アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

ここるぴあギャラリー『空と海のまじわるところ』

2020年05月05日 | 作品について
自宅アトリエにいる時間が多いこの頃。
トロロアオイの在庫がなくなって
調達に行けないから和紙漉きもできず
作品制作よりもアトリエの片付けと
リフォームをしようと少しずつ動いています

こんな時は、できないから何もしない
んじゃなくて、今できることを。
アトリエの中に飾っている作品たちを
ご紹介しよう!と思いついて
『ここるぴあギャラリー』というシリーズを始めてみました

第1日目は、コウゾやミツマタなどの
材料などを保管している部屋の
壁に掛けてあるパネルの作品から。


『空と海のまじわるところ』


私が作ったパネルの作品の第1号でもあります(だぶん

和紙に写真を印刷して、カモミールで楮の繊維を染めてから
漉いた和紙をパネルの台紙にした作品です。
もちろん撮影も、和紙も原料の処理から
紙漉きまでもすべて自分の手によるものです。

この作品は何枚かご注文をいただき
新たに制作して手元を離れていきましたが、
ここにあるのは初めて作ったオリジナルの作品です。

1995年にニュージーランドにトレッキングをしに
一人旅に出てその時に立ち寄ったNZ最北端の岬
ケープレインガにて撮影📷
その時はデジカメはまだなく、フイルムタイプの
一眼レフを持って行ってました。
岬の先に向かって歩いていくと、観光客の一人が
道標の下に立っているのが見えて、その
色合いというか風景がすごく気に入ってパチリと。

その道標には世界の有名な都市の名前と
そこまでの距離が書かれているけど、
でもその道標のある場所はどこかわからない。
おもしろいなと思いました。


この作品を見ると、その時の太陽の日差しとか、
そこに向かうバスの中の空気とか
今でも思い出すことができます

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