ないちょの雑記帳

日々心に浮かぶこと、世の中のことをそこはかとなく書き綴ってます

世界の穀物生産減産へ

2006-05-21 | その他
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世界の穀物今年も減産~国連機関予測~

 2006年の世界の穀物生産は20億1500万トンと予測され、05年を1900万トン下回る見通しであることが国連食糧農業機関(FAO)の調査で分かった。世界の穀物需要は一貫して増加傾向にあり、06年から07年にかけて需要が生産を上回る可能性が高い。

~略~

◆価格の急騰懸念

 農業問題に詳しい米シンクタンク、アースポリシー研究所のレスター・ブラウン代表の話 地球温暖化や地下水の使い過ぎなどによって、世界の穀物生産は厳しい状況に直面している。原油価格の上昇で今後、穀物生産がバイオ燃料向けの作物の生産に転換される可能性も高まっている。需要は増加の一途をたどるので、穀物価格が急騰し、途上国の食料難が深刻化する恐れがある。
世界の穀物今年も減産(中日新聞2006年5月21日付)
--------------------引用終わり---------------------

世界的な異常気象の影響で世界の穀物生産が減産となる見通しとなった。一方、穀物の需要は生産を上回り、不足分は現在ある備蓄分でまかない、当面著しい穀物の不足はない模様である。ただし、穀物需要は低下する見込みがなく価格が上昇し、途上国では食糧難に陥る可能性もある。

徐々に世界的な食糧難の危機が忍び寄りつつある。地球温暖化による異常気象も今後続くと考えられ、劇的な穀物生産の増産の可能性も現在のところないので食料危機の危険性がさらに高まっている。

食糧危機がこれから激化すれば、国際社会の援助も困難になってくる。そうなれば、各国は自前の食料は自前で確保しなければなるだろう。日本もそのときに備え、食料自給率の増加をさらに推進しなければならない。加えて食料資源の確保や生産環境の維持保全を推進しなければならない。今後周辺国との食料資源をめぐる紛争が激化することも予想される。政府にはこの現状をしっかり踏まえて対応してもらいたい。

関連過去記事:地球温暖化が第九条にある非武装平和主義を捨てさせるかもしれない

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
自給率向上は急務 (チキソ)
2006-05-21 21:25:44
もう一刻を争う状況です。日本政府は農業を奨励する必要があります。

このままでは日本国民が餓死してしまう!(ノД`)
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Unknown (ないちょ)
2006-05-22 23:01:06
>チキソ様

一応、農水省は食料自給率上昇を目指した施策を行っているようですが、すぐに効果がでるようなものではないので・・・・・。

ちなみに、米を筆頭に鶏卵、茶、野菜類、ジャガイモ、サツマイモなどは自給率80%を超えています。ただ麦類は十数%程度で、これからも著しい増加は期待できない状態です。この辺をどう高めていくかが課題でしょうね。



参考:http://www.maff.go.jp/keikaku/20050325/20050325honbun.pdf



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