オリーブオイルに、チーズとホモソーセージ…だそうです。
これが意外とビールに合うんだなぁ。
その発言大丈夫? セクハラ、パワハラ、マタハラ……2015年、上司の禁句集
PRESIDENT 2015年6月1日号 掲載
パワーハラスメントやセクシャルハラスメント、最近ではマタニティハラスメントなど、職場におけるハラスメント(精神的な暴力、嫌がらせ)の事案は増加傾向にある。
ハラスメントとは、法律的には相手の「人格権」を侵害することをいう。人格権とは、名誉や自由といった個人の人格的法益を保護するための権利のこと。つまり、相手の人格を揶揄、侮蔑したとみなされる言動がハラスメントにあたるというわけだ。
パワハラについては、2012年に厚生労働省が定義を公表している。それによれば「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」だという。
どんな言動がパワハラにあたるのか。ある大手保険会社で、上司が部下の業績に関連して「意欲がないなら会社を辞めるべきだと思います。当社にとっても損失そのものです。あなたの給料で業務職を何人雇えると思いますか」といった主旨のメールを、当人を含む職場の十数人に送っていた。東京地裁は、これらの言動について「叱責としては強度だが、ただちに業務指導の範囲を超えているとは言えない」と判断した。しかし、控訴審の東京高裁では「人の気持ちをいたずらに逆撫でする侮辱的言辞であり、本人の名誉感情を毀損し、不法行為である」と認定した。
一方で、言葉の暴力自体は認められても、法的責任までは問えない、というケースもある。私の担当した案件で、上司が部下に「あなたのような受け答えを続けていたら、誰からも必要とされなくなるでしょう」「みんなから嫌われて、どんな気分ですか」「あなたがそんな状態で、家族の生活は守れるんですか」などと発言した事案があった。裁判では、発言自体は「言い過ぎ(パワハラ)」と認めたが、「指導者として叱責する必要があり、法的責任を問うほどのものとは言えない」と、訴えそのものは棄却された。
このように、一言で人格権を侵害する言動といっても、基準はあいまいだ。私としては、「被害者基準」を物差しにするべきだと考えている。
セクハラについても同じだ。セクハラとは「相手方の意に反する性的言動」と定義される。すなわち、分水嶺は「相手側の了解」だ。
よく受ける相談は、「最近の若い女性は……」と女性を一括りにするような発言。女性社員を「○○ちゃん」と呼ぶことも、古典的だがいまもよく聞く。親近感を持って接しているつもりだろうが、女性によっては気分を害することを認識しておこう。
年齢や彼氏の有無、結婚や子どもの予定などについて聞くのももちろんアウト。意外と盲点になっているのは、2人目の予定だ。産みたくても一人しか産めないという女性もいるのだから、そのあたりは踏み込むべきではない。
最近、社会問題化しているのがマタハラだ。これだという定義はないが、私は、「働く女性が妊娠・出産・子育てなどをきっかけに精神的肉体的な嫌がらせを受けたり、解雇や雇い止め・退職強要や降格などの不利益をこうむること」と理解している。
言葉というよりも、妊娠・出産を理由にした、もしくはそれが理由としか考えられない不利益な処遇を受けた、という相談が多い。言動でいうと、妊娠がわかったときに「これでまた人繰りを考えないといけなくなった」などとネガティブな受け答えをしないこと。2人目ができたときに「またできたの?」などと言うのもご法度。妊娠・出産をマイナス評価にしない、ということが大前提だ。
ここまでの事例を見て、「こんなにNGだらけではコミュニケーションがとれない」と感じた人もいるかもしれない。だが、基本的には「相手の人格を尊重する」ことに尽きる。わかりやすく言えば、相手を“社長の娘”だと思って話すことだ。社長の娘の人格を傷つけるようなことはできないのではないだろうか。共に働く仲間を尊重し合える職場づくりを心がけよう。
●「マタハラ」アウトorセーフ
×アウト
「しんどいだろうし、正社員じゃなくてパートになったら?」
