新・仏像ワンダフル!

千年の時を超えて仏像との新しい出会い
いやいや街を見渡せばよく似た人がいたような・・

女神像 江原浅間神社・山梨 平安時代(11世紀)

2012-06-10 09:02:38 | 旧仏像ワンダフル
奈良時代から平安時代にかけて続いた
富士山の噴火の鎮静を祈願して建てられた
という江原浅間神社。

そのご神体の女神像で、近頃制作年代が特定され
富士山信仰の最古の木像になるようだと
昨日の読売新聞にありました。

三人の天女が中心の如来像を背に
囲むようにして一本の木から削り出しで
造られています。

馬頭観音の真柏のリアリティと
女神像の素朴なシンプルさ

江戸時代の円空仏にも似た
技巧以前のものを感じる像ですね。



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2 コメント

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ほぉ・・・ (kyon)
2012-06-14 19:28:49
そっかぁ・・・御神体なんだね・・・
優しげなお顔です。柔らかな感じが山の怒りを鎮めてくれる・・・そんな祈りなんですかね・・・
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祈り・・ (仏像ワンダフル)
2012-06-16 05:58:21
そうですね~初詣くらいしか手を合わせて祈ることが無いような自分にとっては、何かを敬うこと、尊重することから始める必要がありそうです(笑)
スピードや効率と、人や自然に対する真摯な眼差し・・このバランスが難しかね~
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