□作品オフィシャルサイト 「サバイバー」
□監督 ジェームズ・マクティーグ
□脚本 フィリップ・シェルビー
□キャスト ミラ・ジョボビッチ、ピアース・ブロスナン、ディラン・マクダーモット、
アンジェラ・バセット、ロバート・フォスター
■鑑賞日 10月20日(火)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
ロンドンのアメリカ大使館に赴任した外交官ケイト(ミラ・ジョボビッチ)は不審な
入国者の存在に気づくが、伝説のテロリスト・時計屋(ピアース・ブロスナン)に
狙われ爆弾テロのターゲットに。 爆弾テロ犯の濡れ衣を着せられた彼女は
時計屋のみならず、アメリカ国家やイギリス警察からも追われる身に。
そんななか、大晦日のタイムズスクエアにテロの危機が迫っていることを
知ったケイトは、人々の命を救うべくたったひとりで戦いに挑む。
テロといえば、あのワールド・トレード・センター“9.11”のあの大惨事を
思い出さないわけにはいかないが、それをキッカケとしてアメリカ、いや
アメリカのみならず全世界でテロ阻止に注力しているのは事実だ。
女性一人でテロに立ち向かうという設定は少し無理もあるところだが、
観る側に隙をあたえない、また誰が味方で誰が裏切り者なのかを解い
ていくプロセスは十分楽しめるところ。
そしてその強い女性ケイト役がミラ・ジョボビッチだからそこは申し分ない。
彼女の過去のキャリアについてはもう少し触れてほしいところだったが、
大きなアクションや闘いのシーンはないけれど、水面下に潜む闇は、
現代社会において皆無ではないだろう。
そしてもう一つの魅力は、ピアース・ブロスナンが伝説のテロリスト・時計屋を
演じているところ。 そもそも“正義”のイメージだが、ここではスタイリッシュに
悪役を演じている。 少し老けメイクだったが、実際のところはどうなんだろう(笑)
ニヒルで最後まで通しているが、ここは彼のキャスティングが活きていた。
やはり情報社会の裏側を垣間見ることと、気を付けていても巻き込まれる恐怖は
この映画で描かれている現実と、遜色はないのかもしれない・・・。
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