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くうねるあそぶ

お散歩好きの四方山話

金沢の坂 新坂

2008-09-23 19:35:13 | 金沢の坂
加賀藩前期、嫁坂の後にできたので、この名がついたそうです。
昔は、小立野新坂、笠舞新坂とも呼ばれたそうです。

棟岳寺、真行寺、慶恩寺を通り波着寺に向かいました。

このあたりは旧 欠原町というそうです。
崖縁の通りであるため、藩政時代は笠舞がけ原などと呼ばれていたそうです。
途中、小さな鳥居もありました。

昔の趣が残っているところもあって、
散歩はいろんな通りが見えてきて楽しいです。

金沢の坂 嫁坂

2008-09-22 20:28:06 | 金沢の坂
大聖寺坂を下りて本行寺、瑞光寺、唯念寺を通ると
「嫁坂」の下に出ます。

加賀藩初期、坂の上に住んでいた藩の重臣、篠原出羽守が
娘を本荘主馬へ嫁がせるときにつけた坂なのでこの名がついたそうです。

それほど広くない道幅でくねくねと曲がっています。
まるで獣道のようです。

金沢の坂 大乗寺坂

2008-09-21 11:51:59 | 金沢の坂
広坂を登って歴史博物館を通り過ぎると、
厚生年金会館が見えてきて、手前右手にNTTのビルがあります。
このビルと駐車場の間に小路があります。
ここを入ると「大聖寺坂」があります。

慶長から元禄年間に曹洞宗の古寺、大聖寺が坂下にあったので
この名前で呼ばれているそうです。
同寺は後に長坂へ移転しました。

今はこの坂の下に県立工業高校があります。
緑深い坂はきれいに整備されていて、
坂の途中には景色を楽しめるベンチもあります。
坂からの見晴らしも良いのでお散歩コースに入れたい坂です。

金沢の坂 広坂

2008-09-20 01:16:41 | 金沢の坂
金沢には3つの寺院群があります。
敵の来襲に備えて、多くの武士が起居できる寺院群を、
金沢城の三方に配置しました。
卯辰山寺院群、寺町寺院群、そして小立野寺院群がそれです。

今回は小立野寺院群を歩きながら、
金沢の坂めぐりに出掛けてきました。
スタートは「広坂」です。

坂道の幅が広いのでこの名で呼ばれています。
加賀藩時代から明治中期頃までは安房殿坂、作事坂とも言われていたそうです。

今は観光バスがひっきりなしに行き交う坂です。
この坂の上には9月20日リニューアルオープンの県立美術館はじめ、
藩老舗本多蔵品館、歴史博物館があります。
このあたりは、文化施設が集まっていて静かで落ち着いた町並みが魅力です。


金沢の坂 帰厚坂

2008-08-25 16:16:58 | 金沢の坂
14代藩主前田慶寧が1867年卯辰山を開拓したときにできた坂です。
長さ250メートル、斜度10度。
この坂の上には花菖蒲園があり、
私の子供の頃の散歩コースでした。

久しぶりに登ってみると、結構な急坂。
はぁはぁと息が上がってしまいます。

子供の頃はスキーをしたり、おたまじゃくしを取ったり、
道端のあかまんまを摘んで歩いたり、
この坂を登って遊ぶのが楽しみで、
こんな坂ヘッチャラで登っていたのに・・・。
体力の低下を実感しました

金沢の坂 観音坂

2008-08-09 16:39:02 | 金沢の坂
今日は観音院の四万六千日。
この日にお参りをすると、四万六千日お参りしたのと同じだけのご利益があるのです。
また先日の浅野川氾濫の復興祈願のための御詠歌が卯辰山に響いていました。
日頃は静かな参道である観音坂(男坂)も今日は人の姿が途切れません。

金沢の坂 あかり坂

2008-07-14 21:59:58 | 金沢の坂

今年の金沢検定に一番出題されそうな坂がこの「あかり坂」です。
五木寛之氏が小説「金沢ものがたり」の中で命名した坂です。
主計町に下りる坂は二つあって、ひとつは「暗がり坂」。
その坂に対しての「あかり坂」です。
気をつけて歩かないと見過ごしてしまいそうな路地に続く細く急な階段です。

金沢の小さな路地を歩いてみたら、懐かしさの中に新しい発見があったりして
「探検」してる感じが面白いです。


金沢の坂 暗がり坂

2008-07-14 00:47:06 | 金沢の坂
金沢の坂と言えばまず名前が出てくるのはこの暗がり坂です。
久保市乙剣宮の裏から主計町へ降りる坂です。
子供の頃は、名前も知らなかったですが、
薄暗い秘密基地への入り口のように思えてワクワクしながら通っていました。

ここは昔、お茶屋街が華やかな頃、尾張町界隈の旦那衆がこの坂を通って
主計町や東のお茶屋街に通った「男のけものみち」だそうです。
きっと当時の人もワクワクしながら通っていたのでしょう。

栗本慎一郎の『都市は、発狂する』(光文社)は、今から25年ほど前に発行された本です。
光の都市とは秩序の象徴であり、闇の都市が掟にがんじがらめになった人を解放すると説いています。
そしてそこに文化が生まれると。
金沢もこの光と闇を持っている街として紹介されています。

光(昼)の街と闇(夜)の街をつないだ坂。
そんな街に生まれた幻想的な泉鏡花の文学。
などと考えるとさらにワクワクする坂です。


金沢の坂 甚右衛門坂

2008-07-10 13:22:23 | 金沢の坂
金沢検定には市内の史跡や寺院が取り上げられています。
いつも普通に歩いている道も出題の対象になっていたりします。

金沢にはたくさんの坂があり、これまた出題のポイントになっています。
いくら話で聞いても覚える事は難しい。
実際に歩いて見てみることが一番だという意見のもとに
改めて金沢の街を散策に出てみることにしました。

まずは近場からということで、
金沢城に上がる坂のひとつ「甚右衛門坂」へ。
尾崎神社の少し先の坂です。
緑が生い茂り、静かな坂です。
のんびり散策のスタートには丁度いいでしょう。