街の灯
2009-10-05 | 本
久しぶりに北村薫さんの作品を読みました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0151.gif)
北村さんといえば、
大学に入ってすぐのころに、友人から「空飛ぶ馬」を薦められました。
その後「円紫さんと私」シリーズは一気に読破。
高校生の頃に「覆面作家」シリーズや「スキップ」「ターン」「リセット」の「時と人」三部作は読んでいましたが、「円紫さんと私」シリーズが一番好きです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0146.gif)
大学生、それも真面目な女子大学生が主人公で、ちょっとしたミステリー仕立てなのが、洒落ていてすごく面白い。時々スリリングですらあります。
加えて、主人公の心情がきめ細やかに描写されていて、すごく自分に近いものを感じながら読んだだけに、私にとって本当に特別な作品です![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0150.gif)
一方、最近直木賞をとった彼の最新シリーズが「ベッキーさんと私」シリーズ。
その第一作が、「街の灯」です。
今まで、手を着けていなかったのですが、今回直木賞で話題にもなったので、久しぶりに北村作品を手にとりました。
とっても面白かったです。ミステリーとしても、そうですし、彼女を取り巻く女の子たちの描写が細やかで、時々どきっとさせられました。
時代設定が昭和初期であること、主人公が中学生か高校生くらいの年頃であること、が「円紫さんと私」シリーズとは全然違いますが、一人称形式ということで、雰囲気はちょっと似ています。
でも、内省的な傾向のある「私」と違って、ティーンの「英子」は無邪気な面もあって、はつらつとした感じなので、やっぱり共感するとしたら「私」の方ですね。
もう一人の主人公ともいうべき、ベッキーさんのことがまだまったく明らかになっていないので、同シリーズの「玻璃の天」「鷺と蛍」も読んでみたいと思います。
昔別のブログでも書いたことがあるのですが、もし自分に娘がいたら、
小学校高学年か中学生になったら「覆面作家」シリーズ
高校生になったらこの「ベッキーさんと私」シリーズと「時と人」三部作
大学に入ったら「円紫さんと私」シリーズ
を順々に薦めて読んでほしいなぁと思うのです。
うむむ、こう書いているうちに「円紫さんと私」シリーズをまた読みたくなってきました(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0151.gif)
北村さんといえば、
大学に入ってすぐのころに、友人から「空飛ぶ馬」を薦められました。
その後「円紫さんと私」シリーズは一気に読破。
高校生の頃に「覆面作家」シリーズや「スキップ」「ターン」「リセット」の「時と人」三部作は読んでいましたが、「円紫さんと私」シリーズが一番好きです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0146.gif)
大学生、それも真面目な女子大学生が主人公で、ちょっとしたミステリー仕立てなのが、洒落ていてすごく面白い。時々スリリングですらあります。
加えて、主人公の心情がきめ細やかに描写されていて、すごく自分に近いものを感じながら読んだだけに、私にとって本当に特別な作品です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0150.gif)
一方、最近直木賞をとった彼の最新シリーズが「ベッキーさんと私」シリーズ。
その第一作が、「街の灯」です。
今まで、手を着けていなかったのですが、今回直木賞で話題にもなったので、久しぶりに北村作品を手にとりました。
とっても面白かったです。ミステリーとしても、そうですし、彼女を取り巻く女の子たちの描写が細やかで、時々どきっとさせられました。
時代設定が昭和初期であること、主人公が中学生か高校生くらいの年頃であること、が「円紫さんと私」シリーズとは全然違いますが、一人称形式ということで、雰囲気はちょっと似ています。
でも、内省的な傾向のある「私」と違って、ティーンの「英子」は無邪気な面もあって、はつらつとした感じなので、やっぱり共感するとしたら「私」の方ですね。
もう一人の主人公ともいうべき、ベッキーさんのことがまだまったく明らかになっていないので、同シリーズの「玻璃の天」「鷺と蛍」も読んでみたいと思います。
昔別のブログでも書いたことがあるのですが、もし自分に娘がいたら、
小学校高学年か中学生になったら「覆面作家」シリーズ
高校生になったらこの「ベッキーさんと私」シリーズと「時と人」三部作
大学に入ったら「円紫さんと私」シリーズ
を順々に薦めて読んでほしいなぁと思うのです。
うむむ、こう書いているうちに「円紫さんと私」シリーズをまた読みたくなってきました(笑)