新・仏像ワンダフル!

千年の時を超えて仏像との新しい出会い
いやいや街を見渡せばよく似た人がいたような・・

木像馬頭観音立像 浄瑠璃寺・京都 鎌倉時代

2012-05-02 11:34:27 | 旧仏像ワンダフル
   辛いという字がある
もう少しで幸せになりそうな字である

口で描く画家の星野富弘さんの言葉のように
 
憤怒と笑いは紙一重だとつくずく思う
馬頭観音像です。

かなりの迫力なので前に一度登場していますね。


http://blog.goo.ne.jp/coookai/e/17de2ab51a24eb0c4b2edc661c17ded4

色彩に気を取られて見過ごしてしまうのですが
全体像は調和が図られていて安定して、
確かな存在感があります。

そしてその表情に浮かぶ笑いにも似た怒り。

梅図かずおさんも多分、気付いていた事でしょうね~
恐怖と笑いを。