アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

いよいよ寒くなりましたね

2016年01月24日 | ワークショップ・紙の手しごと
最近、いろいろ生活に変化があって、かなりバタバタしています
気が付けば、もう1月も終わりに近付いているではないですか!って感じです。
しかも今晩から明日にかけては名古屋でも大雪に注意とのこと。困る

仕事で外に出ることも多くなったので、帰ってきて、るーにご飯を食べさせ、
自分の夕飯を終えてから、さてと!と言いつつご注文をいただいた作品の
制作に入ります。雪が溶けるのを待って、竹尾さんに紙を取りに行ったり、
次のワークショップの準備や5月の宮崎での個展のプランやタイトルなどを
考えたり、ネットに出品する作品を考えたり、相変わらずやることだけは
いっぱい

今、決まっているワークショップは今月末に豊田市からのご依頼で、小原の
和紙のふるさとで子供向けの和綴じ本のワークショップです。子供たちが
自分で漉いた和紙を使って1冊の本を仕上げます。昨年に続いて2回目の
お仕事です。ふだん、小中学生と関わることがないので新鮮です。

来月は、春日井のギャラリーゆんたくさんで製本のワークショップです。
こちらはゆんたくさんのママさんが声を掛けていただいて、すぐに定員6名
埋まりました。企画から時間がたってやっと実現できるので楽しみです。

上記の2つのワークショップのご参加への募集はしておりませんが、もし、
こんなことやってみたいとか、どんなことができるかなど、ご興味をお持ちの
方がいらしたら、左側の「メッセージを送る」からお問い合わせください。

本格的に寒くなってきましたが、みなさん、暖かくしてくださいね。

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あたりまえの少しまえ

2016年01月17日 | 作品展のこと

     満ちる少しまえ

今日「それぞれの現在展2016」が無事に終わりました。
お越しいただいた方々、ありがとうございました。
代表の大塚さんはじめ、お世話になった他の作家のみなさま
本当にありがとうございました。

そして、今回、思ったよりも好評をいただいた作品がこれです↑

お世辞や社交辞令で褒めてもらう言葉はなんとなくわかりますが、
今回は本当に「良かった」と言われているのが伝わってきました。
※私はね、おいしいものを食べたときやかわいいものを見たときに、
 その人が発する言葉で本音かどうかわかるコツをつかんでいるのです

自分でも不思議ですが、どこが良いのかわかりません
もちろん良いものを作ろうと思って作った愛しい作品ですが、今までの私の
作品を観てきた方々が「良い!」と言ってくださっても、いつもとどこが
違うんだろう?って、逆に考えるきっかけになりました。

和紙を漉くときの、それを使って作品を仕上げる時の、あたりまえの仕事を
してきただけなのになあって不思議に思うけど、今回はたくさんの油絵や
アクリル画、彫刻などの中に並べているので、よけいに和紙そのものが表に
出てきていると感じられるからでしょうか。漉いて、水を落として、乾かして、
糊を作って裏打ちしてっていう、あたりまえの仕事を。

少し欠けて、これから満ちていく月は、私が和紙を始めた頃によく作っていた
デザイン。だから、基本に戻って作ってみた作品とも言えるかな。
九州にも持っていこう!とりあえず、しばらく寝室に飾ってみよう

いつも、絵が描けないとか、デザインができないとかごちゃごちゃ言ってる
けど、シンプルで和紙ならではの自然にできる模様や特性を活かして
作品に仕上げていくのが私らしくていいのかもしれませんね。

ついでに最近の作品。
アメリカのやまさんに送った白紙の本。やっと届いたって連絡がきたので、
ここでるーちゃんと一緒に取った写真を公開します。

写真の中の腕にもるーちゃんがとまっているよ

もうひとつ、名古屋から故郷に帰る友達に贈った作品。

これも、るーちゃんと。
一緒に観に行ったイルミネーションの写真を使って。
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今年最初の展示始まりました 2016

