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水瓶座の新月(1/28~2/10):当面の課題を素早く片付けてしまおう。
毎年、太陽が水瓶座を通過する1/20~2/19(日付は目安)のどこかで、原則として旧正月を迎えます。旧正月といっても「古い」とか「時代遅れ」というわけではなくて、いま私たちが使っている新暦(西暦)に対して使っている言葉です。
旧暦でのお正月は自然や天体のサイクルを加味したもので、お月様は必ず新月です。そして1985年や2034年といった稀な例外を除けば、水瓶座の新月の日が旧暦での元日に当たります。ちょっとわかりにくい話かと思いますので、ここでは単に「昔の人は、旧暦の元日を新年の始まりとして祝った」ということを知っておいてもらえれば十分です。
ちなみに、2月4日頃には立春となり、年の十二支を含めた干支の切り替わりも起きます。四柱推命などの占いにとっても大事な時期です。
新月というのは太陽と月の交わりで、そこには“地球から私たちが見ている”という視点もあるわけですが、占星術的には天体は太陽と月だけではないので、その新月と他の惑星がどんな関係になっているか、新月の瞬間の星々の配置はどうか、などを読み解くことになります。
例えば今回の新月に対して、金星(愛・美・芸術・お金・感性の星)+キロン(心の傷・ヒーリングの必要性を示す星)と、土星(試練・忍耐・制限の星)とが約45度の角度で結びつき、それら金星+キロンと土星とが約90度の角度を作っています。形としては小さな三角形ですが、占星術では「ダーツの矢(Dart)」と呼ぶことがあります。
45度のアスペクト(=角度関係のこと。日本語では座相という)は、即効性もしくは急進的な影響力を持ちます。また、いまの金星は火星に比較的近い位置にあるため、異性関係での急激な変化と、ひょっとしたらそこでのトラブルも暗示しているかもしれません。
というのも、癒しを必要とするキロンの影響で過去の失恋のトラウマが尾を引いているか、土星のある“射手座”と金星・火星・キロンのある“魚座”の二重性が「恋人関係のもつれ(二股など)」を表す可能性があるからです。
ただ、金星の意味を見てもいろいろとあるように、必ずしも恋愛に関することとは限りません。例えば「衝動買いに注意」とか「生活がルーズにならないように気をつけて」という示唆かもしれませんし、人間関係のなかで「身勝手にならないこと」という注意かもしれません。
いずれにしても、こういった影響はダーツの矢のように素早く飛んでいきます。もし何らかの揉め事だとか意見が合わないことがあれば、深入りして長引かせてしまう前に、お互いにとってメリットのある条件や妥協案を出すなど、早めに解決の手立てを講じるようにするといいでしょうね。
もう一つ。以前からある冥王星・天王星・木星が作る直角三角形のコンビネーションも、土星や金星を通じてこの日の新月と関わっています。今回はそこにコミュニケーションを意味する水星も飛び込んでくるため、「何をどう伝えるか」は、この時期をうまくやっていくためのキー・ポイントになりそうです。
水星は山羊座(ビジネス社会)の真ん中を過ぎたところで、ちょっとそうした功利的な世界にウンザリしてしまう時期です。働き過ぎて心が疲れてしまっている人の象徴のようでもあり、そういう時に一体どんな声を掛けたらいいのかを考えるような、相手の心情を思いやる必要性が所々で出てくるんじゃないでしょうか。
また、両親ともに忙しく働いていて子供に愛情を注ぐ時間がないといった、社会の構造的欠陥に対する改善策が求められてくるかもしれません。
新月のある位置をピンポイントで見ると、これは「データ優先」を意味するところですので、一個人の感覚としてはわかりにくいことも、例えばビッグデータを使うと傾向や法則などが見えてくる可能性があります。調査やマーケティングなどでの統計的なアプローチにも関係しそうです。
数学とか論理学に「帰納法と演繹法」というのがありますが、この水瓶座の新月の時期は帰納法的な、周辺から固めていく(事実や現象を積み重ねて結論を出す)やり方が表れやすいだろうと思います。
(ちなみに、獅子座であれば演繹的な原理原則から進めていく方法です。人体で言えば、心臓の左心室から酸素を含んだ血液が動脈を通って毛細血管に行き渡るのが獅子座的働きで、逆のルート、つまり静脈から大静脈と進み、炭酸ガスを含んだ血液が心臓の右心房に帰るのが水瓶座的働きです。そして、いったん肺で炭酸ガスが酸素に交換されて再び心臓に戻り、新たな酸素を含んだ血液が全身を巡ります。)
周りの人たちがどう考えているのか、何を求めているのかを拾い上げ、そこからどう変わっていったらいいのかを探っていくスタイル。自分の欲求だけでやりたい放題やっていると、いろいろと問題を生み出してしまうでしょう。半面、みんなが一つの目的に向かって力を合わせるというあり方であれば、大きな成果を上げることもできると思います。
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以下の画像は、『http://www.horoscope-tarot.net/』様で出力し、キャプチャしたものです。
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