goo blog サービス終了のお知らせ 

CTNRXの日日是好日

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

言の葉辞典 予備知識 Q.02

2023-10-06 21:00:00 | 言の葉/慣用句

 ■当て字についてー。②

 ▼外国地名および国名の漢字表記

 ◆砂漠名

 ・ゴビ 戈壁

 ・サハラ 撒哈拉

 ◆河川名

 ・アマゾン 亜馬孫

 ・インダス 印度河

 ・ガンガー/ガンジス 恒河

 ・セーヌ 塞納

 ・ドナウ 多悩

 ・ナイアガラ 尼亜吉拉

 ・ナイル 尼羅

 ・ロワール 羅亜爾

 ◆山地名

 ・アルプス 亜耳伯士

 ・アンデス 安地斯

 ・ヒマラヤ 喜馬拉

 ・ロッキー 落機

 ◆半島名

 ・アラビア 亜剌比亜

 ・インドシナ 印度支那

 ・カムチャツカ 堪察加

 ・クリミア 哥力米

 ・バルカン 巴爾幹

 ・マレー 馬来

 ・ユカタン 宇革単

 ・ラブラドル 拉不臘多

 ◆島嶼名

 ・オアフ島 王風島

 ・ガダルカナル島 餓島

 ・カナリア 加拿列

 ・グアム 瓜姆

 ・グリーンランド 哥里蘭

 ・グレートブリテン 大不列顚

 ・サイパン 塞班

 ・ジャワ 爪哇

 ・スマトラ 蘇門答剌

 ・セイロン 錫蘭

 ・タスマニア 達斯馬尼

 ・トリニダード 徳利尼達督

 ・ニューギニア 巴布亜

 ・バミューダ 白耳母大斯

 ・ボルネオ 婆羅

 ・ルソン 呂宋

 ◆海岸地形名

 パール・ハーバー 真珠湾

 ◆国名

 ・アメリカ合衆国 亜米利加、米国

 ・カナダ 加奈陀

 ・アルゼンチン 亜爾然丁

 ・ウルグアイ 烏拉乗

 ・オーストラリア 濠太剌利、豪州

 ・ブラジル 伯剌西爾

 ・メキシコ 墨西哥

 ・デンマーク 丁抹

 ・ドイツ 独逸、独国

 ・フランス 仏蘭西

 ・スペイン 西班牙

 ・スイス 瑞西

 ・イタリア 伊太利亜

 ・イギリス 英吉利斯、英国

 ・トルコ 土耳古

 ・ロシア 露西亜

 ・コロンビア 哥倫比亜

 

 関連項目 ー 歌のタイトル・歌詞(当て字表記) ー

 例えて言うならば、有名なのが「秋桜(コスモス)」でしょうか。

 コスモスは、花の名称。

 コスモス(学名:cosmos)は、キク科コスモス属の総称。
 また、種としてのオオハルシャギク chrysanthemumを指す場合もある。

 《コスモスの語源》

 「コスモス」(希: κόσμος)
 ギリシャ語の「宇宙」の「秩序」を意味し、「コスモス」とはラテン語で星座の世界 = 秩序をもつ完結した世界体系としての宇宙の事である。
 対義語は、「カオス(ケイオス)」(希: χάος)混沌である。
 メキシコにいたスペイン出身の聖職者が中南米原産のコスモスをみて、花びらが整然とバランスよく並んでいることに、ギリシャ語の(調和)と名付けた。

 コスモスは、英語「cosmos」からの外来語。 「cosmos」は、ギリシャ語で「秩序」「調和」を意味する「kosmos」に由来する。 秩序正しく調和のとれたものは美しいことから、「cosmos」には「装飾」や「美麗」の意味も含まれるようになった。
 植物の「コスモス」は学名を「Cosmos bipinnatus」と言い、「bipinnatus」の「bi」は「ビスケット」の「ビス」と同源で「2つ」を意味し、「pinnatus(pinnate)」は「羽状の」を意味する。
 上記の通り、「cosmos」には「美しい」の意味もあることから、「二枚の羽状の美しいもの」という意味で「コスモス」と名付けられた。
 コスモスは漢字で「秋桜」が当てられることもあるが、本来は「あきざくら」と読む。
 この当て字が広く使われるようになったのは、昭和52年(1977年)、山口百恵の「秋桜」(作詞・作曲 さだまさし)の大ヒットによるもので、曲のタイトルも歌詞も「秋桜」と書いて「コスモス」と読ませている。
 コスモスの別名・類語は秋桜/オオハルシャギク。
 さだまさし氏が秋桜をコスモスと表現した経緯はわかりませんが。

 もうひとつは『聖母(マドンナ)たちのララバイ』。

 聖母とは

 聖母(せいぼ) - 漢語・漢文において、人格の優れた尊崇される人の母、人徳を極めた女性に対する称号であるほか、以下の女性の尊称。

 ・聖母マリア(せいぼまりあ)
  神の母、イエスの母マリア、生神パナギア。

 ・神功皇后(聖母 しょうも)
  聖母宮、大韓民国の智異山に祀られている山神

 ・智異山聖母(ちいさんせいぼ)、大韓民国の智異山に祀られている山神

 ・仙桃山聖母、西述山聖母 → 娑蘇夫人 - 新羅の建国神話の人物

 聖母マリア(せいぼマリア)
 (ヘブライ語: מִרְיָם‎, Miryām, アラム語: ܡܪܝܡ‎, Maryām, ギリシア語: Μαρία, María)

 イエス・キリスト(ナザレのイエス)の母、ナザレのヨセフの妻。ヨアキムとアンナの娘とされている。

 「聖母(せいぼ)」はカトリック教会、聖公会で最も一般的称号である。
 おとめマリア、処女マリア、神の母マリアとも。

 一方、マドンナは

 イタリア語の madonna が日本語に入ったもの。
 ma は「私の」の意。
 donna は「婦人・淑女」を意味し、ラテン語で家長・主人の意の dominus に由来する。
 madonna は「私の主人、私の婦人」ということで、聖母マリアや幼いキリストを抱いた聖母像をさす語となった。
 日本では、特に“憧れの女性”を示す語として定着した。

 ▼難読な昭和歌謡のタイトル?!

 ・銃爪(ひきがね)

 ・ジュリアに傷心(ハートブレイク)

 ・わたしの首領(ドン)

 ・長崎の女(ひと)

 ・Zokkon命(ラブ)

 ・来夢来人(らいむらいと)

 ・駆けてきた処女(おとめ)

 ・夢絆(きずな)

 ・密林少女(ジャングルガール)

 ・道頓堀人情(とんぼりにんじょう)

 ・処女的衝撃(ヴァージンショック)

 ・羯徒毘璐薫'狼琉(かっとびロックンロール)

 ▼サザンオールスターズ(桑田佳祐)作品は“当て字”の宝庫!

 赤い漢字(英語)の所、読めますか?

 1)俺を不良くさせた/吉田拓郎の唄

 2)夏の淫獣/エロティカセブン

 3)帰る祖国はここに決めた/悲しみはメリーゴーランド

 4) 情熱炎上/シュラバ★ラ★バンバ

 5)不細工な精子/汚れた台所

 6)闘魂だバキューム/BOHBO No.5

 7)ふたりの桃源郷/ベガ

 8)艷づくは片瀬川/Sea Side Woman Blues

 9)恋愛遊戯に酔いしれる/幸せのラストダンス

 10)政策の中身は同じかい/いいひと

 11)精子達よ粘膜に飛べ/Number Wonder Girl

 12)艷女のBody&Soul/Number Wonder Girl

 13)人生はまだ始まったばかりだ/月光の聖者達

 14)振り返れば日本が見える/100万年の幸せ

 15)真実虚飾のアバター/狂った女

 16)彼女と来たんだぜ/夢と魔法の国

 17)我が日本人従順なPeople/ROCK AND ROLL HERO

 18)人間より進化けた/01MESSENGER

 19)let it beと歌えし偉人がいて/素敵な夢を叶えましょう

 20)女陰愛液をもっと頂戴/JAIL~奇妙な果実~

 〔ウィキペディアより引用〕


   _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 『聖母(マドンナ)たちのララバイ』
       作詞 山川 啓介

 さあ眠りなさい
 疲れきった体を投げだして
 青いそのまぶたを
 唇でそっと ふさぎましょう

 ああ できるのなら
 生まれ変わり あなたの母になって
 私のいのちさえ
 差しだして あなたを守りたいのです

 この都会(まち)は 戦場だから
 男はみんな 傷を負った戦士
 どうぞ 心の痛みをぬぐって
 小さな子供の昔に帰って
 熱い胸に 甘えて

 そう私にだけ
 見せてくれた あなたのその涙
 あの日から決めたの
 その夢を支えて 生きてゆこうと

 恋人ならば いつかは消える
 けれども もっと深い愛があるの
 ある日あなたが あなたが背中向けても
 いつも私は あなたを遠くで
 見つめてる 聖母(マドンナ)

 今は 心の痛みをぬぐって
 小さな子供の昔に帰って
 熱い胸に 甘えて

 〔情報元 : Uta-net〕

 〔問題の回答〕

 1)不良く=わるく

 これは、知らない人でも当てそうですよね。

 2)淫獣=けだもの

 男がケダモノになるさまですねw

 3)祖国=ばしょ

 お隣の国と日本の話し。

 4)炎上=フレーム

 これは直訳ですね。

 5)精子=たね

 確かに、種ですw

 6)闘魂=ファイト

 英訳はFighting Spiritだけど、まあ近い意味。

 7)桃源郷=ザナドゥ(Xanadu) Xanaduを訳す場合、桃源郷とされる場合がある。

 8)艶づく=いろづく

 つやをいろと読むのは、匂艶THE NIGHT CLUBでメジャーになった。
 勿論変換しても出てこないw

 9)恋愛遊戯=ロマンス

 これも、直訳に近い。

 10)政策=メニュー

 政治批判な歌詞なので。

 11)精子=むし

 同じ精子でも、こちらではムシと読ますw

 12)艶女=アダージョ(Adagio)

 艶女(アデージョ)は、女性誌『NIKITA』による造語で、モテる中年女性を意味する(wiki)となってました!
 なので、桑田さんが作った訳ではなさそうですw

 13)人生=ショー

 人生をショーと捉える。

 14)日本=ふるさと

 こちらは、日本を大きく見てふるさとと捉える。

 15)真実=マジ

 虚飾=ウソ ある意味、そのままですねw

 16)彼女=マイベイベ

 英語風?ww

 17)日本人=ほう

 従順=ウブ 日本が我が方という内容で、ウブ=世間ずれしていないピュアな気持ち、それを逆に皮肉ってる感じ。

 18)人間=ひと

 進化けた=さばけた ひとは、分かりますね。
 さばける=整理する的な意味なので、進化をもって整然とされていく的な意味か?

 19)let it be=あるがままに

 もろ、直訳ですねw 因みに、偉人=ひと。

 20)女陰愛液=じょしあなジュース

 女陰愛液でネット検索すると、中国サイトに行くので、どうも語源は中国語みたいですね。
 意味は、そのまま女性の愛液の事ですが、じょしあなジュースと来ますかww

 〔情報元 : Ameba〕
 https://ameblo.jp/e-spot-sas/entry-11959266371.html




言の葉辞典 『祥』

2023-10-05 21:00:00 | 言の葉/慣用句

 ■『祥』⑴

 《読み方》

 訓読み さいわい
 音読み しょう

 《意味・由来》

 ① めでたいこと。喜ばしいこと。
 また、それらの前ぶれ。吉兆。瑞兆(ずいちょう)。
 
 ② 吉凶のしるし(縁起)。

 ③ 一周忌と三周忌との呼び名。
 一周忌を小祥、三周忌を大祥という。

 「礻(しめすへん)」は神様へのお祈りに使う台を表し、「羊」は動物の羊を表す。
 「祥」は「羊を生け贄に捧げて神様へお祈りしている」情景を表している。

 【対義語】
 不祥

 不祥とは、

 不吉であること。縁起が悪いこと。
 また、そのさま。

 関連項目 ー 不祥事 ー

 不祥事(ふしょうじ)

 一定の社会的な地位を持つ個人または団体などが起こした、社会的な信頼を失わせるような出来事である。
 主に今日のマスメディアにおいて用いられる単語である。
 醜聞(しゅうぶん)、スキャンダル(英: Scandal)などとも言う。

 なお、「祥」は「めでたい」という意味で、否定接頭辞を冠した「不祥」は「めでたくない」という意味であるため、元々「不祥事」は「めでたくない出来事」という意味になる。

 《概要》

 企業など社会的な団体がコンプライアンス違反とされる行為を行い、それが犯罪行為や不正行為(何処かしらに金銭が関わるものが主流)、重大事故、手抜き作業によって発生した商品の欠陥(およびそれにより発生した事故)として明るみに出た際に不祥事として認識される。
 例えば食品品種や賞味期限などの不正表示、テレビ番組やラジオ番組の捏造などが挙げられる。
 このように、「不祥事」という言葉は、官公庁や企業など大きな社会責務を負うべき(社会的な影響力がある程度以上に存在する)対象に対して使われるものであり、その中でもモラルの欠損など社会的に問題がある事由によって事件・事故に繋がった場合に用いられるものである。
 こうした組織が不祥事を防ぎ、法令遵守を前提に社会的責任を果たすことはステークホルダーや地域社会の持続可能性を向上させ、さらに世界の国・地域間の均衡ある発展を促進し、地球社会全体の持続的な繁栄につながるとの認識が広まり、CSRの概念が求められる背景となった。

 原因として適切なガバナンスや教育の欠如などが挙げられる。
 なお、無名の個人による犯罪・事故・不正行為などは、通例、「不祥事」とは言われない。
 ただし、その個人が職務中に起こした犯罪・事故・不正行為の場合、その人の所属する企業・団体などの不祥事となることがある。
 また不祥事を知りながら組織内で情報共有がなされず、結果的に対処が遅れる二次不祥事も指摘されている。
 例えばカネボウでは最初の苦情から約2年半の間商品欠陥が公表されず、結果的に企業の評価を毀損した。
 三菱自動車や化学及血清療法研究所はそれぞれ国土交通省や厚生労働省など国の行政機関から業務改善命令などの指摘を受けながらも不正を続けた。

 《不祥事の発覚》

 不祥事が発覚し、公に認知されるに至る原因は様々である。
 例えば、以下のようなものがある。

 ・企業や団体が、不正行為を隠蔽しようとしている場合などに、その構成員が外部に通報することで発覚する、すなわち内部告発によるもの。

 ・刑事事件の容疑者として検挙された結果、報道の対象となる。

 ・自ら不正行為を暴露してしまうもの(この場合、本人は不正行為について何とも思っていないことが多い)。

 ・事業提携先など外部関係者による通知によるもの(三菱自動車の燃費不正発覚は日産自動車のテストが発端)。

 《不祥事後の対処》

 企業・団体が重大な不祥事を起こした場合、その責任者が責任を取って辞職することが多く、また、証拠品押収などの目的で警察による家宅捜索が行われることもある。
 CMなどの宣伝活動やイベントなども一定の期間自粛される。
 日本の場合、不祥事を起こした企業のCMが流れるはずであった時間帯はACジャパンのCMなどに差し替えられる。
 不祥事を起こした企業や団体は、イメージチェンジや今後の方針などを人々に対して示し、信頼を回復することが生き残りのための課題となる。

 著名人などが不祥事を起こした場合、その人は一定期間、活動の自粛を余儀なくされる。
 また、テレビやラジオの番組の顔となる司会者が不祥事を起こした場合や、番組収録中に重大事故が起きた場合などは、番組そのものが打ち切りとなる場合もある。
 テレビ番組において、著名人の不祥事が起きた後、未放送分の収録で既にその著名人が出演してしまっている番組では、その収録分が放送される際、事件前の収録である旨を伝えるテロップが表示されたり(ただし、山本モナの2度目の不祥事に関してはテロップ表示がされなかった)、出演している場面をカットして放送することがある。
 テレビ・ラジオ局社員であるアナウンサーの不祥事の場合、不祥事の度合いによって出演番組内で経過説明・謝罪を行なって終わらせるケースや、その上で出演番組を降板してデスクワークに専念するケース、アナウンサー部局から別部署(この場合、人事局付・総務局付の場合が多い)へ異動となるケースなどがある。

 どちらの場合も、一度失った信頼は中々取り戻せず、回復には相当の努力と時間を要し、今後の活動への大きな足枷となる。
 しかし、不祥事の発覚後は失墜した信頼を回復しなければならないにも関わらず、不祥事に対する反省が見られない行動をしたり、また別の不祥事が発覚してしまったりなど、不祥事が新たな不祥事を生む例が後を絶たない。
 これは、一度失墜してしまった信頼が回復するどころか、さらなる失墜を招いてしまう事になる(いわゆる悪循環である)。
 このような状態に陥ると信頼の回復は極めて難しくなり、信頼を回復しようにも回復できず深刻なダメージを受けて自滅へと追い込まれる例も多い。
 このため、不祥事のため廃業・倒産に追い込まれた企業も決して少なくはなく、一方で信頼回復を果たした企業・団体はきわめて少ない。
 一方で軽微な不祥事に対し、十分な反省・対策を行った結果、むしろ逆に評判がよくなった事例がある。

 ▼現代社会の反応

 不祥事を起こした企業・団体・人物に対して、インターネット上で厳しい批判が行われることが多い。
 過去に大きな不祥事を起こした企業・団体・人物が再び不祥事を起こした場合、たとえそれが小さな不祥事でも強い批判を受ける傾向がある。
 また不祥事の起きた特定の企業を糾弾するためのまとめサイトを作成する者もいる。
 これらの事から、ネット社会(情報化社会)の現代では、信頼回復は昔に比べて容易なものではないという意見もある。

