coconut moon

ぐうたら母のぼやき日記

地球に優しいか、人間に優しいか

2008-01-22 15:03:29 | 雑感

今日も寒いねえ・・・
昨日の都心に引き続き、流星号での近所の仕事も再開しました。
まだ、体力の回復にはほど遠い感じだったけど、とりあえず、筋トレもかねて、社会復帰の第一歩です(笑)


再生紙の表示 見直し検討へ 製紙連合会(産経新聞) - goo ニュース

入院の日記も、前半の山場を終えたので(笑)、少々気になっていたことを書きます。

まあ、その前に「入院日記」を補足すると、治療計画の中で、入院後は「院内自由」と「シャワー可」という項目があった。
「院内自由」とはいえ、点滴や機器につながれてる身としては、そんなに「自由」はない
一時帰宅後24時間が経過した時点で、酸素吸入は夜寝るときだけになったし、ずっとつながれていた機械も外れて、朝昼晩、3回、血液中の酸素濃度を測定するだけになったので、その後はずいぶんと「自由」は増えたけど、点滴は退院する直前までやっていたし、それなりの「自由」ではあった
それから、「シャワー可」のほうだけど、当然、点滴がついたままシャワーすることなんかできない。
で、恐る恐る看護師さんに、
「シャワー可って書いてあるんですけど・・・
というと、
「もうしばらくは・・・
と、困った顔をしながらも、シャンプーだけしてくれたので、ずいぶんと楽になった。
結局、最初にシャワーしたのは、入院から4日目だけど、coconutのことを「キタナイ!」というなかれ!!

でまあ、本題に戻るけど、この件の発端は、再生紙年賀ハガキの再生紙の含有量が大幅に低かったっちゅ~ことから始まったんだと覚えてるけど・・・
それから、再生紙を含んでいるいろんな紙類の「偽装」が発覚してきたんだよね。
確かに、今、いろんな紙製品に「再生紙を使用しています」って書いてあることが多い。
その、再生紙を使った製品を買うと、ちょっと、地球に優しいことをしたようになって、自分も嬉しくなったりしていた人も多いと思う
それが・・・古紙の含有率を偽装していたなんて!!酷いわ!!って思ってる人もたくさんいるのだろうとは思う。
思うけどね、でも、coconut、この件は、ちょっと可哀想かなあって気もするんだよね。
別に、製紙会社に親戚知人友人がいるわけでもないし、肩を持つつもりもないんだけど、これは、食品偽装なんかと、明らかに次元が違う問題だと思うわけよ。
方や、口に入るもので、偽装して本来あるべきものよりも劣った品質のものを売っていたわけだし、それは絶対に許されざるもんだと思うけど、この場合は、古紙を混ぜることによって品質が劣ることがメーカーとして許せなかったみたいなことを言っていたじゃない?
あれ、なんとなく理解できるんだよね
品質の劣った製品を売りたくないけど、古紙を混ぜることによって生じる劣化を防ぐ技術がなかったってことで、紙屋の意地!みたいな部分がなんとも日本人としては泣かせるわけで・・・


もちろん、偽装したことがいいとは思っていない。
「この含有率ではできません!」
と、突っぱねる気骨がなかったことは、恥ずべきだと思うし、反省すべきだと思う。
それに、業界横並びで同じことをしていた「業界体質」みたいのも反省すべきだと思う。

でもね・・でもね・・・
これでなんか、問題がすり替えられてる気がするのよ。
再生紙を使うことは、地球に優しいんだと思う
温暖化とか、森林伐採が問題になってるわけだし、リサイクルとかは推進すべきだとcoconutも思う。
だけど、実際問題、再生紙の割合が高いコピー用紙は、すぐに紙詰まりを起こす。
ということは、いくら再生紙を使ったって、その紙自体が使い物にならなければ、意味ないわけじゃん?
それに、きっと、いうなりの配分で、もし年賀ハガキを作っていたら、きっと紙質が悪くて、売れ行きにも影響が出ていたと思う。
昔、ぴかこがまだ、おむつが取れたばかりくらいの頃、やはり、環境問題だかなんだかで、古紙を使ったトイレットペーパーを使いましょう!みたいな風潮の時があったんだけど、古紙100%のトイレットペーパーを使い出した途端、可愛い可愛いぴかこのオシリは無惨にもただれ、かぶれ、真っ赤になってしまった
最初、原因がわからなかったんだけど、普通の、パルプ100%のトイレットペーパーに戻したら、あっという間に治ってしまい、これはトイレットペーパーのせいだったんだ・・と、ぞっとしたことを思い出した。
それから我が家では、再生紙のトイレットペーパーは使ったことないんだけど、そんなことを考えても、一概に、再生紙を使わないのは地球に優しくない!と断罪して欲しくないんだよね。
地球に優しいことが、イコール人に優しいとは限らない、むしろ反比例することもあるって話でさあ・・

