アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

染色したり透かしを入れたり

2012年07月02日 | 作る

なんか料理をしているみたいな写真でしょ
果物のジャムか、ロシアかどこかの煮ものみたいですよね。

もちろん、違います

蘇芳(スオウ)を煮て抽出した染液に楮の繊維を入れて染めているところです。
絹だと真っ赤に染まるようですが、楮はやり方にも寄りますが、ちょっと淡くて
ピンクに染まります。染まるはずです(←前もそうだったから)。
なるべく色が入るように、このまま冷めるまで染液につけておきます。

見る人が見たら「こんな小さい鍋で」とあきれられそうですが、
やむを得ず、いつもこれで作業しています。媒染はみょうばんです。

最近は、先日白子で買った伊勢型紙の紙を使って、透かしの紙を漉くことにも
挑戦していますよ。

これらがどんな紙になって、どんな作品に仕上がるのか、乞うご期待


明日は県にフランス行きの補助金の申請書を再提出しに行ってきます。
展示のための作品制作や、向こうでおこなう和綴じ製本のワークショップの
準備以外にも、やることがいっぱい

まだまだ時間があるようでも、きっとあっという間でしょうね~。

この時期、お天気につられてどんよりしがちですが、がんばります




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