のぶおという男。
高校の友人だ。
前にも書いたが、まぁ、気持ち悪い男。
のぶおんちは貧乏で、兄弟が多いらしい。
のぶおはとても家族が大好きな男。
のぶおはいつもロン毛だった。
ナルシストのぶおは自分をキムタクみたいだと思い込んでいた。
そんなのぶおが、一度、髪を短く切ってきたことがあった。
「おしゃれなカフェって若いカップルを窓際に座らせるやん?」
「僕、美容院に行くと、必ず窓際に案内されるんだぁ」
「この髪型?『タッキーみたいにしてください』って言ったんだぁ」
「そのまんまタッキーだよね」
どうだろう、このナルシストっぷり。
私と友人は、頭の大きいのぶおのロン毛があまりにも滑稽で、
できるだけ頭を小さく見せてあげたい精神から、
「いいやん!のぶお!めっちゃ似合っとるわ!これからその髪型にしぃ!」
とべた褒めした。
のぶおはまんざらでもない顔で、
「どんな髪型でも似あっちゃうんだぁ」
とほざいていた。
が、その数ヵ月後、のぶおはまた、ロン毛に戻っていた。
のぶおのロン毛はキムタクを目指していた訳ではなく、
ただ、お金が無かったのだ。
高校の友人だ。
前にも書いたが、まぁ、気持ち悪い男。
のぶおんちは貧乏で、兄弟が多いらしい。
のぶおはとても家族が大好きな男。
のぶおはいつもロン毛だった。
ナルシストのぶおは自分をキムタクみたいだと思い込んでいた。
そんなのぶおが、一度、髪を短く切ってきたことがあった。
「おしゃれなカフェって若いカップルを窓際に座らせるやん?」
「僕、美容院に行くと、必ず窓際に案内されるんだぁ」
「この髪型?『タッキーみたいにしてください』って言ったんだぁ」
「そのまんまタッキーだよね」
どうだろう、このナルシストっぷり。
私と友人は、頭の大きいのぶおのロン毛があまりにも滑稽で、
できるだけ頭を小さく見せてあげたい精神から、
「いいやん!のぶお!めっちゃ似合っとるわ!これからその髪型にしぃ!」
とべた褒めした。
のぶおはまんざらでもない顔で、
「どんな髪型でも似あっちゃうんだぁ」
とほざいていた。
が、その数ヵ月後、のぶおはまた、ロン毛に戻っていた。
のぶおのロン毛はキムタクを目指していた訳ではなく、
ただ、お金が無かったのだ。
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