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中橋怜子の 言の葉ノート

自然、人、モノ、そして音楽…
かけがえのない、たおやかな風景を
言の葉に込めて

「どてかぼちゃ」と「おたんこなす」

2014-08-17 | 言の葉
「どてかぼちゃ」「おたんこなす」
何やらよろしくない言葉の中の野菜、気になりませんか?

「どてかぼちゃ」とはカボチャ畑ではなく土手に自生してしていたカボチャが、充分に陽も当たらず肥料も少ないので、小さく痩せていて食用に適さないというところから「役に立たない者」とか「半端者」といったような悪口として使われるようになりました。

「おたんこなす」の語源は「おたんちん」だと言われています。
「おたんちん」とは、江戸の新吉原(要は遊廓街)での言葉で、遊女達が嫌な客のことをこう呼んでいたと言います。「御短ちん」つまり「短ちん」の丁寧語です(笑)
それと小茄子をひっかけて「おたんこなす」という言葉が生まれたそうです。
今では「のろまな者」や「ぼんやりしている者」のことをこう言うようですが、もともとは男性に対して言う言葉だったんですね。

「どてかぼちゃ」「おたんこなす」もしこの言葉を遣う機会があれば(笑)こんな話をちょっと思い出してみて下さい。

先日JAで見かけたカボチャ!
羨ましい~!
これぐらいくびれたいものです…
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