With the I Ching

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白帯相性版は明日公開予定です。

2010-12-15 20:33:32 | 四柱推命

まだ宿題は残されてますが、とりあえず当初の目的は達成できた感じなので、「とりあえず(β)版」として公開しようと思います。

なかなか遅々として進まない状況が続くという困難な道のりでしたが、なんとか行運での相性判断の目安となりそうなものを作ることができました。ただし先に宿題と書いたように、まだ幾つか保留中(模索中)のものがあるので、その辺が早く整えられるように、今後も逐次更新を続けていこうと思っています。

解説ページは新たに作りますが、基本的には通常版や別法版の延長にあるので、あまり微に入り細をうがつような面倒なことはしません。といっても、まだ全然書けてないですけど^^;

今回は出すグラフもある程度絞っているので、情報量としては通常版などに比べると少ないですが、なにぶん相性という二人の関係を考えるものなので解釈が結構難しいです。

個人的に調べてみた印象では、五行全体の調和度や極端度が目安になるかと踏んでいたんですが、実際のところはそんな感じではなく、かなりのところ通変同士の関係性や、五行の分散の仕方とその相関度に影響されているような気がしています。加えて、一般に言われているような生剋(相生・相克)関係や刑破害冲、干合、支合といった要素も見逃せないものだと思います。

通変や十二運同士の関係のとり方については何パターンかが考えられるのですが、現段階では3つの選択肢を用意しました。でも、まだ十分に煮詰められていない面もあるため、次の更新で若干変えるかもしれません。また、以前に書いた命宮による補正手段も組み込むかどうか考え中です。

ところで、身近な人や過去に付き合いのあった人との相性を見ていく内に分かってきたことは、相性には単なる良し悪しだけでなく、時期ごとの縁の深浅もあるということです。当たり前のことを言っているだけなのは分かってますが、今回それを改めて考えることになったように思います。

まあ、人間同士の関係なので良し悪しそのものについては単純には言えない部分もあるわけですが、一方の縁については、それが生じる時期やなくなる時期、また、程度が深くなったり浅くなったりする時期が、グラフなどを見ていると雰囲気的に分かるような気がしてきます。

一応、今回作成した五行の比較方法では、互いの比劫から印までの五要素(BIG FIVE)に当たる五行同士を使っています。というのは、こうすることで両者の合成五行における喜忌を求めることができるからです。

しかし一方で、相性版を作り始めた頃は水なら水という風に、各五行を比較・合成する形式をとっていました。この方法だと、単純に各自が持っている五行が合成によってどう変わるかが一目で分かるという利点があります。それでも、先述した喜忌の関係でやむなく方向転換せざるを得ませんでした。ただ、この見方も相性を探る上で必要性があると思うので、どちらかだけでは片手落ちになる可能性があります。

とりあえず、今のところは喜忌を優先させるために五要素を並列させる形にしていますが、今後の更新で両方を併記する方式にするかもしれません。その分、情報量が増えて複雑になってしまいますが、より細かく考えることはできるだろうと・・・

それと、「とりあえず版」としているのは、まだ命式同士の比較方法を模索しているからです。作成段階から時期における相性判断を主体としていたので、命式間の比較検討は後回しになってしまっています。というより、実はこれは時期における比較をするよりも難しいという印象が僕にはあるからです。

命式そのものは各自の出生時における静的な影響力です。個人の秘密を内包したオリジナル(始原的)なデータと言えます。これは、その瞬間の“時の勢い”を示すだけでなく、大局的な意味での個々の運気をも示しており、実に様々な角度からの考察が可能です。

もちろん時期予測に関しては、具体的に大運や年運などの行運を出して動的に見たほうが正確なのですが、人生上の各出来事や個人的な行動の因子となるものが命式(占星術でいえばホロスコープ)に内在されているとも考えることができるわけです。

現実的に見ると、この命式のみの固定された相性判断では大して意味がないことは明らかですが、それでも先天的な影響力としては参考になるものがあるはずです。

現時点では後天的な関係を読む方に比重が掛かっているので、今後は先天的な方にもウェイトを移行させる必要がありそうです。でも、なんだか上手く構成できなくてちょっと悩んでいる状態なので、これに関しては今後の宿題としています。

これからもう少しエラーチェックをしてみて、良さそうなら明日の夕方か夜に「CIの保管庫」にUPします。



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