2016年01月13日 | 作品展のこと
私にとって今年最初の展示になる「それぞれの現在展」が始まりました。
第20回記念だそうで、私は今年度のみ参加させていただく予定です。
いつもよりちょっと大きめB2サイズのパネルの作品を出展しています。

いつもよりちょっと大きいと言っても、搬入してみたら会場は大きいし、
他の作家さんの作品も大きいしで、ひっそりと隅っこの方に飾らせて
いただいています。



色つきの大きい紙は、まだアトリエここるぴあが生まれる前、そう10年以上前に、
小原の加納登茂美先生の工房をお借りして漉いたものです。
下の写真の白い紙は今回のために漉いたのですが、雲母の荒い粉を入れて、少し
キラキラさせたいと思ったのですが、会場の照明がやんわり暗くて光らないのが
残念です。

タイトルは『満ちる少しまえ』。全容は会場で。
昔からご存知の方は、いかにも私っぽいと感じられることでしょう。
今回も私はほとんど会場にはおりませんので、ごゆっくりご覧ください。

「それぞれの現在展」
 2016年1月13日(水)~17日(日) 10:00~18:00
      15日(金)20:00まで、最終日17:00まで
 名古屋市栄 愛知芸術文化センター8階J1.2室
 たくさんの作家さんのそれぞれの作品展です。
 10階の愛知県美術館では「ピカソ、天才の秘密」を開催中です。

昨日の長い搬入作業の合間に部屋の外で。

その頃、名古屋市美術館では、ワイヤーアート作家の水谷一子さんの作品が
展示されています。愛知県、名古屋市とハシゴでどうぞ!

「ポジション2016 アートとクラフトの蜜月」
 2016年1月5日(火)~2月21日(日) 9:30~17:00 金曜日は20:00まで
 名古屋市美術館

ここでいうクラフトの意味を考えながら拝見したいと思います。
コメント (4)
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戦場のメリークリスマス

2016年01月09日 | 映画と本とドラマ
何年かぶりに映画『戦場のメリークリスマス』を観た。
昨年のクリスマスの時に見始めて、でも忙しくてじっくり観られなかったので、
年明けにまた始めから観直した。

展覧会の記事と同様、映画の内容は特に触れず、まったく個人的なことばかり
書いてしまいますが、すみません。

おおまかなストーリーは忘れていることも多かったのに、話の内容よりも
細部ばかり覚えていることに気付き、自分で驚いた。デヴィッド・ボウイの弟の
障害のことは当時気付いておらず、なぜいつまでも小さい子供のままなのかな?
なんて勝手に不思議がっていたが、弟の歌う歌や音楽はサントラを何度も聴いて
いたので一緒に歌えるくらいはっきりと、そしてセリフもいくつか覚えていた。

 なぜか?

それは、昔の私は気になることがあると、そればっかり何度も何度も繰り返して
観たり聴いたりしていたからだ。最後のローレンスと原軍曹の対面の場面での
セリフ「あなたは酔って…」「これからも酔い続けます」なんて、何度ビデオを
再生して聴き倒したか分からないくらい(セリフは英語。上記は字幕)。
その時のたけしとトム・コンティの間と表情が良かったからかな、何度も何度も
観たことを思い出した。

当時の私はとても記憶力が良かった。今は忘れた方がラクなこともあると、
年を重ねるうちに体得したので、覚えることがすっかり苦手になってしまった。

そう言えば、昔携帯が16和音で自分で着信音を作曲できることができたね。
その時、この坂本龍一作曲『メリー・クリスマス ミスターローレンス』を
4和音で作曲したデータがまだ残っている。名曲だなあと思う。

ちなみに、私の携帯の着信はTHE BOOMの『風になりたい』だ。当時4和音で作曲
したものを、機種が替わってもずっと使い続けている。もう替えられないな。
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年明けに思うこと 2016

2016年01月06日 | 作る
昨年11月の展示の頃からいろいろあって、年が明けて、今年はまたいろいろな
ことがおきそうな気がしている。良いことも、たぶん、覚悟しなければいけない
大きなこともあるかもしれない。昨年までにおこったことが、これからの
大きな風を起こすため布石が打たれたのだと感じる。また、自分が想像もして
いなかったことがおきるんだろうなって。

