紀州勝浦といえば「まぐろ」。紀伊半島のほぼ南端に位置するという地の利を生かして、生のまぐろの水揚げが盛んです。勝浦漁港では土曜日以外の毎朝、威勢のよいセリが行われます。
<o:p></o:p>
水族館でスイスイ泳ぐ魚くんもいいけど、実際に食べる魚も大好き。魚市場と聞くとなぜか胸が高鳴ります。JR紀伊勝浦のホテルに泊まった翌朝8時過ぎ、「もう遅いかな」と思いながら、歩いて5分の距離にある漁港に行って見ました。
写真:セリは真剣勝負
漁港の上空にはとんびの群れが舞っています。そして今まさにセリの最中でした。セメントの地面にはたくさんのマグロが横たわり、それをとり囲んでいる男たち。あっ、女性も1人見えます。 マイクから流れる声は、なにやら調子をつけて唄っているようにも聞こえます。
<o:p></o:p>
その場できびきびと頭を切りおとし、お腹を開いて内臓を処理する若い人たちもいれば、成約したまぐろをリフトカーで移動して、そのまま車に積み込む人たちもいます。喧騒の中にも整然とした、慣れた手はずで物事が進んでいきます。 おおっと、スキを見てトンビが急降下、なにかさらって舞い上がりました。
写真:その場で解体作業を始める人たち。
<o:p></o:p>
街にはまぐろの美味しい店、扱っている店が50以上もあります。「生まぐろ食べ歩き」などのマップがいろんなところに置いてあるので大丈夫。あいよっこも居酒屋さんで「まぐろ丼」「アジの南蛮撞け」などを頂きました。砂糖甘さのないあっさりしたたれが素材を引き立てて美味しい!<o:p></o:p>
<o:p> </o:p>
南紀の海岸線は太平洋の激しい波で侵食され、面白い形や不思議な造形の場所が数多くあります。勝浦港の周辺には大小さまざまな島が点在して、東北の松島に似ているところから「紀の松島」とも呼ばれます。
<o:p></o:p>
遊覧船に乗って「紀の松島めぐり」に出発しましょう(写真)。Aコース(1500円:ホテルなどに割引券あり)は観光桟橋を出て、島巡りをした後、太地くじら浜公園に下船できます。台風15号が近づいていることもあり、波は少し荒く、空は曇っています。がっ、そんなのかんけーない! <o:p></o:p>
最初に小島と小島の間のせま~~いところを通り抜けるのがスリル満点。何万年、何億年とかけて自然が作った創造物には「らくだ島」「ライオン島」「鶴島」などの名前がついています。
写真:最初に通り抜けるのが右の狭いところ。
写真:手前の島が「らくだ島」で後ろにあるのは無人島の露天風呂。同じ色が重なってちょっとわかりにくいかなあ?
ところで、山成島は「その昔屋島の戦いに敗れた中将・平維盛(たいらのこれもり)が入水したと伝えられる島」という説明アナウンスがあり、「えっ?そうなの?」と耳を疑いました。なぜって、<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="29:野迫川村;" Address="野迫川村">野迫川村</st1:MSNCTYST>には「平維盛歴史の里」があり、ここが彼の最期の地と聞いたことが・・・。 まあいろんな説があるってことなのかな? <o:p></o:p>
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます