見えても見えず 麦花塚

【麦花塚と庚申塔】

４月５日の(2) 貝取山緑地・瓜生緑地と公園めぐりで見いだせなかった
麦花塚（ばっかつか）をハロワに行く途中に寄る。

今回はネットで場所を確認する。
スペシャルサンクスのサイトは、
「東京の坂と橋　番外編101　多摩の石仏を巡る12　[東京の坂と橋]」
「東京の坂と橋　番外編103　多摩の石仏を巡る13 板碑　[東京の坂と橋]」
で、これがまた周到な事前調査をした詳細な内容で
何だか行ったつもりになってしまいそうだ。

私の場合、とてもこんな具合にはいかず、ただ、
かの地に行きました、終わり。
得るところがないので代わりに参考にしたサイトを
紹介してお茶を濁す。私の常とう手段でもある。

で、先ずは、麦花塚同様に市指定文化財(有形民俗文化財)に
指定されている「念仏供養板碑」に訪れる。
場所を確認したので大して迷わずに行けた。
少し奥まったところなので迷うかも知れない。


【念仏供養板碑の案内板】
・・・ということらしい。


【念仏供養板碑】
こういう「板」を見るのは初めてだ。


【念仏供養板碑の全体】
後ろ側は小田急多摩線である。

続いて近くの麦花塚へと向かう。


【麦花塚の場所】
鎌倉街道のそばにちゃんとあった。すぐに視認する。
先日来た時もこのあたりを行ったり来たりしたのに
それでも気づかなかった。やはり私の目はフシアナだった。


【麦花塚ほかの案内板】
ここには麦花塚のほかに地蔵菩薩像、阿弥陀如来像、庚申塔も
あっていずれも市指定文化財となっている。
以前はそれぞれ別の場所にあったものが多摩ニュータウンの開発で
ここに転置されたものらしい。


【麦花塚】
麦花（ばっか）というのは当地の歌人の雅号で
裏側に和歌二十八人一首とあり歌が刻まれている。
多分当地の同好者の歌なのだろう。


【庚申塔】
長い年月の風雨で、つまり雨曝しになっていたので損傷が
進んでいる。


【地蔵菩薩像と阿弥陀如来像】
本来別場所のものが同じ堂宇内に置かれたので大きさの
違いに違和感がある。
私としては如来が中心にあって大きく、菩薩は脇役だと思うのだが・・・
なんか脇役がしゃしゃり出るCMを思い出す。

ただ、道に向かって立っていないのはどうなのだろう。
衆生を救う仏が道に背を向けているなんて・・・
都市開発の担当の「言い訳」も案内板に記載しておいてほしいものだ。

何はともあれ気になっていたコトが解決しほっとした。