「ひょっとして、アヴァンティをお探しですか？」

この台詞で始まるＦＭ番組があった。

私はＦＭ・ＡＭ合わせて、週５本の番組をタイマー録音していて、語学講座以外は
いつも車で聞いている

そのうちのひとつ、毎週土曜日の夕方5時から放送されていた『サントリー
サタデー・ウエイティング・バーＡＶＡＮＴＩ（アヴァンティ）』が、3月で終わって
しまっていた。それを知ったのは実は今日
毎週欠かさず聞いていたけど、最終回もあまりにもいつも通りの内容だったので
まさか最終回だったとは思わなかった。バーテンダーのスタンはいなくなって
しまったけど、次のバーテンダーもすでに登場していたし・・・。

今日、録音した今月2週目の放送を聞き、あれ？と思ってネットで調べて知った。
先週は、たまたま特番か何かの事情で違う番組を放送しているのかと思っていた。

タイトルの台詞は数年前に番組の始まりに聞こえてきた言葉。その後ちょっと
ずづ変わったが、私が一番印象に残っている始まりの台詞である。

とにかく残念というか寂しい
東京でファイナルイベントがあったらしいが、アルコールが全く飲めない私でも
ぜひ参加したかったと今さらながら後悔している

1992年から21年続いた番組らしく、私は1995年くらいから聞き始めた。
（1995年は神戸の地震の年でもあり、私個人的にもとっても重要な年であった）
はじめの頃は偶然ドライブの時に流れている感じの番組だったが、
翌年のゴールデンウィークに四国を車でまわっていて、その時にアバンティを
じっくり聞いておもしろくって意識して聞き始めたという思い出がある。

番組途中に入るサントリーのＣＭも良かった。とばさず毎回聞いた。
あの番組がきっかけでジャズのＣＤを買い、展覧会にＢＧＭとして流したりもした。
教授が聞き耳をたてる時には、私もドライブしながら飲んでいたペットボトルを
一緒にカランカランって振ってみたりしていた。

考えてみたら小さい頃初めてラジオを聞いたのは「サントリー　サウンドマーケット」
という番組だった気がする。だいぶ背伸びをしていたような…

もし、大人になって東京に住んだら（もう十分大人の歳だけど）土曜日の夕方に
アヴァンティに行って過ごすような生活がしたいなぁとか夢見ていた。

寂しいけど、しかたないですね