「生誕250周年 谷文晁」/サントリー美術館
サントリー美術館の会員になっている僕としては、
会期が今月25日までなので、ちょっと遅めの鑑賞となってしまった
「生誕250周年 谷文晁」展。
谷文晁と聞いても知らない人のほうが多いかもしれない。
知らず知らずの間に文晁の作品を見かけているかも。
それは際立ってこの人の代表作と呼ばれるものが不思議にないからだ。
その理由は、「あまりにも画風が多彩で『これぞ代表作』がない」とのこと。
さらに、文晁一人にスポットを当てた回顧展は、関東圏で30数年ぶりだという。
文晁は、江戸時代後期の関東画壇で中心的役割を担った絵師。
関東南画の大成者として知られるが、狩野派や円山四条派、土佐派、
洋風画をも学ぶなど、各画法の折衷に努めて一家をなした巨匠の一人。
一方、文晁は松平定信や木村蒹葭堂(けんかどう)など
当代一流の文化人たちと親しく交わり、
渡辺崋山をはじめとする多くの門人を育てた。
また、幕府の老中である松平定信に命じられて全国の古文化財の
調査を行い、模写や記録を「集古十種」として残した。
谷文晁と人々との交流を軸に5部構成で作品を紹介しています。
第1部:「様式のカオス」
第2部:「画業のはじまり」
第3部:「松平定信と『集古十種』
第4部:「文晁と『石山寺縁起絵巻』」
第5部:「文晁をめぐるネットワーク-蒹葭堂・抱一・南畝・京伝」
今回の目玉は「石山寺縁起絵巻」を修復後初公開。
近江の古刹に鎌倉時代から伝わる全7巻の絵巻物で、寺の依頼で絵を
欠いていた2巻を完成させたと同時に、全体の模写も実施。個性を抑えた
正確な描写は後の画業に生かされ、依頼主の信頼も獲得。
新しい人脈が広がった点でも重要だ。
僕が中でも注目したのは、
松平定信自身が30歳の頃に描いた自画像
そして京都・清涼寺の「本尊釈迦如来像」です
これは正面、左側面、右側面の3枚を描いたという
結構珍しいものでした。
あと、「ファン・ロイエン筆花鳥図模写」ですね
なんと西洋画にも興味を持っていたそうで、
この模写だけが異質な色を放っていました。
文晁は富士山が大好きだったようで、
富士山の絵もたくさんありました
生誕250年目にして私は初めての展覧会でしたが
目を見張りましたね。
サントリー美術館の会員とは素晴らしい。
サントリー美術館のコレクションは日本の美術品の
一級品を沢山持っていて驚きますね。
日本人のアーテイストがどれほど高度な技術を持って
いたか、知らされます。
サントリーの陶器にしても絵画、彫刻、ガラス、
いにしえのロマンを感じられる、素晴らしいコレクションばかりです。
今回の「石山寺縁起絵巻」を観て谷 文晁の偉大さを
しりました。
サントリーの会員も良いなぁ~~
>生誕250年目にして私は初めての展覧会でしたが
目を見張りましたね。
ビッグネームではないだけに、驚きはひとしおでした^^
>サントリー美術館のコレクションは日本の美術品の
一級品を沢山持っていて驚きますね。
確かにそうですね^^
>日本人のアーテイストがどれほど高度な技術を持って
いたか、知らされます。
洋画にも視野を広めたところがこの人の凄さを感じました。
>サントリーの陶器にしても絵画、彫刻、ガラス、
いにしえのロマンを感じられる、素晴らしいコレクションばかりです。
次の展示はそのガラスで、Drinking glass(酒器)ですね!
>今回の「石山寺縁起絵巻」を観て谷 文晁の偉大さを
しりました。
あれは大きないい仕事してましたね(笑)