金山のまぼろし

全力で生きる!!

138 榛名山へ

2021-08-06 01:10:00 | 幻の走り屋奮闘記エピソード3

 

 

昨日は暖かい日だった。

ちらほら、暖かい日が増えてきている。

 

僕は1人で榛名山へ向かった。

家を出たのは夕方になる前の時間だった。

 

太田市からは前橋を越えてもっとずっと行かなければならない。

 

実は走り屋なのにドライブはあまり好きではなかった。

唐突の工事中だったり、渋滞に巻き込まれたり、わからない土地を当てずっぽうに走るのも好きではない。

 

でも、頭文字Dの秋名山のモデルになった山なので愛車のパンダトレノに乗って行ってみたかったのだ。

僕は地図を助手席に置いて信号待ちの時に見ながら向かった。

 

なぜ今まで行かなかったかといえば、サスがノーマルだったから恥ずかしかったのだ。

やっと走り屋と呼べるような仕様になったので、早速向かっているのだ。

 

 

・・・

 

 

現地に着く頃には夕方になっていた。

凄く眺めがいい場所もある。

 

とりあえず走ってみたが実感が薄かった。

 

漫画やアニメだけではなく、頭文字Dのゲームも以前買ってゲーム用ハンドルも揃えて、その為にセガサターンを買ったようなものだったのに、実際のコースは別物に感じた。

 

僕の中では感慨深い下りのスタート地点にハチロクを停めて現地を感じた。

ここはかなり似ているかもしれない。

 

ここで拓海や秋名スピードスターズの皆は頑張ってバトルしていたのか‥。

 

じーん‥。

 

‥来てよかった。

 

 

バトルの名シーンを思い出していると、夕闇になってしまった。

 

 

下って帰ろう。

 

庄司慎吾の事故現場だろうか、長くて広いストレートでずっと下には綺麗な街の夜景が見えた。

 

こんなところを出来るだけスピード出していくのか‥。

 

ガードレール近くの路面は砂がまぶされているようで、キンコン鳴りながら砂の上に乗ったら少しステアリングを切っただけでも吹っ飛んでいきそうだ。

 

 

マジかよ‥。

 

 

僕がここを走るとしたら少しずつだな、と思った。

 

 

別に美味しい物を食べたとか、友人とか、彼女とか、いなくても今日は榛名山にいく事ができて凄く嬉しかった。