日光江戸村で惨敗し、その夜いろは坂で岡ちゃんがクラッシュした翌日の会社。
カメラ 「大変だぁ!坂本君!」
また、僕に何かなすり付けようとしているのだろうか?
カメラさんが大騒ぎで走ってきた。
なんすか!!
坂本 「どうしたんですか?」
カメラ 「ビルに旅客機が突っ込んだぞ!」
坂本 「え?」
意味がわからん。
カメラ 「食堂のテレビを見ればわかるから来てみろっ。」
坂本 「はい。」
僕をハメようとしてます?
しかし演技がホントっぽい。
食堂まで行くと皆テレビの前で、一大事的な雰囲気でテレビに集まっていた。
カメラ 「あれ、すげぇだろ。2機目がビルに突っ込んでる。」
見ると高層ビルに飛行機が突っ込んでいた。
坂本 「あ‥。凄いですね‥。」
異国の地で何か大きな事件が起きたようだった。
自宅に帰っても母親とおばあちゃんがビルと飛行機のニュースで騒いでいた。
数日後もそのニュースで世間はもちきりだった。
僕は自分のやることだけに集中したいんだけどなぁ‥。
と、自宅でおぼろげにニュースを見ていたら、不可解なことに気付いた。
ビルが全部燃焼してしまった映像が映ったのである。
鉄筋も機体も燃焼して無くなるのだろうか‥。
そのニュースは世界中の悲しみを誘っていた。