今、日本は、猛烈な寒波の元にあって、北海道の旭川では、マイナス34度だかの、「バナナで釘が打てます」の世界のようで、そこまで凄くなくても、一般家庭では、家の中の保温が大命題になっている。
例年、北海道や東北の寒冷地では、普通の家にも灯油を備蓄するタンクがあって、それこそ、湯水のように灯油を消費してる。
今年は、原油高の影響で、灯油も節約する家庭が増えてるみたいだけど、それは「家計を守る」ためであって、「地球温暖化の防止」と思ってやってるわけではないけど、それに対して、
「寒冷地の人も、地球のために灯油は極力使わないようにしなさい!」
と言える人はいない訳で・・
第一、「地球」のために家の中を氷の世界にして、それで体調を崩したら、元も子もないわけで・・・
coconut、自分が入院して、我が家の家計にしては莫大な入院費を払って思ったんだけど、灯油タンク1個分節約したって、それで体調崩したら意味ないじゃん!
だから、地球に優しくなくても、寒い日は無理しないで、家の中をある程度は暖かくする・・って決めたのよね。
でも、それって、裏を返すと、自分に優しく、地球に優しくない人!ってことじゃん。
ど~すりゃいいのさ??この、あ・た・し!!


話が、ころころ変わるけどさあ・・・
たとえば、テーブルの上に醤油をこぼしたとするじゃない?
それを、ティッシュで拭き取るか、台ふきんで拭き取るかって話。
「紙は資源です!大切にしましょう!!」って人は、ティッシュで拭き取るなんて、言語道断!って思うわけじゃない?
でも、「水は資源です!大切にしましょう!」って人は、その、汚れた台ふきんを洗うために使われる水の量を考えたら、ティッシュで拭き取るのが正解!って思うわけじゃない。
どっちも正しいと思うと、汚れたテーブルすら拭けなくなるわけで・・・
環境保護っていうのは、見方や立場を変えると、180度違ってくるわけで、それによって、正解はないと思うのよ。
もちろん、ゴミの減量だとか、個々人で出来ることはたくさんあると思うし、それが一概に無駄であるとは絶対に思わないけど、今回の、再生紙問題っちゅ~のは、一概に、再生紙を混ぜればいいことだ!っていう視点で考えて欲しくないわけで・・
今、仕事をしていても、「無駄な紙」っちゅ~のが、それこそ山のようにあるなあって実感しているんだけど、古紙を混ぜる混ぜないよりも、そのあたりから、抜本的に改革していかないと駄目なんじゃないのかな??

重ねて言うけど、「偽装」していたことは悪いことだと思う。
だから・・というか、だけど・・というか、それを、古紙を混ぜても劣化しない技術の開発のバネにしてもらいたいと思うcoconutなのでありました。

         

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2 コメント

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よみがえる… (べっき~)
2008-01-22 17:25:20
流星号coconut復活ね!

寒いから、まだまだ気を付けてね~。

偽装問題かぁ。昨日、父とほぼ同い年の常連さんが、血圧の計り方~血圧計の精度~企業はやはり偽装をするから良くない!と、たまたま次の方がいなかったので、延々お話が続いたのを思い出したわ~。

お父様が商人で、汗水流さず、儲けているのが、子供の頃から嫌だったそうで。思わず、ご自身は公務員でいらしたのか聞いてしまったらビンゴ(爆)いろんな言葉を飲み込むのも辛いわ~(苦笑)
わはは (coconut)
2008-01-23 16:06:55
>べっき~
人相手の仕事は、いろいろあるよねえ・・・
私も、基本的には人間相手の商売ではないとはいえ、たま~~に変な人に捉まることがあるわ。
この間は、私の代わりに仕事に行ってくれたIさんが、私の担当店舗で、トンデモナイ婆さんに捉まったらしくて、申し訳ないことをしたわ。
入院中も思ったけど、あんまり、人様に迷惑かけない年寄りになりたいわ(爆)

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