 ▼現代社会の反応

 不祥事を起こした企業・団体・人物に対して、インターネット上で厳しい批判が行われることが多い。
 過去に大きな不祥事を起こした企業・団体・人物が再び不祥事を起こした場合、たとえそれが小さな不祥事でも強い批判を受ける傾向がある。
 また不祥事の起きた特定の企業を糾弾するためのまとめサイトを作成する者もいる。
 これらの事から、ネット社会(情報化社会)の現代では、信頼回復は昔に比べて容易なものではないという意見もある。

 《企業・団体で不祥事が起きやすい環境および体質》

 これらは必ずしも不祥事の発生源であるとは限らないが、その可能性が高いとされているものである。

 ◆金儲け主義(社会や消費者を軽視して自社の利益を最優先する姿勢。
 電通の持続化給付金丸投げや家賃支援給付金事業下請け圧力問題などの事例)

 ◆秘密主義(隠蔽体質)

 ◆権威主義(上層部が絶対的な権力を持っている)

 ◆同族経営(創業者などによる独裁的な体質。ワンマン体質。創業家にものが言えない大王製紙事件、帝京大学医学部裏口入学事件などの事例)

 ◆上層部が親会社や筆頭株主、省庁からの天下り(下層部への丸投げや責任転嫁、「無謬神話」という名の責任逃れ)。

 ◆会社のOBや相談役などの発言力が強いままである(東芝、日本郵政などの事例) など、意思決定プロセスに影響を与える要素が多く、コーポレート・ガバナンスの浸透によって不正の温床を正すことが全国的に求められている。

 ◆ぬるま湯的体質で自己管理・規律の機能が働かない。

 ◆自社のブランドに驕っている、または過去の成功体験、栄光にしがみついている。

 ◆建築業界の多重下請け構造
 2015年10月、三井不動産レジデンシャル販売のパークシティLaLa横浜が傾斜した問題で、下請けの旭化成建材などによる建設時の「くい打ち」データの偽装を受け、東京商工リサーチによるくい打ち業者の動向に関する調査結果が発表された。
 その中で、建築作業における業者の大半は元請ではなく、日本の業界特有の多重下請構造の中で2次や3次、4次の会社であり、資本力や発言力の強い売主や元請の意向に業況は大きな影響を受けやすいことが指摘された。

 ▼企業コンプライアンス
(英語: regulatory compliance)または(レギュラトリー・コンプライアンス)。

 組織が、関連する法律、政策、および規制を認識しており、それらを順守するための措置を講じていることを確実なものとするための取り組みにおいて達成すべきことの目標を設定することを意味する。
 現代においては、関連する法令等が増え、運用における透明性確保のため、組織にとって統合され一貫性あるコンプライアンス管理の必要性が高まってきている。
 この統合管理のアプローチは、リソースを不必要に重複させることなく、必要なすべてのガバナンス要件を確実に満たすために必要となることとされている。

 ▼日本における名称

 一般に、コンプライアンスとは「要求や命令などに従うこと」ことを意味し、仕様、規格、ポリシー(政策)、法律などに準拠することを指す。
 レギュラトリー・コンプライアンスという言葉は、直訳すると「規制に準拠または遵守(順守)すること」となるが、日本においては「法令(等)遵守(順守)」、または「企業コンプライアンス」などと訳されることがある。
 本文においては、以下、レギュラトリー・コンプライアンスとする。
 なお、「従う」べき法令等とは異なり、自ら培い自主的に実践する倫理については、それぞれの企業組織と職能団体や業界団体がよって立つ職業倫理として掲げる倫理綱領などがあり、さらにはビジネスにおいてはビジネス倫理(Business ethics)(いわゆる企業倫理)があり、コンプライアンスと職業倫理は歴史的にも内容的にも根本的に全く異なる別の概念である。

 ▼課題

 レギュラトリー・コンプライアンスの一部である、記録保持(Data retention)は、多くの場合、課題となることが明らかになっている。
 これは、業界の規制に準拠することで得られる安全性と、ユーザーのプライバシーを保護することは、相反するようなケースが存在するからである。
 具体的には、記録保持に関する法律および規制は、そのデータ所有者およびその他のサービスプロバイダーに対して、通常の業務に必要な期間を超えるユーザーアクティビティの広範な記録を保持することを求めている場合がある。
 これらの要件は、プライバシー権の保護を求める立場の人々によって疑問視されている点となっている。
 特に、米国などの国においては、各法律において、忘れられる権利を与えることが義務付けられており、要求された場合はマーケティングリストから個人を削除するか、個人情報を第三者と共有する時期と理由を伝えるか、少なくともそのデータを共有する前に許可を求める必要がある。
 しかしながら、同時により長い期間の記録保持を求める新しい法律が出てきており、この分野でのレギュラトリー・コンプライアンスは困難を伴うものとなっている。

 ▼企業倫理(きぎょうりんり)
 (英: business ethics)

 企業行動とそれを実現する企業内における人間の行動に関して、意思決定の根幹となるもので、自然人の倫理にあたるものである。
 なお、コンプライアンス(法令遵守)の訳語として用いられる時もある。
 また、応用倫理学の一分野として企業倫理学と呼ばれることもある。

 ▼企業倫理とは何か

 企業の行動は投資家、消費者などのステークホルダーに大きな影響を与え、あるいは社会や環境に深刻な被害を与えるものであり、企業の行動は常に高い倫理性をもって行われなければならない。
 現実の企業においてはいかに掲げる種々の事柄と強く結び付くことによって、経営者をはじめとした企業体の行動に関係する一人一人の人間が、個々の現場において倫理的に正しい判断を行うことによって企業の倫理は守られている。
 京セラ創業者である稲盛和夫による「京セラフィロソフィー」を含む一連の経営哲学は経営理念の重要性を説くものとして、国内外から著名な概念として知られる。

 ◆コンプライアンス

 倫理あるいは道徳と法は互いに密接な関係を持っているものの、別なものである。
 しかしながら各種法令の遵守体制ができている企業の倫理は総じて高い。

 ◆社是・社訓

 社是・社訓はその企業の行動規範を示したもので、その企業の企業倫理の根幹をなすものである。
 経営者や個々の従業員の全ての行動判断の基準に社是・社訓を置くことは有効とされる。

 ◆社風

 社風とは、その会社の風紀、性情を表すもので、一般に、体育会系、家族的、軍隊的、官僚的、野武士、お公家等の言葉であらわされることが多い。
 社風と企業倫理の実践は別のものである。
 しかし、会社の急成長・急拡大を優先させる社風や経営トップが世間体・会社の面子を優先させるような社風の場合、会社の実態に倫理が追い付かず、企業倫理の徹底が末端の社員や経営者全般に行き届かないことがあり、結果として不祥事を引き起こす場合もある。

 ◆個人のモラル

 会社を動かしている要素が一人一人の人間である以上、企業倫理の実践において最後に問題になるのは個々の人々の倫理感である。
 しかしながら、企業活動の中においてはしばしば個々の人々の倫理観がないがしろにされることがある。
 この結果企業の活動が社会に大きな影響を及ぼすことがあるため、国や一部の企業においては内部通報制度を設け、企業がハラスメント行為など正しくない行動をとらないように、また、そのような行動をとった場合にこれを認知し、対応できるようにしている。

 〔ウィキペディアより引用〕


   _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 『街物語』 作詞 山下達郎

 路地裏の子供たちは
 知らぬ間に 大人になって
 本当の 愛のことを
 少しずつ 知り始める

 たそがれに ときめいて
 雨音を さみしがる
 あいまいな 季節さえも
 たまらなく 今 いとしい

 めぐり逢い 惹かれ合い
 「幸せになろうね」って
 ささやいて この街の
 物語になっていく
 不器用な恋の記憶

 AND THE GOES ON
 AND THE GOES ON...

 さよならは 終わりじゃない
 想い出は 消せないから
 この道で 二人して
 小さな空を見上げていた

 きらめきが 色あせても
 ぬくもりが 残っている
 アスファルトに 君の影が
 焼き付いたまま 潤んでる

 手を振って ほほえんで
 「幸せになってね」って
 つぶやいて 僕はまた
 もう一度歩き出そう
 この街で生きていこう

 AND THE GOES ON
 AND THE GOES ON

 君のこと 忘れない
 大切なこと もらった
 本当の 愛のかたち
 今はまだ見えなくても
 物語は続いていく

 めぐり逢い 愛し合い
 いつかまた 離れていく
 手探りで でも 胸を張り
 僕はまた歩き出すよ
 この街で生きていくよ
 物語は続いていく
 物語は続いていく...

 AND THE GOES ON
 AND THE GOES ON...

