にも災いをもたらした」と反論する場面もあった。

 憲法改正問題でも、「(戦力の不保持を明記した)憲法九条二項と現実が乖離(かいり)している状況が五十年以上も続いている。われわれは自衛隊の存在を認めている。その存在を認めるように(憲法を)変える」と断言した。

 こうした前原代表の“強硬路線”に、中国側は「かなりピリピリしている」(同行筋)といい、十三日に民主党側が要請していた胡錦濤国家主席との会談実現は、極めて困難な情勢だ。

前原氏訪中 中国の軍拡「脅威」指摘 靖国・改憲でも強硬姿勢 (産経新聞) - goo ニュース
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前原民主党党首がしごくまっとうなことを言っています。
実際、日本近海での中国海軍の潜水艦による日本領海侵犯、一連の沖ノ鳥島に関する声明や沖縄の帰属に関する論文など中国の太平洋進出政策をうかがわせる動きに加え、大陸間弾道弾や核兵器に脅威を感じないほうがおかしい。

自民党議員でもここまではっきりと中国を批判した議員はほとんどいません。
このような前原党首の発言については評価に値するとおもいます。

しかしながら、このような発言を続ければ間違いなく、民主党内の旧社会党議員が反発することは必至です。場合によっては民主党内で前原おろしの声が強くなり、民主党内での亀裂が深まることが予想されます。

そこまでして、強硬な意見を述べる真意はどこにあるのか注意深く見守る必要があると思われます。そして、前原党首率いる民主党がこれからなにをしようとしているのか注目したいと思います。

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1 コメント

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前原党首の発言 (橋本)
2006-01-01 13:00:57
前原党首の中国脅威論は当然のことで今迄の党首が中国に迎合していただけで理念がなかっただけである。 核弾頭ミサイルを日本に向けているのに中国は脅威ではないと、言うのは、中国人に一家を殺された人に中国人は平和主義者ですよ、と言うのとおなじだ。
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