波着寺から、小立野大通りに出て、お散歩は続きます。
本多の森ホールの向かい側、駐車場の脇に小道があります。
その先が、「大乗寺坂」です。
「慶長から元禄年間に曹洞宗の古寺、大乗寺が坂下にあったのでこの名で呼ばれている。
同寺はのち長坂へ移転した」そうです。
だから、街の中心部に大乗寺の名がついた坂があるのですね。
坂の下には、大乗寺跡の石標も立っています。
この先、少し歩けば、鈴木大拙館があります。
この日は館内見学はしませんでしたが、外回りを歩くことができます。
街中の喧騒とは別の静かな空間。
落ち着きますね。
昨年から、無料見学ができるようになった松風閣庭園(旧本多家庭園)が裏手にあります。
松風閣庭園は約2000坪の広さがあり、江戸時代初期に加賀百万石の家老本多家の庭として
造られたそうです。松風閣庭園は2003年に国の登録有形文化財に指定されたそうですよ。
MROの社屋の裏手になりますが、見事な庭園は必見です。
この散策路は、本多の森、中村記念館までつながっています。
緑の中の散歩は気持ちが良いものです。
歌劇座の通って、「金沢ふるさと偉人館」へ
ここも館内見学はしませんが、以前は北陸学院付属第一幼稚園があったところです。
高峰譲吉氏の銅像もあります。
日本とアメリカの懸け橋になり、タカジアスターゼとアドレナリンの二つの薬を発明した化学者です。
この後は、香林坊から鞍月用水に沿って武蔵が辻方面までお散歩。
鞍月用水
「犀川の上菊橋上流右岸から取水する用水で、藩政初期に改修されたという。
一部区間は金沢城の外堀に利用され、精米、精油などの水車をまわし、灌漑用水に使われた。
鞍月地区を通ったのでこの名がついた。倉月用水とも書かれ、上流は玄蕃川、源兵衛川の別名もあった。」
尾張町の裏手の筋
町家が立ち並んだ通りで風情があります。
この道を下ると久保市乙剣宮、暗がり坂、あかり坂、主計町茶屋街にいたります。
まだまだ、見所は多いのですが、今回はここまで。
12キロ、3時間半くらいのお散歩でした。