 〔情報元 : Uta-net〕




 

言の葉辞典 予備知識 Q.01

2023-10-01 21:00:00 | 言の葉/慣用句

 ■当て字についてー。①

 当て字(あてじ、宛字)とは、字の本来の用法を無視して、当座の用のために異なる語の表記に転用した漢字などの文字。
 字を当てるのではなく、代わりとなる字を充てるので、“充て字”と表記されることもある。

 当て字は、「(当座の)字を当てる」という日本語の表現に由来した概念であり、通例は漢字の転用についていう。
 具体的には、

 ・漢字の字義を無視し、読み方のみを考慮して漢字を当てる場合。狭義にはこれのみを指す。
 借字ともいう。

 ・漢字の読み方を無視し、字義のみを考慮して漢字を当てる場合。
 広義にはこれを含む解釈もある。
 なお六書の「転注」がこれを指すとする学説がある。
 日本語の熟字訓も含まれる。

 の両者をいう。

 また、漢字を使う中国などでは、文字の画数が多く煩雑で、正しい書き方が思い出せない場合、同音で簡単に書ける漢字や数字で代用することが行われる。
 中国語ではこの種の当て字を「白字」(バイズー)と呼ぶが、これも仮借の一種である。
 当て字には、『学年別漢字配当表』(教育漢字)や『常用漢字表』に掲載されていない漢字や読みを使うものが多く、その場合、マスコミ等では法令の定めにより使用することを原則として避けている。
 前者では、侮蔑・揶揄などの意味で同じ発音で「悪い意味」のある字を使ってできた当て字も存在する(例:国道→酷道)。

   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 仮借(かしゃ、かしゃく、假借)とは、漢字の造字法および用字法を説明する六書(りくしょ)の一つ。
 その語を表す字がないため、既存の同音あるいは類似音をもつ字を借りて表記することをいう。
 当て字の一種だが、特に一字で表記し、定着して後まで伝わったものを指す。通仮と重なる。

 ※通仮字(つうかじ、中国語: 通假字)または通仮は、漢字の用法の一種。
 字音が同じ漢字を、字義も同じとみなして転用すること。
 音通・仮借と重なる。

 《概要》

  例えば「我」は、矛の一種を表す字であったが、仮借により「われ」を表すようになった。
 また、七という字も[たちきる]という意味があったが仮借により[なな]を表すようになった。
 六書のうち、他の象形・指事・会意・形声が字の成り立ちをいうのと異なり、仮借は既にある漢字の運用方法に関する原則を表している。
 仮借による字義が本来の字義を圧倒して使われるようになった場合、もとの本義に対して偏などの意符がつけられ、形声字にすることが多い。
 例えば、「求」は「かわごろも」であるが、仮借によって「もとめる」の意味に使われるようになると、本来の「かわごろも」を指す時には「衣」がつけられ「裘」と書かれるようになった。
 他にも「其」が「箕」に、「然」が「燃」に、「者」が「煮」になったなど、例が様々挙げられる。
 象形が仮借され、部首が付けられる例が多いようである。

   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 《当て字の例》



 日本の漫画作品に見られる当て字。
 「超電磁砲」で「レールガン」と読ませている。

 日本語においては、漢字とかなの混用によって語の切れ目を表示するため、かつては借用語を含め自立語は全て漢字表記する傾向があった。
 このため、表音文字(かな)で転写できるにもかかわらず、固有名詞の借用語を中心に漢字による当て字の事例が大量に存在する。
 固有名詞の語形は中国語からの借用が多いが、日本語独自の例も見られる(中国語については中国語における外国固有名詞の表記も)。

 ・中国語と同形の例:ギリシャ「希臘ギリシャ」
 メキシコ 「墨西哥(メキシコ)」
 キリスト 「基利斯督(キリスト)」など。  

 ・日本語独自の語形の例:ドイツ - 「独逸(ドイツ)」「独乙(ドイツ)」
(中国語表記は「徳意志」)
 ベルギー「白耳義(ベルギー)」
(中国語表記は「比利時」)など。

 中国語では用いられなくなった形が日本語に残存したものが多い。
 また、これとは別に音訓を混用して表記するものもある。

 ・日本における音訓混用の語形の例:ウルグアイ「宇柳貝(ウルグアイ)」「宇柳具(ウルグアイ)」
 (前者は当て字の一つ、後者はそれから変化したもの(貝と具の書き誤り))
 パラグアイ「巴羅貝(パラグアイ)」など このほか、自立語に対する当て字の例には以下のようなものがある。

 ・型録(カタログ)
 ・咖喱(カレー)・咖哩(カレー)
 中国語に準ずる表記であり、日本では1990年代発売のレトルトカレーの商品名で広まったといわれる。
 ・可愛い(かわいい)
 ・珈琲(コーヒー)宇田川榕菴による当て字。

 ・背広(せびろ)

 ・珍紛漢紛(ちんぷんかんぷん)

 ・珍糞漢糞(ちんぷんかんぷん)

 ・陳奮翰奮(ちんぷんかんぷん)

 ・出鱈目(でたらめ)

 ・時計(とけい)

 ・馬鹿(ばか)

 ・滅茶苦茶(めちゃくちゃ)

 ・滅多(めった)

 ・目出度(いめでたい)・芽出度い(めでたい)

 ・矢鱈(やたら)などがある。

 また、夏目漱石が、当て字をよく用いていた作家として有名である。

 ・瓦楽多(がらくた)

 ・伽藍堂(がらんどう)

 ・愚図愚図(ぐずぐず)

 ・頓痴気(とんちき)

 ・浪漫(ロマン)

 現在の日本語では、漢字に加えひらがなとカタカナの混用によって語の切れ目を表示するようになり、外来語はカタカナ表記されることが通例になっている。

 上記の例からもわかるとおり、漢字の仮借による当て字は、必ずしも字義を無視するとは限らず、特定の意味をもつ字を意図的に選ぶことがある。

 人名に漢字を当てる場合は特にこの傾向が強い。

 また逆に、特定の字(自立語的な意味では使われない字が多い)を特定の音を表す当て字用の文字として多く使う。

 (例えば「亜」「阿」は、「ア」。
「斯」は、「シ」「ス」。
「加」は、「カ」など)

 ことによって、意味の喚起を抑えようとする用例も見られる。
 また、当て字の使用が字義に移った例もある。

(例:「欧」は本来「体を曲げてかがむ」という意味であり、「吐く・もどす」「殴る」「うたう」の意味にも用いられたが、現在ではこれらの用例はほとんどなく、当て字としての「ヨーロッパ」の意味で用いられている)。

 ▼読みの意味に漢字を当て字した例

 古くから漢語に大和言葉が義訓・熟字訓として当てられてきたが、大和言葉から和製漢語が生まれることもあった。
 例えば、「ものさわがし」に「物騒」、「よりあい」に「寄合」、「よりみち」に「寄道」などである。

 なお、誤解や漢文方言などの定着、漢語及び日本語の単語の意味の変遷なども合わさって、和語と漢字の対応には曖昧さがあった。

 明治から始まる言文一致と文明開化による西洋文化の流入によって、欧文音写したカタカナにその意味から漢字を当て字する例も増えた。

 借用語を和語として扱い、熟字訓を和魂洋才したものとも言える。
 例えば、大正においては下記の例などが使われている。

 ・接吻(キッス) ・厨夫(コック)
 ・背景(バック) ・覇王樹(サボテン)
 ・頁(ページ)・骨牌(カルタ)
 ・憂鬱症(ヒステリィ) ・情調(ムウド)
 ・憂鬱(メランコリイ)・郷愁(ノスタルヂャア)
 ・衝撃(ショック)・異国趣味(エキゾチック)
 ・麦酒(ビイル) ・火酒(ウォッカ)
 ・小酒杯(リキュグラス(リキュールグラス)) ・外廊(ヴェランダ)
 ・露台(バルコン(バルコニー))
 ・傾斜面(スロウプ) ・食卓布(テエブルクロース)
 ・帷(カーテン)・喞筒(ポムプ)
 ・緑玉(エメラルド) ・白金(プラチナ)
 ・石鹸(シャボン)・珈琲店(カフェ)  ・牛乳(ミルク)・短艇(ボート)
 ・円弧灯(アークとう)・洋灯(ランプ)
 ・裁縫機械/裁縫器(ミシン)
 ・西洋手拭(タヲル)・絹帽(シルクハット)
 ・羽毛頚巻(ボア)・洋杖(ステッキ)  ・二声楽(デュエット)・小歌(リイド)
 ・愁夜曲(ノクチュルノ)・小夜曲(セレナーデ)

 また、白話訓読において文脈に合わせてルビを振るのと同じように、和文においても文脈に合わせて当て字が行われていた。
 例えば、下記などがある。

 ・生活(くらし)・衰弱(つかれ)
 ・爆発(はじか)せ・灯火(あかり)
 ・洋書(ほん)・懐中時計(とけい)
 ・墳墓(はか)・肥満女(ふとっちょ)
 ・ 西洋操人形(あやつりにんぎょう)
 ・物語(レジェンド)・並木道(アベニュ)
 ・北極光(オーロラ)・湯沸(サモワル)

 なお近年、創作物におけるキャラクター名や、いわゆるキラキラネームにもしばしば難解な当て字が用いられる。

 関連項目 ー 暴走族(文化) ー

 ▼暴走族(ぼうそうぞく)

