あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

「ハラハラ・ドキドキはカイカーンのもと」

2007-11-28 02:47:35 | 「脳」「こころ」「身体」

「赤ちゃんはまずママのおっぱいに依存する」と書きましたが、おっぱいは食べ物を与えてくれるものであり、ひいてはわが身を守るものでもあります。さらに赤ちゃんは、おっぱいを吸う行為に最初から「性的快感」を感じている、と指摘したのはかの有名なフロイト(ジークムント・フロイド、1856-1939)です。乳幼児の発達を「リビドー(性的欲望に基づく精神エネルギー、意味わかりにくいですね)」の概念から考察して、最初の段階を「口唇期」と名づけました。赤ちゃんにとっては「口」だけが世界のすべて、という時期です。<o:p></o:p>

こうして見ると欲望はきちんと分類できるものではなく、いろいろな場面で重なり合ったりつながったりしているもののようです。赤ちゃんとお母さんに始まる「他者に対する依存」は今日最も重要なことであるし、一方さまざまな問題を含んでいます。これについてはまた後で考えましょう。<o:p></o:p>

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さて話を元に戻して、3番目の「わが身を守る欲望」についてです。現代日本ではもちろん戦争や紛争はないし、悪くなったとはいえ治安も相対的には良いので、外敵に責められることは少ないです。それなのにわざわざ戦争地域に行って見たい人はいるようです。今現在もイラクで人質になっている人もいますし、かつて大きな人質事件もありました。<o:p></o:p>

写真:奄美空港近くの海岸。海も山も空もくっきり。

 

 

また古今東西冒険に挑む人は多いし、危険を承知で厳しい自然に挑戦する人は後をたちません。こうした行動は、「身を守る欲望」とは全く反対の行為と思えますが、なぜなのでしょう?冒険に向かう原動力の一つはもちろん好奇心だと思いますが、どういうわけだか「危険な行動につきもののはらはら・ドキドキの不安感や危険に向かう恐怖心など」を人は求めてしまうみたいです。日常生活でスリラー・ミステリー小説を読んだり、さらに気味悪い映画を見たり、おばけ屋敷に興奮する行為もやはりそのたぐいでしょう。そして現実に死亡事故が起こる可能性もあるのに、人々は嬉々としてジェットコースターで勇気試しをします。<o:p></o:p>

どうしてわざわざドキドキのことをするのか?って自分の場合を考えてみると、やはりその前の不安や恐怖が多いほど、問題が解決したとき、ほっとしたときの気持ちは、これは「カイカーン!」といえるからだと思います。こうした行為は「わが身を守る欲望」が形を変えたもの、進化の足跡といえるのでしょうか?<o:p></o:p>

現代社会では「冒険的行為」は勇気のある行動だし、依存とは言わないですが、これに類するものは「ギャンブル依存」などがあります。パチンコに夢中になって乳幼児を車に置いたまま放置し、熱中症で亡くなる事件は毎年起こります。はらはらドキドキも人に迷惑をかけない形で充足できるといいですね。<o:p></o:p>

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