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森田童子「 G線上にひとり 」1977年

2018年06月19日 | 自分史
森田童子「 G線上にひとり 」1977年

 先日亡くなられた森田童子さんは
私よりデビューが少し早く、年齢もわずかに
上でした。1976年当時の事が走馬燈のように思い出され
なぜか染み染みしてしまいました。

あの頃は私もBuiBui云わせてましたから
「森田童子さん!恐れるに足らず!」ぐらいに思っていたものですが、
(全く先輩に対する礼に欠けると云うか、非常識極まりないと云うか)
いつ、どんな接点があったのだろうと色々考えて見ましたが、
一瞬ですが接点がありました。とある学園祭でのことです。

学園祭と云っても駆け出しの私は真っ先にステージに上がり
お客様をステージに少しでも引きつけ、聴いて頂くために歌うんですから
生半可なことでは振り向くどころか「帰れー引っ込めー」のヤジを浴びる事に
なるとも限らないので、こちらも必死でした。その時に何を喋り歌ったかは
定かではないのですが、正に前座の役割を果たすべく
下手なステージングに拍車がかかっていました。
ネクスト・バッター・サークルにいらしたのが森田童子さんでした。
ステージを入れ替わる時にすれ違いざまに「どうも」と言葉を交わした程度ですが、
彼女は頭のてっぺんから爪先まで森田童子さんでした。

今、考えると森田童子さんの内に秘めた想いが結実したオリジナル曲の数々は
その後の展開を考えると人気上昇も頷けます。
(83年に活動停止してから10年後の93年にテレビドラマ「高校教師」主題歌に起用されて以降のこと)



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