 オートバイなどを乗り回し、騒音をまき散らしたり無謀な運転をしたりして著しく道路における交通の危険を生じさせたり、著しく他人に迷惑を及ぼしたりする行為を行う集団の総称。

 《文化》

 暴走族は自分たちの存在を誇示するために、それぞれ固有の旗やユニフォームを持っている場合があり、それを表す文字や記号を沿道の建築物の壁面や塀、道路設備(電柱や立看板)などに落書きし、またステッカーを貼るなどの縄張り宣言、ヴァンダリズムが行われることもある。
 共同危険型暴走族は、それに当て字でわざと旧字体のような難しい字や意味のよくない漢字を用いることが多い。
(例:「夜露死苦(よろしく)」、「愛羅武勇(アイ・ラブ・ユー)」、等。)

 外国地名および国名の漢字表記

 ※注意!
 これから述べる文言は“当て字”ではなく、あくまで“外国語の日本語表記”です。
 参考迄、綴ります。

 ◆大州名

 ・アジア 亜細亜

 ・アフリカ 阿弗利加

 ・ヨーロッパ 欧州

 ・北アメリカ 北米

 ・オセアニア 阿西亜尼亜

 ◆地方名

 ・イングランド 英倫

 ・ウェールズ 威爾斯

 ・コーカサス 高加索

 ・シベリア 西比利亜

 ・シャム 暹羅

 ・スコットランド 蘇格蘭

 ・チベット 西蔵

 ・ノルマンディー 諾曼的

 ・ペルシア 波斯

 ・ボスニア 波斯尼亜

 ・ボヘミア 波希米亜

 ・ポリネシア 波里尼西亜

 ◆州名

 ・アイダホ 愛代和

 ・アラスカ 阿拉斯加

 ・アリゾナ 阿里蘇那

 ・オレゴン 阿里干

 ・カリフォルニア 加州

 ・ケンタッキー 建徳基

 ・ジョージア 惹爾日亜

 ・テキサス 得撒

 ・テネシー 典納亜

 ・フロリダ 仏勒里達

 ・ミシシッピ 密士失比

 ・ルイジアナ 魯西安納

 ◆都市名・地区名

 ・アカプルコ 赤保留古

 ・アテネ 雅典

 ・アムステルダム 安特堤

 ・アラハバード 阿羅波婆土

 ・ウィーン 維納

 ・ウェストミンスター 味斯閔斯徳

 ・ウェリントン 維児林頓

 ・エディンバラ 以丁堡

 ・エルサレム 耶路撒冷

 ・オークランド 奥克蘭

 ・オタワ 倭塔瓦

 ・オックスフォード 牛津

 ・カイロ 改羅

 ・クウェート 科威都

 ・ケープタウン 岌朴敦

 ・ケンブリッジ 剣橋

 ・コペンハーゲン 哥本哈干

 ・サイゴン 西貢

 ・サンパウロ 聖保羅

 ・サンフランシスコ 桑港

 ・シアトル 舎路

 ・シカゴ 市俄古

 ・シドニー 雪特尼

 ・ジャカルタ 巴達維亜

 ・ジュネーヴ 寿府

 ・ドーバー 堂宇留

 ・トリノ 多霊

 ・ナポリ 那波里

 ・ニューヨーク 紐育

 ・パリ 巴里

 ・ハリウッド 聖林

 ・バルセロナ 巴西羅挪

 ・ベネチア 威内斯

 ・ベルリン 伯林

 ・ボストン 波士敦

 ・ホノルル 花瑠瑠

 ・ボルドー 波耳多

 ・マドリード 馬徳里

 ・マニラ 馬尼剌

 ・マルセイユ 馬耳塞

 ・マンチェスター 曼識特

 ・ミュンヘン 慕尼克

 ・ミラノ 未蘭

 ・モスクワ 莫斯科

 ・リオデジャネイロ 里痾徳蘭徳

 ・ローマ 羅馬

 ・ロサンゼルス 羅府

 ・ロンドン 倫敦

 ・ワシントンD.C. 華盛頓

〔ウィキペディアより引用〕


   _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 『ツッパリHigh School Rock'n Roll (登校編)』 作詞 : タミヤヨシユキ

 今日も元気にドカンを、きめたら
 ヨーラン背負ってリーゼント

 つっぱりHigh School Rock'n'roll
 つっぱりHigh School Rock'n'roll

 ソリも入れたし弁当も持ったし
 可愛いあの娘はくるくるパーマに
 長めのスカートひきずって

 つっぱりHigh School Rock'n'roll
 つっぱりHigh School Rock'n'roll

 お手手つないで駅までしあわせ
 駅についたらとっぽい兄ちゃんと
 ガンのくれあいとばしあい

 つっぱりHigh School Rock'n'roll
 つっぱりHigh School Rock'n'roll

 タイマンはりましょ赤テープ同志で

 (セリフ)
 かあちゃんそんなに心配するなよ
 勉強きらいな俺だけどさ
 人にはそれぞれあった道ってもんがあるんだよ
 もっとやさしく大きな愛で ひ弱な僕を包んでほしいなァ
 なんだよTAKU あそこにマブい女いるじゃんヨー
 ダセェー男つれてんな あれジョニーじゃない

 電車に乗ったら便所にかけ込みー駅だけのHappy Time

 つっぱりHigh School Rock'n'roll
 つっぱりHigh School Rock'n'roll

 火のない所に煙り立てて
 電車をとび降り改札抜けたら
 学校までは猛ダッシュ

 つっぱりHigh School Rock'n'roll
 つっぱりHigh School Rock'n'roll

 またまた遅刻で今日も呼び出し

 〔情報元 : Uta-net〕


 

言の葉辞典 『雨』①

2023-09-25 21:00:00 | 言の葉/慣用句

 ■雨(あめ) ①

 《意味》

  上空の水蒸気が冷えて、水滴となって地上に落ちてくる現象。
 また、その水滴。

 《語源・由来》

 雨の語源を大別すると、「天(あめ)」の同語説と、「天水(あまみづ)」の約転説になる。
 古くから、雨は草木を潤す水神として考えられており、雨乞いの行事なども古くから存在する。
 「天」には「天つ神のいるところ」といった意味もあるため、雨の語源は、上記「天」「天水」のいずれかであると考えられる。

 雨(あめ、英語: rain)とは、大気から水の滴が落下する現象で、降水現象および天気の一種。
 また、落下する水滴そのもの(雨粒)を指すこともある。
 大気に含まれる水蒸気が源であり、冷却されて凝結した微小な水滴が雲を形成、雲の中で水滴が成長し、やがて重力により落下してくるもの。
 ただし、成長の過程で一旦凍結し氷晶を経て再び融解するものもある[4]。地球上の水循環を構成する最大の淡水供給源で、生態系に多岐にわたり関与する他、農業や水力発電などを通して人類の生活にも関与している。

 《雨の形成》

 ▼水蒸気から雲へ

 水蒸気から雲へ 編集 地球の大気(空気)は、場所により量が異なるが、水蒸気を含んでいる。
 この水蒸気は、海洋や湖の表面、地面からの蒸発、植物からの蒸散などを通して供給されるものである。
 空気中の水蒸気の量を表す身近な指標として相対湿度があり、通常は単に湿度と呼ぶ。相対湿度とは、空気がある温度(気温)であるときに含むことができる水蒸気の最大量(飽和水蒸気量)を100%とし、実際に含まれている量を最大量に対する割合で表したものである。
 例えば、気温25℃・相対湿度50%の空気には、1m3(=1000リットル)あたり11.4gの水蒸気が含まれる。
 空気の相対湿度が増して100%に達することを飽和という。
 空気は、何らかの要因によって冷やされることで飽和する。
 飽和した空気では、水蒸気が凝結して微小な水滴を形成する。これが雲である。
 先の例に挙げた、25℃・相対湿度50%の空気1m3を考える。この空気には11.4gの水蒸気が含まれる。
 これを10℃まで冷却すると、10℃の飽和水蒸気量は9.3g/m3なので、11.4 - 9.3 = 2.1g分が凝結し水滴となることが分かる。

 空気を冷却して飽和させるプロセスは、主に断熱膨張による冷却である。断熱膨張とは、上空へいくほど気圧が低いため、空気が持ち上げられて気圧が下がると膨張し、同時に冷却されることを言う。
 大気の対流、気団同士の衝突(前線)などの大気の大規模な運動、また気流が山にぶつかったりするような物理的障害によって起こる。
 このほかには、例えば暖かい空気が冷たい海面に触れたり、空気が熱放射として宇宙に向かって赤外線を放射したり(冬の晴れた夜間に起こる放射冷却としてよく知られている)、降雨時の雨粒が蒸発の際に潜熱を奪い周りの空気を冷やしたりするプロセスがある。

 ▼水蒸気から雲へ

 地球の大気(空気)は、場所により量が異なるが、水蒸気を含んでいる。
 この水蒸気は、海洋や湖の表面、地面からの蒸発、植物からの蒸散などを通して供給されるものである。
 空気中の水蒸気の量を表す身近な指標として相対湿度があり、通常は単に湿度と呼ぶ。相対湿度とは、空気がある温度(気温)であるときに含むことができる水蒸気の最大量(飽和水蒸気量)を100%とし、実際に含まれている量を最大量に対する割合で表したものである。
 例えば、気温25℃・相対湿度50%の空気には、1m3(=1000リットル)あたり11.4gの水蒸気が含まれる。
 空気の相対湿度が増して100%に達することを飽和という。空気は、何らかの要因によって冷やされることで飽和する。
 飽和した空気では、水蒸気が凝結して微小な水滴を形成する。これが雲である。  
 先の例に挙げた、25℃・相対湿度50%の空気1m3を考える。
 この空気には11.4gの水蒸気が含まれる。これを10℃まで冷却すると、10℃の飽和水蒸気量は9.3g/m3なので、11.4 - 9.3 = 2.1g分が凝結し水滴となることが分かる。

 空気を冷却して飽和させるプロセスは、主に断熱膨張による冷却である。断熱膨張とは、上空へいくほど気圧が低いため、空気が持ち上げられて気圧が下がると膨張し、同時に冷却されることを言う。
 大気の対流、気団同士の衝突(前線)などの大気の大規模な運動、また気流が山にぶつかったりするような物理的障害によって起こる。
 このほかには、例えば暖かい空気が冷たい海面に触れたり、空気が熱放射として宇宙に向かって赤外線を放射したり(冬の晴れた夜間に起こる放射冷却としてよく知られている)、降雨時の雨粒が蒸発の際に潜熱を奪い周りの空気を冷やしたりするプロセスがある。

 ▼凝結・暖かい雨

 空気中での水滴の凝結は実際には、凝結核を介して行われる。
 球の形をする水滴には表面張力が働くが、水滴が小さいほど表面張力が強く核生成が安定しない。
 ある実験によれば、ほこりのない非常に清浄な空気中では、0℃のとき相対湿度が100%を超過(過飽和)してさらに430%まで達しなければ、水滴は自発的に形成されない。
 対して、通常の大気のように凝結核がある空気中では、エアロゾル粒子の働きにより凝結が助けられるため、相対湿度は概ね101%を上回ることがない。雲の凝結核として働く主なエアロゾル粒子には、燃焼ガスや火山ガスに由来する0.1-1µmの硫酸塩粒子、海のしぶきに由来する数µmの海塩粒子や、土壌由来の粒子、有機エアロゾルなどがある。
 雲ができたての時の水滴(雲粒)の大きさは、半径1 - 20µm(0.001 - 0.02mm)程度である。
 これに対し、雨粒の平均的な大きさは半径1,000µm(1mm)である。
 なお、雲の中には1m3あたり1000万 - 数百億個の雲粒が存在する。
 半径1 - 10µm程度の初期の段階では、雲粒の表面にさらに水蒸気が凝結していくことにより通常でも数分ほどで10µm程度の大きさに成長する(凝結過程)。
 しかし、凝結による成長は粒径が大きくなるほど遅くなる。
 雲粒の平均を半径10µmだとして、半径100倍の1,000µmに成長するためには、体積にして100万倍、これを雲の中の平均的な水蒸気量の下で凝結だけで行うと約2週間かかると試算され、現実とはかけ離れている。
 実際には、10 - 30µm程度に達すると水滴同士の衝突により成長する(併合過程)。衝突併合による成長は粒径が大きいほど速いため、この段階では加速的に成長が進む。
 なお、海洋の積雲では、吸湿性の海塩粒子が豊富な事から大きな粒子がすぐに生成され、雲ができ始めてから20 - 30分程度で雨が降り出すことも珍しくない。

 上記のように、一貫して液体のまま雨として降るプロセスを「暖かい雨」という。
 これに対し、途中で凍結して氷晶になり、再び融解して降るプロセスを「冷たい雨」という。
 日本で降る雨は、およそ8割が「冷たい雨」のプロセスによるものだと言われている。

 

 ▼氷晶・冷たい雨

 気温が0℃を下回る冷たい空気の環境下で起こる。
 単体氷晶の形成としては、水蒸気が凝結核を介して凝結した水滴がさらに凍結核の働きにより凍結し氷晶となるパターンと、水蒸気が昇華核を介して昇華し直接氷晶を形成するパターン、さらに、氷晶同士の衝突などで生じる二次氷晶がある。
 空気中では、気温が0℃を少し下回ったくらいでは水滴の凍結が始まらないことが多い。
 0℃以下で凍らない状態を過冷却と言う。
 凍結核は、水滴に衝突することによる衝撃や、水滴に溶け出すことによる化学的効果などを通して、概ね-30℃以上の環境下で凍結を促す。
 -30℃以下の環境では、昇華による氷晶の形成が起こる。
 また、-40℃以下の環境では、凍結核がない場合でも純水の均質核生成により水滴が凍結する。
 雲の中で一部の水滴が凍って氷晶になり始めると、周囲に存在する過冷却の水滴は蒸発して氷晶の表面に昇華するため、急速に成長する。例えば直径10µmの氷晶は、同じ大きさの水滴に比べて10倍の速度で成長する。
 氷晶は成長過程で分化し、結晶が集まった雪片になるものと、主に積乱雲の中で生じるが丸みを帯びた氷の粒(霰や雹)になるものに分かれる。
 雪片や霰が落下する途中で、0℃より高い空気の層に達すると融け始め、完全に融けると液体の雨粒となる。
 融けきれない場合は雪となる。
 雪は落下途中で昇華(気化)しながら昇華熱を放出するため、2 - 3℃程度では雪の形状を保ったまま降ることがある。雪になるか雨になるか、あるいは雪と雨が混合する霙になるかは、気温と相対湿度により決まる。
 またごく稀に、冷たい雨の成立する環境下で上空に0℃以上の逆転層が存在する時、落下中は液体(過冷却)であるものの着地時に凍結して氷の層(雨氷)を形成する、着氷性の雨というものも存在する。

 

 ▼雲から雨へ

 なお、雲の段階で水滴が落ちてこないのは、落下速度が遅いからである。
 半径1 - 10µmのオーダーの水滴の終端速度は1cm/sに満たないが、雲の中ではこれを優に上回る速度の上昇気流が普通に存在するため、浮かんでいるように見える。
 一方、水滴が半径1mm(直径2mm)のときの終端速度は7m/sに達し、上昇気流を振り切って落下する。
 短い場合、特に海洋上で発生する積雲の場合、雲ができ始めてから最短15 - 20分程度で雨が降り出す場合がある。また熱帯地方の「暖かい雨」の場合も、30分 - 1時間程度で雨が降り出す。
 ただ、これらより長く滞留して降る雨も少なくない。
 主に雨を降らせる雲は、十種雲形において層雲、乱層雲、積乱雲に分類される雲である。
 層雲は地上に近いところにでき、弱く変化の少ない雨を降らせることが多い。乱層雲は灰色を呈し風により変化に富む形状をする雲で、雨を降らせる代表的な雲である。
 積乱雲は上空高くもくもくと盛り上がる雲で、乱層雲よりも激しく変化の大きい雨を降らせ、しばしば雷や雹を伴う。
 雨雲の下端(雲底)の高さは実にさまざまだが平均的には約500m - 2,000m程度で、多くの雨粒はこの距離を落下してくる。
 周囲の空気が乾燥していると、雨は落下する途中で蒸発してしまう。このときには、雲の下に筋状の雨跡を見ることができ、これを降水条や尾流雲と呼ぶ。

 《雨の降り方》

 ▼降水型

 雨は、雲を生じさせる要因によりいくつかの降水型に分類できる。

 ・対流性降雨 - 不安定成層をした大気において生じる対流性の雲から降る雨。

 ・地形性降雨 - 山のような地形の起伏により気流が強制的に上昇させられて生じる雲から降る雨。

 ・前線性降雨 - 温暖前線や寒冷前線の前線面で気流が上昇して生じる雲から降る雨。温暖前線は広い地域にしとしとと降り、寒冷前線は局地的に強く降る、という傾向がある。

 ・低気圧性降雨(収束性降雨) - 台風や低気圧のもとで下層の空気が集まり収束して生じる雲から降る雨。

 
 ▼世界の気候と雨

 世界では地域によって、雨の降り方は全くと言っていいほど異なる。
 極端な例では、1分間に30mmあるいは1日に1,500mmもの豪雨が降る地域がある一方、1年に1mmも雨が降らない地域も存在する。
 おおまかな傾向として、高緯度地域よりも低緯度緯度の方が雨が多く、また大陸では内陸部よりも沿岸部の方が雨が多く、気温の高さや水の供給源からの近さが影響を与えている。
 しかし、緯度と雨量は単純に対応しているわけではない。地球を南北に見ると雨量の多い地域は2つあり、1つは暖気が上昇し続ける赤道付近の熱帯、もう1つは寒気と暖気がせめぎ合う中緯度の温帯・亜寒帯である。
 世界の年間降水量(雪を含む)を平均すると、陸上では約850mm、海洋では約1250mm、地表平均では約1100mmと推定されている。
 古い資料では世界平均で800mm程度とされていることがあるが、新しい調査で海洋のデータが判明したことで値は上方修正されている。

