ふつうの猫なら水の器から直接ペロペロと舐めながら飲むのだが、
ニャーは違っていた。
手で水をすくい、飲む。
その要領で、ニャーは熱帯魚の水槽や浴槽の水をよく飲んだ。
水槽の上はモーターや照明が付いているのであったかい。
浴槽のフタの上もあったかい。
ニャーのお気に入りの場所だった。
バランスを崩し、水槽や浴槽にダイブすることもしばしばあった。
そんなある日。
ニャーはいつも通り、浴槽のフタの上で寝ていた。
浴槽は半分だけフタがしてあった。
喉が渇いたのだろう、浴槽に手を伸ばし、飲んだ。
(おや?)
ニャーはいつもと違う湯の味に気付いた。
(そういえばいつもとニオイもちゃうなぁ)
(なんやしらんけど、めっちゃおいしいやーん)
ニャーは飲んだ。
(おいしい!おいしい!こんなおいしい水飲んだことない!ジュースや、ジュース!)
飲み続けた。
数日後。
(あれ…調子悪いなぁ…お腹痛ぁい)
そんなニャーにエサを与えると、
(おいしいおいしい!)
.....ボリボリボリボリ
(おいしいわぁ♪)
ゲェ~
(あーぁ、ゲェ~してもた…)
なにを与えても嘔吐した。
それを見た飼い主はニャーを病院に連れていった。
獣医「血液検査の結果、肝臓の数値が異常ですね」
獣医「なにか、薬品を飲んだとかありませんか?殺虫剤とか入浴剤とか…」
飼い主「…あ」
ニャー(…あ)
ニャーは違っていた。
手で水をすくい、飲む。
その要領で、ニャーは熱帯魚の水槽や浴槽の水をよく飲んだ。
水槽の上はモーターや照明が付いているのであったかい。
浴槽のフタの上もあったかい。
ニャーのお気に入りの場所だった。
バランスを崩し、水槽や浴槽にダイブすることもしばしばあった。
そんなある日。
ニャーはいつも通り、浴槽のフタの上で寝ていた。
浴槽は半分だけフタがしてあった。
喉が渇いたのだろう、浴槽に手を伸ばし、飲んだ。
(おや?)
ニャーはいつもと違う湯の味に気付いた。
(そういえばいつもとニオイもちゃうなぁ)
(なんやしらんけど、めっちゃおいしいやーん)
ニャーは飲んだ。
(おいしい!おいしい!こんなおいしい水飲んだことない!ジュースや、ジュース!)
飲み続けた。
数日後。
(あれ…調子悪いなぁ…お腹痛ぁい)
そんなニャーにエサを与えると、
(おいしいおいしい!)
.....ボリボリボリボリ
(おいしいわぁ♪)
ゲェ~
(あーぁ、ゲェ~してもた…)
なにを与えても嘔吐した。
それを見た飼い主はニャーを病院に連れていった。
獣医「血液検査の結果、肝臓の数値が異常ですね」
獣医「なにか、薬品を飲んだとかありませんか?殺虫剤とか入浴剤とか…」
飼い主「…あ」
ニャー(…あ)