日々楼(にちにちろう)

古今東西・森羅万象の幾何(いくばく)かを、苫屋の住人が勝手御免で綴ろうとする思考の粉骨砕身記です。

東京オリンピック・パラリンピックを開催しよう!

2020年07月26日 | 日記

東京オリンピック・パラリンピックを開催しよう!

 

A.オリンピックの精神

 

1.オリンピック・パラリンピックに出場し、そこで金メダルを獲得することに、自分が生きている全て

のエネルギーを費(つい)やし、そしてそれがその人の今生きていることの忍耐とか、努力とか、勇気と

か、誇りとか、そして何よりも生きる希望であるならば、私たちは、万難を克服し、その人(たち)のた

めに、オリンピック・パラリンピックを開催しなければなりません。そして、オリンピックの精神の一つ

は、そういうものであろうと思います。

 

B.現状

 

1.残念ながら、世界の国々と人々は、今、新型コロナウイルスを原因とする感染症(COVID-19)

の広がりの中にあり、その感染者数は、国によって減少に転じているところはあるものの、趨勢(すうせ

い)として増加し続けています。本稿では、この現象を「コロナ禍」と記述します。そして、日本も、緊

急事態宣言によって人々の移動を制限することで、新規感染者数は減少に転じたものの、宣言解除後は再

び増加に転じています。そして、この増加において、私たちが知っておかなければならないことは、この

増加をもたらしている新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、武漢由来のものでもなく、イタ

リアやアメリカ由来のものでもなく、ウイルスが変異し、東京発、埼玉発と言ったものになっていること

です。これは、2020年7月16日の参議院予算委員会において、東京大学 先端科学技術研究センタ

ー がん・代謝プロジェクトリーダー 児玉龍彦名誉教授が、野党・立憲民主党の杉尾秀哉議員の質疑に

対してお答えになって、明らかにされたものです。かかる状況下にあって、私たちは、世界から、オリン

ピック・パラリンピックに出場されるアスリートの皆様、選手と競技を支えられる各国の大会関係者の皆

様、選手を応援される観戦チケットを購入され、日本を訪れられる各国の皆様に対し、皆様の万全の安全

を保障し、皆様をお招きすることが出来る状態にまだなっていないというのが現状です。

 

C.国民の合意

 

1.しかし、延期した開催日まで、まだ1年あり、選手の移動が始まるであろう月を4月中旬と見込んで

も、まだ9か月あります。今から、私たち日本国民が、「オリンピック・パラリンピックを開催する」と

いう合意を持ち、準備を進めれば、開催は可能です。

 

a.先ず日本をゾーン区画し、オリンピックゾーンを作ります。これには、競技場、選手村、合宿所、指

定した空港を含み、SARS-CoV-2 に対する心配のない清潔ゾーンとします。選手、コーチ、大会

関係者の皆様の移動は、公共交通手段を使用せず、大会組織委員会が指定するバス、飛行機等の交通手段

のみを使って頂き、これらの移動手段は、清潔ゾーンとします。清潔ゾーンの従業者は、ボランティアを

含め、PCR検査の陰性者のみとします。

 

b.選手とコーチ、及び、大会関係者の皆様には、日本への入国前に自国の権威ある監査機関でPCR検

査を受けて頂き、その陰性が証明された方のみの入国を認めさせていただく。更に、入国後も再びPCR

検査を受けて頂き、その後、発熱等の異常があった場合は、直ぐPCR検査を受けて頂き、陽性であれば、

指定場所に隔離後、指定機関、或いは、指定病院で治療を受けて頂いた後に回復され、PCR検査が陰性

となって、指定するチャーター機で御帰国いただくこととさせて頂く。

 

c.競技の応援・観戦のため日本を訪れられる各国の皆様にあっても、選手、コーチ、大会関係者の皆様

と同様に、日本への入国前に自国の政府機関の認証する監査機関でPCR検査を受けて頂き、その陰性が

証明された方のみの入国を認めさせていただく。そして、入国時に、飛行機をご使用の場合は空港、クル

ーズ船をご使用の場合は、港湾の検疫所で、再びPCR検査を受けて頂く。この時、陽性となられた皆様

には、指定場所に隔離後、指定機関、或いは、指定病院で治療を受けて頂いた後に回復され、PCR検査

が陰性となって、指定するチャーター機で御帰国いただく。ホテル、旅館等の宿泊施設は、日本政府、若

しくは地方公共団体が、宿泊施設としての安全を認めたホテル、旅館に限ってご利用いただき、会場への

移動は、公共交通機関を使用せず、旅行会社が手配するバス、ハイヤーのみをご利用いただく。オリンピ

ック・パラリンピック期間中の日本滞在期間中に、発熱等の異常があった場合は、これも直ぐPCR検査

を受けて頂き、陽性であれば、指定場所に隔離後、指定機関、或いは、指定病院で治療を受けて頂いた後

に回復され、PCR検査が陰性となって、指定するチャーター機で御帰国いただくこととさせて頂く。大

会終了後の行動については、公共交通手段を利用したフリーな旅行はお控えいただき、旅行会社が企画す

るチャーターバス、公共交通手段を利用した旅行をご堪能頂き、ご帰国いただく。

 

d.日本の観戦者については、観戦日当日から45日から2週間前までにPCR検査を受け、当日はPC

R検査陰性証明書と、観戦チケットを提示して入場する。発熱者は、観戦できない。また、移動は公共交

通手段を使用することを可能とし、会場は、海外観戦者とゾーン分けをする。

 

