日々楼(にちにちろう)

古今東西・森羅万象の幾何(いくばく)かを、苫屋の住人が勝手御免で綴ろうとする思考の粉骨砕身記です。

信義について

2013年05月22日 | 日記

A.信義について

 

1.飯島氏が北朝鮮を訪問されました。

 

2.信義という点からこの訪問を考えてみたいと思います。

 

3.日・中・韓・北朝鮮の4カ国は、今、非常に緊張した関係の中にあります。日本から見て、その原因を生じさせる当事者は、中華人民共和国(中共)と北朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)    

  の政府指導者であります。そして日本が中共と北朝鮮から受ける緊張感に比してはるかに大きく、また直接的な軍事攻撃の脅威にさらされているのが、大韓民国(韓国)であります。その 

  脅威は平時を越えています。

 

4.かかる緊張下にあって、日本は自分の軸足をどこに置くべきでしょうか?

 

5.それは、韓国・米国と共に歩むことであります。韓国は米国と同盟国であり、米国は日本の同盟国であります。日本は、この2国の信義を大切にしなければなりません。

 

6.この信義の点から見て今回の訪問は、韓国とアメリカに連絡をしないで行われたと報道されていますので、疑義が残ります。日本人ですら裏取引があるのではないかという懸念を抱いて

  しまいます。訪問後の韓国とアメリカに対する報告は、裏も表もない真摯な報告が必要です。国民に対しても同様です。

 

7.これから、中共と北朝鮮の歴史は流動化致します。特に北朝鮮の金一族が3代続けて国のトップに君臨する独裁・軍事政権は、現代史の奇形です。中共においてすら北朝鮮崩壊説が出るほ

  どです。日本からの援助は、北朝鮮が核を放棄することに留まらず、体制転換を遂げ、民主主義下の政治制度を保障することにおいて為されるという、制約条件が必要です。

 

8.韓国の人々には日本に支配されたという心のトラウマがあります。これを斟酌(しんしゃく)してあげなければなりません。しかし、彼らの歴史認識にはひどいものもあります。例えば、伊藤博文

  を暗殺した安重根(あんじゅんこん)が韓国では切手にもなっています。これなどは、韓国が独立国家であるならば、自国の法体系と刑法を持ち、日本もそうですから、双方の刑法に照らして、

  安重根はどう見ても殺人者でしかなく、それを切手にするというのは、国家としておかしな振る舞いとしか言いようがありません。国家としては殺人者として処断する、しかし特定の民族団  

  体においては英雄として扱われる。それならば理解できます。そしてこれが一般的な日本人の考え方です。この考え方は韓国の人々にも理解してほしいのです。だが、考えようによっては

  韓国の人々の国家観はまだ民族国家に留まったままなのかもしれません。そう考えると、これも韓国の人々を理解する一助となります。しかし、双方は独立国家です。それぞれの節度は弁

  (わきま)えられなければならないと思います。話が脱線してしまいました。戻します。

 

9.今回の北朝鮮訪問は、韓国の人々の信を得るに足(た)るでありましょうか? いいえ、足らないと思います。朴槿恵(ぱくくね)大統領は、アメリカのオバマ大統領に日本にもう少し韓国の歴史

  に配慮してほしいと依頼され、中共を頼られる気配すらあります。では信を得るに足る行動とは何でありましょう。考えるにそれは、第一に、過去、日本に支配されたという韓国の人々の気持ち

  を汲(く)むことと、(ここで気持ちを汲むことに関して一つ留保しておきたいことがあります。日本ではかって息子の家庭内暴力に悩む父親が、息子の気持ちをすべて理解しようと努めるあ

  り、彼の行動をすべて許容して来た末に、金属バットで殴り殺されるという事件がありました。この轍(てつ)を誰しも踏んではならないということです)、第二に、韓国の直接の敵(北朝鮮)に

  塩を送らないこと(利敵行為をしないこと)に尽きると思います。これを信義と言います。

 

 
B.慰安婦問題

1.大阪市長の橋下氏の発言をめぐって、元慰安婦と名乗られる方々が、橋下さんと面会されるそうです。良い機会です。報道関係者の方にお願い致します。彼女たちの話が嘘偽りのないも

  のであることがはっきりと分かるインタビューを、特集するか、ユーチューブにアップして頂けませんか? 私は、日本の戦後において、左翼の運動が最も盛んであった時期に、「従軍慰安

  婦」なるものが一つも話題にならず、左翼の誰も語らず、おそらく誰も知らなかったものが、何故、今日のように反日感情のメインシンボルのひとつとして扱われるのか、分からないでいま

  す。

 

2.そして運動の発端の動機も知りたいと思います。サポートした人たちの動機は、純粋な人権擁護者としての動機であるのか、工作員が関与したのか、何のための運動であるのか、目的は何

  か、何故「従軍慰安婦像」を建てるのか、考えて行くと、この運動は中共の反日キャンペーンと轍を一つにしているのではないかという疑念が湧いてきます。

 

3.私の疑問は、日本では普通の人が抱(いだ)いている疑問だろうと思います。ジャーナリスト魂を鼓舞して、疑問を氷解させる番組を提供いただければと思います。

 

 
C.アフリエイトバーナーの貼り付け

1.ブログに、今までアフリエイトバーナーを貼って来ませんでした。今後、収入を少しでもカバーする意味もあり、貼らせて頂きたく存じます。

   良質のものを貼って行きたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。

 

 


 

 







                       

                                         新緑 

 

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