 熱帯雨林気候を呈する赤道付近では、貿易風が収束する熱帯収束帯で積乱雲が発達しやすく、対流性の強い雨が毎日のように降る。
 温帯湿潤気候・亜寒帯湿潤気候を呈する中緯度では、亜寒帯低圧帯に沿い前線や低気圧の活動が活発であり、層状性の雲から広く雨や雪が降る一方、寒暖差が大きいため対流性の雨も降る。
 特に亜熱帯や温帯の地域では、1時間雨量の最大値は熱帯とほぼ変わらない。
 一方、熱帯と温帯に挟まれた乾燥帯の地域は亜熱帯高気圧に覆われ気流が発散し、雲ができにくいため雨が少ない。
 ただし、この緯度にあってもアジア・アフリカ・北米・南米の大陸東岸では海洋性の高気圧からの南寄り(北半球の場合。南半球では北寄り)の辺縁流や暖流の影響で湿潤となり、年間を通して雨が多い温暖湿潤気候となる。
 これらの気圧帯は季節変化に伴い南北に移動する。
 これにより、季節により雨量が著しく変化する地域がある。
 乾燥帯寄りの熱帯に位置するサバナ気候や熱帯モンスーン気候の地域では、雨季と乾季が明瞭に現れ、年間雨量の9割が雨季に集中する。
 一方、ヨーロッパの地中海沿いは夏に高圧帯、冬に低圧帯に入るため冬に雨が多く夏に乾燥する地中海性気候となる。 

 

 ▼災害

 雨量は季節や年により変動し、少な過ぎても多過ぎても災害となりうる。大雨(集中豪雨)や長期間の雨による災害には、家屋の流失や田畑の冠水をもたらす洪水、地すべり、崖崩れなどがある。少雨による災害には、水不足や旱魃などがある。

 ▼雨の強さ

 雨の強さは一定時間に降る雨の量(雨量、うりょう)で表し、その深さをミリメートル(mm)で表現する。
 通常用いるのは1時間の雨量(時間雨量)だが、短時間の降雨の強さを表すために10分間雨量などを用いることもある。なお、雪や霰などの雨以外による降水も含めた場合は降水量と言う。
 日本では、気象庁は予報や防災情報に次のような雨の強さの表現を用いる。
 また、「大雨」は災害の恐れのあるような雨を指して用いる。

 《文化・生活》

 雨の概念や雨に対する考え方は、その土地の気候によって様々なものがある。イギリス、ドイツ、フランスなど西洋の温暖な地域(西岸海洋性気候の地域)では「雨」を悲しいイメージで捉える傾向が強く、いくつかの童謡にもそれが表現されている。
 一方、雨が少ないアフリカや中東、中央アジアの乾燥地帯などでは、雨が楽しいイメージ、喜ばしいものとして捉えられることが多く、雨が歓迎される。

 ▼民俗

 古来より人は、恵みをもたらす半面災厄をもたらす雨を、崇拝すると同時に畏怖していたと考えられる。
 端的な例として、ノアの洪水のみならず、世界の破壊や創造をもたらす洪水神話は世界各地に存在する。洪水神話は、雨の破壊性と創造性の2つの面を象徴していると考えられる。
 また、世界の多くの神話や伝承において雨は、至高神、天神、雷神の活動の結果としてもたらされると解釈されている。
 メソポタミア神話の天候神アダド、ヒッタイトの天候神テシュブ、フェニキアの嵐の神バアルは天候を支配し雨や洪水を司るとされ、神の怒りが洪水や干ばつの原因だとして恐れられた。
 ギリシア神話では、全能の神ゼウスが雷を武器として他の巨人や神々と戦う際に雨が降るとされた。
 インド神話では、王インドラが雷神でもあり、悪竜ブルトラを退治することで川に水を取り戻し、田畑を干ばつから救ったとされる。
 日本神話では、スサノオがヤマタノオロチを倒した際にその尾から出た天叢雲剣が雲を司る神器とされる。
 スサノオが高千穂峰に降りた天孫降臨の際には、雨と風がもたらされたと伝えられる。
 さらに、天を父、大地を母とし、両者の交わりによって雨が降り大地に実りがもたらされるという、天父地母の信仰も広く見られる。

 水辺に生息するカエルやヘビなどの動物はしばしば、水神や水神の化身や家来とされたり、雨とかかわりの深いものとされている。
 ヨーロッパでは、ある種の鳥や昆虫の活動を雨の前触れとする伝承が広く見られる。
 雨と関わりの深い農耕や牧畜を行う民族・部族では「雨乞い」の習俗が存在する。
 雨への依存が大きいアフリカの農民や牧畜民では、雨乞いを行う雨乞師の社会的地位が高いという特徴がある。
 雨乞いの儀式には広く水や煙、鉦などが用いられるが、これは水が雨、煙が雲、鉦が雷鳴を象徴する類感呪術であると考えられている。
 一部では、特徴的な形状の自然物を「雨石」や「雨の葉」などの神聖な事物として祀る習俗もある。
 これに対し、長雨の終息を祈る「日乞い」の習俗も存在するが、雨乞いほど多くはない。
 日本では、雨はそれ自体神格化されず、水神や龍神が司るものとされる。そして、神の出現の際には、神威の現れとして雨が降るとされる。
 これに通じるものとして、七夕などの節日や神社の祭礼の日には雨が降るという伝承も各地に伝わっている。
 田植えを終える目安とされる半夏生の日に降る雨を半夏雨と言い、田の神が天に昇るときの雨だとされている。
 また、歴史的に水田稲作が盛んであることから農民は雨に強い関心を抱いており、正月や節分における天気占いや雨乞いの儀礼が各地で行われてきた。

   〔ウィキペディアより引用〕




 
 

言の葉辞典 『雨』②

2023-09-25 21:00:00 | 言の葉/慣用句

 ■雨(あめ) ②

 ▼雨による活動の制約

 雨により、人間の活動が制限されることもある。雨の日に外出するときには、傘やレインコートなどの雨具を持参し身に付ける。
 野外で予定されていた行事が、雨天で中止になったり変更される例はよく見られる。
 ただし、「少雨決行」のように弱い雨の場合には雨天に関わらず行事が行われる場合がある。
 なお、類人猿においてもこのようなことがあり、雨の日は活動が制約される。
 彼らは雨よけのために木の枝などを集めて傘や屋根のようなものを作ることが知られている。


 ▼雨の表現

 日本は雨が多く四季の変化に富み、雨に関する語彙、雨の異名が豊富であるとされる。

 ★雨の強さや降り方による表現

 ・小糠雨(糠雨)
  糠のように非常に細かい雨粒が、音を立てずに静かに降るさま。

 ・細雨
  あまり強くない雨がしとしとと降り続くさま。

 ・小雨
  弱い雨。あまり粒の大きくない雨が、それほど長くない時間降って止む雨。

 ・微雨
  急に降り出すが、あまり強くなくすぐに止み、濡れてもすぐ乾く程度の雨。

 ・時雨(しぐれ)
  あまり強くないが降ったり止んだりする雨。
 特に晩秋から初冬にかけての、晴れていたかと思うとサアーッと降り、傘をさす間もなく青空が戻ってくるような通り雨を指す。

 ・俄雨(にわかあめ)
  降りだしてすぐに止む雨。降ったり止んだり、強さの変化が激しい雨。
 夏に降る俄雨は夕立、狐の嫁入り、天照雨などと呼ばれる。
 肘かさ雨、驟雨(しゅうう)と同義。

 ・地雨
  あまり強くない雨が広範囲に一様に降るさま。
 俄雨に対し、しとしと降り続く雨で、勢いが急に変化するのは稀。

 ・村雨
  降りだしてすぐに止む雨。
 群雨、業雨などとも書く。
 地方によっては「鈍雨」(とんぺい)」とも呼ばれる。

 ・村時雨(むらしぐれ)
  ひとしきり強く降っては通り過ぎて行く雨。
 降り方によって片時雨、横時雨、時間によって朝時雨、夕時雨、小夜時雨と分ける。

 ・片時雨
  ひとところに降る村時雨。地雨性の村時雨。

 ・横時雨 横殴りに降る村時雨。

 ・涙雨
  涙のようにほんの少しだけ降る雨。
 また、悲しいときや嬉しいときなど、感情の変化を映した雨。

 ・天気雨
  晴れているにもかかわらず降る雨。

 ・通り雨
  雨雲がすぐ通り過ぎてしまい、降りだしてすぐに止む雨。

 ・スコール
  短時間に猛烈な雨が降るさま。
 熱帯地方で雨を伴ってやってくる突然の強風に由来する。

 ・大雨
  大量に降る雨(一般的な認識)。
 大雨注意報基準以上の雨(気象庁の定義)。

 ・豪雨
  大量に降る激しい雨(一般的な認識)。
 著しい災害が発生した顕著な大雨現象(気象庁の定義)。

 ・雷雨
  雷を伴った激しい雨。
 普通は短時間に激しく雨が降る場合が多い。

 ・風雨
  風を伴った激しい雨。
 長雨 数日以上降り続くような、まとまった雨。

 ★季節による表現

 ・春雨(はるさめ)
  春にあまり強くなくしとしとと降る雨。
 地雨性のしっとりとした菜種梅雨の頃の雨を指す。
 桜の花が咲くころは、花を散らせるので「花散らしの雨」とも呼ばれる。