D.SARS-CoV-2 対策

 

1.東京型・埼玉型に変異したSARS-CoV-2を制圧しなければなりません。従来のPCR検査は、

新型コロナウイルスに感染し、発症(発病)した人(患者さん)に対してPCR検査を行い、この検査結

果が陽性と出ることで、(おそらくこの時「感染症法」上の感染症と認定し)、この患者さんの濃厚接触

者を特定し、PCR検査を受けてもらうことによって陽性者の隔離を行い、クラスターと呼ぶ感染者集団

に対応して来ました。しかし、この方法では、現在、生じている事態に対して、来年のオリンピック・パ

ラリンピック開催のスタンバイ期間のおそらくリミットであろう4月中旬までに、間に合いません。

 

2.現在の東京型・埼玉型に変異したSARS-CoV-2による感染症の症状は、先に記しました児玉

龍彦名誉教授の参議院予算委員会でのお話によりますと、「PCR検査が陽性であっても、無症状の方

(人)の中には、抗体が作られていない方(人)がいらっしゃる」ことです。この御発言について、現在

の新型コロナウイルス感染症の状況をさまざまな視点から、民放の報道番組において、丁寧に説得力のあ

る解説をされている感染症の専門の先生のお話からも補足させていただいた上で、私の理解を申しあげま

すと、これは、自分の免疫力のない(免疫不全)の人に、SARS-CoV-2が感染していることを仰

っています。であるが故に、この人は、SARS-CoV-2に感染しても、無症状であり抗体も作りま

せん。そして、東京型・埼玉型とは、新型コロナウイルスがこの感染の過程で変異したものであろうと考

えられます。

 

3.東京型・埼玉型の新型コロナウイルスは、無症状のまま感染が進んでいます。これを放置したままに

しますと、ある時ぱっと、症状のある感染者が急増するという事態を迎えることになると、予測すること

が出来ます。かかる事態が生じますと、医療の現場が再び逼迫します。すでに医師の方々が緊張され、警

戒されている声が、報道で伝えられています。

 

4.この無症状で抗体を持たない人の集団を見つけ出し、治療を受けてもらわなければなりません。その

ためにはPCR検査の回数を大量に増加させなければなりません。オリンピック開催時に集中する検査量

と、検査後1時間で結果を判明させる能力も確保しなければなりません。これができないという原因があ

るなら、それを取り除かなければなりません。感染法上の縛りがあるならそれを解かなければなりません。

法律の改正が必要なら、国会を開いてそれを行わなければなりません。省令で済むのなら、閣議を開いて

それを行わなければなりません

 

5.現在、コロナ禍にあって、病院経営の収支が急速に悪化し、赤字となっている病院の窮状を、院長先

生がテレビのインタビューで訴えられています。収支のマイナスは、病院経営を圧迫し、職員の皆さんへ

のボーナスをカットせざるを得なくなった病院で、ストライキが起こっています。政府は、ドーンと病院

へお金を入れなければなりません。

 

6.東京オリンピック・パラリンピックを開催するためには、何よりも、世界の人々に「日本へ行っても

大丈夫!」と思ってもらえる受け入れ態勢を作ることに尽きます。そのために、日本のテレビ局は、今後、

すべての報道番組と芸能番組で、東京オリンピック・パラリンピックを安全に開催し終了させるための討

議を行うコーナーとテーマを設け、その内容を放送してください。東京オリンピック・パラリンピックを

成功させましょう。

 

E.治療薬とワクチン

 

1.以下は、私見です。

 

a.ヒト免疫不全ウイルス(HIV)も新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)も、ヒトの免疫を

不全にさせてしまう機能を、その遺伝子の中に遺伝情報として持つ、本当に厄介なウイルスです。

 

b.これらのウイルスの治療薬とワクチンを考える場合、それぞれの遺伝子を分解してやるものであれば

良いと考えるのです。

 

c.治療薬は、両方とも既にあり、新しい治療薬も「必ずできる」と思うのですが、ワクチンはどうなの

でしょう。SARS-CoV-2に対しては、今、世界で総力を挙げてワクチン生産に取り組んでいます。

HIVはどうなのでしょう。T細胞や樹状細胞にその機能を持たせることはできないのでしょうか?しか

し、HIVは人体の持つ免疫を不全にするウイルスですから、やはり外部から抗体を探してきた方が良い

のでしょう。

 

d.私は、イベルメクチンに期待をしているのです。イベルメクチンは寄生虫にも効く特異な物質ですか

ら、特異なウイルスであるHIVにも効くであろうと思っているのです。SARS-CoV-2に効果が

あることは報告済みです。SARS-CoV-2とHIVの形状は似ており、イベルメクチンが持つ作用

機序(2020年7月1日の記事を参考にしてください)は、HIVにも有効だろうと思うのです。

 

 

                                                           快晴の空と飛行機

 

 

 

 
 
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