経験値

まいど、どーも。

ナース

2005-05-12 16:40:51 | ナースなお仕事
 病院の階段を危なっかしい足取りで降りる。

麻酔予備の安定剤が効いてまだフラフラしている。ナースが脇を支えてくれているのだが、

「 こんな患者に階段を使わせるなんて信じられないな 」・・・と内心思う。

『 ここで気分がはっきりするまで暫く横になってて下さい 』 狭いベッドに横になる。

朝一番の診察時間前。ナース達は華やかにおしゃべりをしながら朝の準備をする。

簡単な掃除や器具の消毒。シーツを整えたりの・・・エトセトラ。

雀のさえずりのようなナース達のおしゃべりと器具のたてる音を聞きながらナース時代を思い出す。




10代。独身時代にはまるで思いやりがなく、心のない冷たい看護をしていた。
    ( 後輩の優しさに自分のあり方を焦った覚えがある )

20代。子供を産むと少しは暖かいナースになった。患者さんによく声をかけてもらえる、ちったぁ   痛みのわかるナース。でもいつもジタバタしていて、どこか頼りなく。。。

30代。ナースが二人肺炎で倒れた医院の臨時募集にチャレンジ。勉強した。
    ものすごい勢いでそこのやり方を覚えた。楽しかったが臨時の仕事はあっけなかった。。。


今なら、どうだろう。子育て中はなんでもやるさ、と色んな仕事をした。その間はナースとしてはブランクだ。

この月日、私は時折 患者だった。産科、内科、歯科、外科の患者だった。

いつも 「 もっと、ちゃんと説明をしてほしい 」 と思う患者だった。

今なら・・・・?

ベッドで、ぼんやりと考えていたら、ナース達が入院患者の悪口を話し始めた。

患者の発した言葉の無知を笑っていた。




をい  ドコガ天使ジャ・・・・・