「困ったな。これでまた人繰りが苦しくなる」
「これだから女は使えない」
「妊娠しても働き続けたいなんて、わがままだね」
「出世したいなら子どもはあきらめろ」
△セーフ
「子どものためを思ったら仕事はやめたほうがいいんじゃない」
「(2人目や3人目ができたときに)またできたの?/また休むの?/何人目?」
「早く帰れていいね」
●「セクハラ」アウトorセーフ
×アウト
「○○ちゃん、おはよう(下の名前でちゃんづけ)」
「いくつになったんだっけ」
「彼氏はいるの?」
「まだ結婚しないの?」
「今日は生理の日?」
「若い女性にはわからないよね」
「(子ども)2人目はまだつくらないの?」
「太ったんじゃない?」
△セーフ
「どんな男がタイプなの?」
「その服似合ってるよ」
「髪切ったんだね」
「可愛いね」
●「パワハラ」アウトorセーフ
×アウト
「俺に楯突いたら懲戒免職にしてやるからな」
「おまえは頭がおかしい」
「病院に行ったほうがいいよ」
「使い物にならない人間はうちにはいらない」
「窓から飛び降りろ」
△セーフ
「なんでこんなこともできないんだ」
「何度言えばわかる」
「だからおまえはダメなんだよ」
「そんなこともわからないのか」
「君の給料で派遣社員を何人雇えると思ってるんだ」
「同じミスを何度もやるな」
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弁護士 笹山尚人
非正規雇用労働者の権利問題、労働事件などを中心に活動。著書に『それ、パワハラです 何がアウトで、何がセーフか』など。
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(弁護士 笹山尚人 構成=衣谷 康)
何度パワハラで訴えを起こそうかと思ったことか…。
【安保法案特別委採決】辻元氏、涙声で「お願いだからやめて!」と絶叫 民主、プラカード掲げ抵抗
民主党は15日の衆院平和安全法制特別委員会で行われた安全保障関連法案の採決に際し、「強行採決反対!!」などのプラカードを掲げて対抗した。採決を阻止しようと浜田靖一委員長(自民)に詰めよって「反対」を連呼し、最後まで抵抗した。
特別委がヒートアップしたのは正午過ぎ。浜田氏が大声で質疑の終結を宣告すると、民主党は用意していた「強行採決反対!!」「自民党感じ悪いよね」「アベ政治を許さない」などと表記したプラカードを一斉に掲げて抵抗。安住淳国対委員長代理ら委員以外の“応援組”も多数加勢した。
民主党議員は浜田氏を取り囲み、マイクや議事進行の資料を奪おうとしたが、浜田氏は必死に議事を続行。辻元清美氏が浜田氏の目の前で涙声で「お願いだから、やめて!」と叫び、「反対、反対、反対…」のコールがわき起こった。
ただ、野党の足並みがそろったとは言い難い。維新の党と共産党の議員も採決直前の質疑では政府案の採決反対を訴えた。だが、維新は、同党が提出した安保関連法案の対案が否決されると、政府案の採決前に退席。共産党も浜田氏の近くまで詰め寄るほどの抵抗はせず、民主党の独壇場となった。
民主党の岡田克也代表は記者団に「強行採決されたことに強く抗議する。安倍晋三首相が国民の理解が深まっていないと認めた中で今採決する必然性はなかった」と述べた。維新の松野頼久代表は「ひどい強行採決だった。まだ審議が足りない」と語った。
安保法案の成立=憲法9条の破棄…? 戦争容認?
なぜそういう論理になるのか分かりませんが…。
それにしても、プラカードをテレビカメラに向かって掲げている議員が多かったのにはなぜ?
初心者マークを買うために寄ったオートバックスで駐車場入れを手伝った以外、すべて『5年ぶりかも』という娘の運転で寺泊までやってきた。
目的の『寺泊こまどり』は休みで、『汐の華』はありふれているし…で、山六水産2階の『前浜』で昼ごはん。
母ちゃんは岩のりラーメン。
自分が頼んだカニめし定食にも、生地ビールが沁みるなぁ。
ちなみに、父ちゃんたちは生地ビールを2杯ずつ飲んだから、娘よ、帰りは頼むよ。
自動車保険の“プロ”が答える! 「一括見積り」の注意点とは?
