生命の神秘・・？

昔、とあるテレビ番組で、３歳までの子供には、胎内の記憶があるという話をしていた。
母親の胎内、羊水の中を泳ぐ子供の記憶は、大海原を漂うジュゴンのように、ゆったりと平和なイメージである・・というようなナレーションがあり、すっかり感心してしまった。

ちょうどその頃、上の子が、２歳半くらいだったので、早速尋ねてみた。
「ねえ、おかあさんのお腹の中にいたときのこと、覚えてる？？」
こっちは、お腹の中を泳いだの、とか、そ～ゆ～反応を期待していた。
そうしたら、ちょっと顔をしかめて
「覚えてるよ。狭かったから、早く出たかったんだよ」
「・・・・・・・・・・・・・」
考えてみれば、羊水の中に浮かんでいる・・といえば聞こえはいいが、狭いのは想像に難くない。
事実、上の子は、予定日よりも１ヶ月も早く出てきた（＾＾；
ちょっと、想像とは違ったけど、確かに胎内の記憶ってあるんだぁ～と、ちょっと感慨深い気持ちになった。

それから数年経ち、下の子にも同じことを聞いてみた。
この子はどんなことを話してくれるのか、わくわくしながら尋ねた。
「ねえ、おかあさんのお腹の中にいたときのこと、覚えてる？？」
下の子は、にこにこしながらこう言った。
「わかんな～～い！そんなの覚えてな～～い！！」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
う～～～む・・・脳天気な下の子には、聞くべきではなかった（（（（（（＾＾；
それ以来また、「胎内の記憶」というものには、半信半疑な私である。