 ・菜種梅雨
  3月から4月ごろにみられる、しとしとと降り続く雨。
 菜の花が咲くころの雨。
 特に三月下旬かる四月にかけて、関東から西の地方で天気がぐずつく時期を指す。

 ・五月雨(さみだれ)
  かつては梅雨の事を指した。
 現在は5月に降るまとまった雨を指すこともある。
 また、五月雨に対して、この梅雨の晴れ間を五月晴れというが、5月の爽やかな晴天をさすことがある。

 ・走り梅雨
  梅雨入り前の、雨続きの天候。
 
 ・梅雨(ばいう、つゆ) 地域差があるが5月〜7月にかけて、しとしとと長く降り続く雨。

 ・暴れ梅
  梅雨の終盤に降る、まとまった激しい雨。
 「荒梅雨」とも言う。

 ・送り梅雨
  梅雨の終わりに降る、雷を伴うような雨。

 ・帰り梅雨
  梅雨明けと思っていたところに再びやってくる長雨。
 「返り梅雨」、「戻り梅雨」ともいう。

 ・緑雨
  新緑のころに降る雨。
 翠雨の一種。

 ・麦雨
  麦の熟する頃に降る雨。
 翠雨の一種。

 ・夕立
  夏によく見られる突然の雷雨。
 あるいは単に夏の俄雨を指す。
 午後、特に夕方前後に降ることが多い。
 白雨(はくう)ともいう。

 ・狐の嫁入り
  夕立の、特に日が照っているのに降る雨をさす。
 天照雨(さばえ)などともいう。

 ・秋雨(あきさめ)
  秋に降る、しとしとと降る雨。
 特に9月から10月にかけての長雨をさす。
 秋雨前線によって起こり、台風シーズンの特徴。
 秋霖(しゅうりん)。

 ・秋時雨
  秋の終わりに降る時雨。
 秋入梅 秋雨。秋雨の入り。

 ・秋入梅
  秋雨。秋雨の入り。
 液雨 冬の初めの時雨。
 立冬から小雪のころの時雨。
 寒九の雨 寒に入って(小寒を寒の入りという)9日目の雨。
 豊年の兆しとされる。

 ・寒の雨(かんのあめ)
  寒の内(大寒から節分まで)に降る雨。

 ・山茶花梅雨
  11月から12月ごろにみられる、しとしとと降り続く雨。
 山茶花が咲くころの雨。 氷雨 冬に降る冷たい雨。雹や霰のことを指すこともある。

 ・氷雨
  冬に降る冷たい雨。
 雹や霰のことを指すこともある。

 ・淫雨
  梅雨のようにしとしとと長く降り続き、なかなか止まない雨。

 ★その他の区分からの表現

 ・私雨(わたくしあめ)
  ある限られた土地だけに降る雨。
 転じて個人の利得の意もある。

 ・外待雨(ほまちあめ)
  局地的な、限られた人だけを潤す雨。

 ・翠雨(すいう)
  青葉に降りかかる雨。
 時期によって緑雨、麦雨、草木を潤す雨という視点で甘雨、瑞雨と区別する。 

 ・甘雨(かんう)
  草木を潤す雨。
 翠雨の一種。

 ・瑞雨(ずいう)
  穀物の成長を助ける雨。
 翠雨の一種。

 ・慈雨 恵みの雨。
 少雨や干ばつのときに大地を潤す待望の雨。

 比較的新しい雨に関する言葉も生まれている。
 明確な定義はないものの、微妙に異なった意味で使用されている。

 ・集中豪雨
  限られた場所に集中的に降る激しい雨(一般的な認識)。
 警報基準を超えるような局地的な大雨(気象庁の定義)。
 局地的豪雨。局地豪雨。

 ・ゲリラ雨・ゲリラ豪雨
  限られた場所に短い時間集中的に降る、突然の激しい雨。

 ・短時間強雨
  短い時間に集中的に降る強い雨。

 ・ゲリラ雷雨
  雷を伴ったゲリラ雨・ゲリラ豪雨。

 ▼レインガーデン

  レインガーデン(Rain gardens)

 バイオリテンション施設(bioretention facilities)とも呼ばれ、所謂ガーデン(庭園)というよりも、雨水が土壌に再吸収されるのを促進するために考案された様々な手法の1つである。
 また、汚染された雨水の流出を処理するために使用されることもある。
 レインガーデンは、不浸透面 (impervious) からの表面流出 (runoff) の流量、総量、汚染物質濃度の測定 (pollutant load) を減少させるように設計された外部空間である。
 都市部ならば屋根、歩車道、駐車場、小スペースの芝生エリアなどが活用される。

 日本でも国や企業でもグリーンインフラと捉え、多くの試みがなされており、大成建設では「地上に降った雨水を下水道に直接放流することなく一時的に貯留し、ゆっくり地中に浸透させる構造を持った植栽空間」、鹿島建設でも「レインガーデンは降雨時に雨水を一時的に貯留し、時間をかけて地下へ浸透させる透水型の植栽スペース」として開発している。
 レインガーデンは、植物と天然または人工の土壌培地を頼りに雨水を保持し、浸潤 (infiltration) のラグタイムを長くし、都市部の流出水が運ぶ汚染物質を浄化・ろ過している。
 そして降った雨を再利用して最適化する方法を提供することで、追加の灌漑施設の必要性を低減または回避する。
 これは都市部のヒートアイランドの効果として知られる、熱を吸収する不浸透面を多く含む都市部で特に有効な緩和策である。
 雨の多い都市部ならば、降雨量の多い地区でも洪水が少ない場所を作ることができる。

 レインガーデンの植栽には一般に野草、スゲ、イグサ科、シダ、低木、小木などの湿地の植生が活用される。
 これらの植物は、レインガーデンに流れ込む栄養分と水を取り込み、蒸散のプロセスを通じて地球の大気に水蒸気として放出させる。
 深い植物の根も、地面にろ過する追加チャネルを形成する。

 関連項目 ー いま、会いにゆきます ー

 『いま、会いにゆきます』(いま、あいにゆきます)は、市川拓司によるベストセラーのファンタジー恋愛小説。
 2003年に小学館より刊行された。
 通称『いまあい』。

 翌2004年に竹内結子・中村獅童主演で映画化された。
 2005年にはミムラ・成宮寛貴主演でテレビドラマ化されるなど、『世界の中心で、愛をさけぶ』と同じくメディアミックスによるヒット作の1つである。

 《概要》

 2003年2月27日、小学館から刊行された(ISBN 409386117X)。
 2007年11月6日に小学館文庫より文庫判が刊行されている(ISBN 978-4094082173)。
 市川拓司公式サイト内で、作品の5分の1ほどが公開された。
 作品は市川自身の病気体験がベースとなっており、妻との恋愛やバイク旅行など、彼の実際の生活で起こったエッセンスが散りばめられている。
 物語の舞台について、作中では全く描かれていないが、市川と妻は埼玉県に在住していたことから、おおむね埼玉県内である。

 《ストーリー概要》

 ある町に住む秋穂巧は、1年前に最愛の妻である澪を亡くし、1人息子の佑司と慎ましく過ごしていた。
 2人は生前澪が残した、「1年たったら、雨の季節に又戻ってくるから」という言葉が気になっていた。
 それから1年後、雨の季節に2人の前に死んだはずの澪が現れる。
 2人は喜ぶが、澪は過去の記憶を全て失っていた。

 そこから3人の共同生活が始まる。

 〔ウィキペディアより引用〕

   _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 『はじまりはいつも雨』
          作詞 飛鳥涼

 君に逢う日は 不思議なくらい
 雨が多くて

 水のトンネル くぐるみたいで
 しあわせになる

 君を愛する度に 愛じゃ足りない気がしてた

 君を連れ出す度に 雨が包んだ

 君の名前は 優しさくらい
 よくあるけれど

 呼べば素敵な とても素敵な
 名前と気づいた

 僕は上手に君を 愛してるかい 愛せてるかい
 誰よりも 誰よりも

 今夜君のこと誘うから 空を見てた
 はじまりはいつも雨 星をよけて

 君の景色を 語れるくらい
 抱きしめあって

 愛の部品も そろわないのに
 ひとつになった

 君は本当に僕を 愛してるかい 愛せてるかい
 誰よりも 誰よりも

 わけもなく君が 消えそうな気持ちになる
 失くした恋達の 足跡(あと)をつけて

 今夜君のこと誘うから 空を見てた
 はじまりはいつも雨

 星をよけて ふたり 星をよけて

 〔情報元 : Uta-net〕