新・仏像ワンダフル!

千年の時を超えて仏像との新しい出会い
いやいや街を見渡せばよく似た人がいたような・・

弥勒如来坐像 興福寺北円堂  鎌倉時代

2012-07-19 09:47:22 | 旧仏像ワンダフル
運慶最晩年の作とされる像です。

運慶と言えば東大寺南大門の金剛力士像
が真っ先に浮かびますが、あの形相と
波打つ筋肉の表現は豪快そのもの。

鎌倉時代の武家の気風にもなじんだ
好戦的な気が感じられます。

こちら興福寺のほうは、有名どころで
阿修羅像がありますね、でも今回は
別棟の中にある阿弥陀如来を見てみます。

鎌倉期に再建された北円堂という
八角形のお堂の中にはこの阿弥陀三尊像と
無着(むちゃく)と世親(せしん)という
実在の僧侶像と四天王が安置されています。

なんと仏と人間が同等に配置されて
いるんですよね~

その人間の方々には後ほど登場して
いただくとして・・

この阿弥陀如来像の光背に飛天がいるんです。
どちらかというと、その飛天が描きたくて
如来さんに出ていただいた感じです(笑)





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2 コメント

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確か・・・ (kyon)
2012-07-19 20:23:58
世界遺産にもなってますよね?
ムチャクとセンシさんって・・ちょっと分からないんですが・・・はじめて聞きます・・

ワンダさんの飛天・・・素敵だものね~~
前に描かれていたのにも沢山ありますよね・・
ワンダさんの飛天・・・私はちょいとファンです♪だから、楽しみ~~(^^ゞ
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有名人! (仏像ワンダフル)
2012-07-22 00:07:08
無着と世親は理想の悟りを開いた方々と言うことなんですがけったいな人達だったんですね。
飛天は仏像の中でも色香を漂わせる特異な存在ですね~まだ思いの半分も表現できない感じです。
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