年末から少し大きな仕事があって、それが昨日ひと段落。
札幌の友人からのオーダー。家族写真のパネルと写真立て、それと、海外の
ご家族の昔の写真をそのまま立てておけるフォトカードとして仕上げた作品、
どれももちろん和紙で作ったもの。家族写真は北海道へ、フォトカードは
オーストラリアに運ばれる予定。まだ、お相手に届いてないので、気に入って
いただけるかドキドキしている。

ネット販売しているスケジュール帳も、年末よりも年明けの方が、なぜか
すごくアクセスが増えていて、ご注文もいただくので、写真の作品と並行して
深夜まで作っていた。今年はすごーく時間が過ぎるのが早い気がする!
あっという間にお昼!あっという間に夜中の2時!とか。時間の早さについて
いけないなぁ。しかも、なんと、来週火曜日搬入のグループ展の作品が未だ
手つかずの状態!今日から作ります

話は変わるが、私の母は私の仕事を良い仕事だとは思っていない
アートや芸術には全く興味がなく、私の作ったものにも興味を示さない。
むりやり展示を見せに連れて行っても早く帰りたいとか言い出すし、ほとんど
作品を見ない。そんな母が、昨日私がアトリエで札幌へ完成した作品の
発送準備をしているときに「早くして」と言いだした。

初めてのことではないが、そんな時、私は心底うんざりする
ずっと経営者としてい商売をしてきた母は、私の仕事を仕事と思っておらず、
私が熱心になればなるほどそれが気に入らず無視しようとするのだ。
そうは言っても、母は病気で体が不自由なので、そんな母を相手にケンカを
していはいけないとは思い、なるべく言い争いにならないようにこらえている。
けれど、仕事で辛い時も嬉しい時も、一緒に怒ったり喜んだりして欲しいのに、
がんばらなきゃ!がんばろう!っていう気持ちを、ばっさり削ぎ落とす母の
言葉や態度はかなり応える。

自分にしかできないものを丁寧に納得のいくように作り、それを無事に相手に
届くように、気に入ってもらえますようにと願いながら仕事をしているのに、
母にはそんなことは伝わらない。「そんなこと言っても、親は気にしてるのよ、
見ているものよ」と時々言われるが、いやいや、そんな人じゃないですよ。
そうでない親もいるんです、といつも思う。

そんなブルーな気持ちで昨日の夜、仕事をしていたら、おととい発送した
スケジュール帳を手に取られた方から、こんなコメントをいただいた。

「とても素敵な手帳です。丁寧に作られ、手仕事の美しさを感じました。
 戴いた素敵なメッセージも大事に取って置き、この手帳のように丁寧な
 暮らしを1年過ごしていきたいと、手に取った時に思いました。
 良い出会いに感謝いたします。ありがとうございました。」

本当に嬉しかった。親のことはともあれ、お会いしたこともない方から、
作品を通じてこんな風に素敵なメッセージをいただけるなんて。
手を抜かず、ひとつひとつ一生懸命作って良かったと思った。
応援してくれる友人や、年賀状でも、そんな嬉しくなるようなコメントを
くれる人たちがたくさんいる。だからきっと大丈夫!とも思える。

もちろん、親には今もたくさん心配や迷惑をかけている。それは分かっている。
でもきっと、この仕事に対しての気持ちは分かりあえることはないんだろうな。
それでも、うまく付き合っていけるよう折り合いをつけつつ、がんばっていく
しかないんだろうなと思う2016年の年明けです。

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あけましておめでとうございます 2016

2016年01月02日 | その他
2016年が始まりました

さっそく申年初日の昨日、たくさんのお猿さんに会ってきました

ヤクニホンザル

ボリビアリスザル

ワオキツネザル

日本モンキーセンターにて。
元旦から営業。初めて行きましたが、バリアフリーで、車いすを借りて母や
親戚一同とのんびり楽しむことができました。

今年もよろしくお願いいたします
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