日々楼(にちにちろう)

古今東西・森羅万象の幾何(いくばく)かを、苫屋の住人が勝手御免で綴ろうとする思考の粉骨砕身記です。

これからの時代 4 (前編)

2022年05月31日 | 日記

これからの時代 4 (前編)

 

1.ウクライナで、ロシアのプーチン大統領が侵略戦争を行っています。

 

2.プーチン大統領が行っている戦争は、ウクライナの人々を、彼の戦争目的に隷属させようとする戦争です。その戦争目的とは、ウクライナのロシア化であり、ウクライナの

人々をロシアに隷属させることです。そして、彼が依拠する大義は、ロシアの前の時代のソ連が、第2次世界大戦において、連合国の一員であったことであり、戦勝国となって

得た戦果です。彼は、人類にとってもロシアにとっても負の記憶である レーニンとスターリンの手法を引き継いでいます。

 

3.レーニンとスターリンの手法である「粛清」は、ウクライナ戦争では、占領地で行う住民に対する「ろ過作業」として行われています。「ろ過作業」とは、人々がウクライ

ナ人として生きることの否定です。

 

4.また、ロシア軍(含む、ロシア軍、親ロシア派武装勢力、親ロシア国軍、傭兵)は、無差別に人々を殺し、建物を破壊し、土地を荒らします。これも、レーニンとスターリ

ンが行った反対者を粛清する思考が受け継がれたもので、敵を殲滅する攻撃となって現れていると考えていいでしょう。

 

5.私達は、ソ連において、スターリンは批判され、その後継国家として現在のロシアがあると思っていました。しかし、違っていました。プーチン氏が登場しました。彼の大

統領としての地位を支えるグループには、ロシアの政党である「統一ロシア」、社会運動の推進体である「全ロシア人民戦線」、KGBの後継組織である「ロシア連邦保安庁

(FSB)」、プーチン大統領直属の「国家親衛隊」、私設傭兵団の「ワグネル」、占領地を国家として承認し、そこに配置した「家臣団」、ロシアの寡頭経済集団「オリガル

ヒ」があります。これらの列挙から、プーチン大統領は、自分の周りに戦闘集団を置き、社会運動体、政党、諜報機関を使って国家組織と軍と経済を支配していることが分かり

ます。現在の国防大臣であるショイグ氏は、エリツィン大統領の与党であった「統一」の党首です。この「統一」が「統一ロシア」となります。

 

6.そして、ウクライナ戦争までの、ロシアが対外紛争へ軍事介入して、紛争地の一部を親ロシア国として承認し、親ロシア圏を獲得して来た経緯を見てみますと、現在のロシ

アは、プーチン大統領(軍事専制支配者)を頭脳とする、領土獲得意欲の強い、軍事専制支配国家であることが分かります。

 

7.ウクライナの人々は、このプーチン大統領と戦っています。この戦いは、国家の主権と人間の自由と人権を確立する戦いです。

 

8.ウクライナの人々と共に私達も戦い、プーチン大統領を破り、プーチン大統領を、ウクライナ戦争における、戦争の発令、侵略の事実、及び、戦争の全行為において犯され

た戦争犯罪の統括責任者として、法廷で裁かなければなりません。

 

9.そうしなければ、彼は次の領土を獲得するための紛争と戦争を起こします。

 

 

 

  

 
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