混雑、天候、浴衣……思わぬアクシデント頻発! 花火大会での失敗談
夏といえば花火大会の季節ですよね。きれいな花火を見たり、屋台を楽しんだりと、お楽しみもたくさんありますが、実際に行くとけっこう大変! 屋外だし、困ったことがあっても対処しきれない場合もありますよね。みなさんは花火大会での失敗談はありますか? 読者に聞いてみました。
■見た目は涼しくても……
・「暑くて浴衣を着てきたことを後悔する」(女性/26歳/食品・飲料)
・「おしゃれして行ったけど結局暑くて汗だくになったのでもっと気軽な服装で行けばよかったと後悔」(男性/33歳/小売店)
・「気合を入れて浴衣を着ていったのに、帯が解けてみっともない着こなしになってしまった」(女性/40歳/医療・福祉)
Tシャツに短パン、歩きやすい靴がいいとわかっていても、オシャレしたい乙女心。浴衣での失敗談が目立ちました。
■人が多すぎて……
・「関門花火大会で、大渋滞にはまり、花火の時間に間に合わず、さらに帰るのに8時間かかった」(男性/40歳/学校・教育関連)
・「江の島の花火大会なんかがそうですが、大会が終わってから、駅で電車に乗るまでの時間が、花火大会の時間より長くかかる」(男性/50歳/電機)
行きはよいよい、帰りはこわい。大勢の人がドッと帰ろうとするので、大混雑します。
■もう会えないの?
・「人ごみに紛れて大体迷子になる」(女性/32歳/不動産)
・「遅刻した友達と合流できない」(女性/27歳/人材派遣・人材紹介)
騒がしくて着信音が聞こえなかったり、集合場所を指定したくても、目印がなにもなかったり。一度はぐれたら再会は難しいですよね。
■オシャレに痛いはつきもの?
・「草履で指の間が靴ずれ」(女性/33歳/小売店)
・「下駄を履いたら靴ずれして泣きそうになった」(女性/30歳/機械・精密機器)
痛いんですよね……歩くごとに激痛が走る! バンソウコウやテーピングは必需品です。
■思わぬアクシデント
・「人にぶつかって食べ物を落とす」(男性/37歳/機械・精密機器)
・「買ったばっかりの白の浴衣に抹茶をこぼしてクリーニングに出してもとれていない」(女性/26歳/機械・精密機器)
人ごみの中で立ったまま、食べたり飲んだりしますから。手がベタベタになることも。
■トイレはどこですか?
・「お腹が痛くなるがトイレが近くにない」(男性/31歳/機械・精密機器)
・「意外と寒くておなかが冷えてトイレを探し回り大変なことになった」(女性/32歳/その他)
仮設トイレがあっても、混雑するんですよね。ビールの飲み過ぎには注意して!
■屋外だけに
・「ゲリラ豪雨に見舞われてしまい、浴衣がどろどろになってしまった」(女性/31歳/その他)
・「終盤で雨が降り雨具を用意してなかったのでずぶぬれで帰ってきた」(男性/48歳/通信)
こういうアクシデントもありますよね。濡れちゃうと、寒いよ〜。
■花火に集中できない
・「蚊にさされすぎて尋常じゃないぐらいかゆくなってしまった」(男性/36歳/機械・精密機器)
刺してくるのは妊娠中のメスの蚊だけで、産卵するのに必要なんだとか……。虫よけスプレーや肌の露出を避けるなどの対策を!
■イライラするから
・「浴衣の彼女とロマンチックな雰囲気なのに、ちょっとした事で大喧嘩……」(男性/26歳/農林・水産)
普段なら笑って済ませられるような些細なことにカチン! かき氷を食べて頭を冷やそう。
■恋の花火が散りました
・「花火大会でデートをして、告白して失敗した」(男性/34歳/学校・教育関連)
そんな経験も、今となっては甘酸っぱい思い出……かな?
花火大会、夜、浴衣の彼女……。ロマンチックなキーワードがたくさんあるけど、暑い、混雑、不便というトラップがあることも忘れてはいけませんね。今はもう、花火はテレビで見ながら、涼しい室内でビールを飲む方が最高! と思ってしまう筆者でした。
文・OFFICE-SANGA 相羽亜季実
調査時期:2015年6月
アンケート:学生の窓口調べ
集計対象数:社会人379人(インターネットログイン式アンケート)
今年は孫と花火を楽しむことができるかなぁ。
東京都立府中工業高校の男性教諭(35)が今年5月、2年生の東京観光の校外学習で、生徒が集合時間に遅れたことをとがめて、生徒96人に都庁前広場で正座させていたことがわかった。同校は不適切な指導だったとして、保護者説明会で謝罪。長時間の正座は体罰にあたるため、都教育委員会が男性教諭の処分を検討している。
都教委や同校によると、不適切な指導があったのは5月22日。2年生156人が5〜6人の班に分かれ、浅草や東京タワーなどを回った。各コースの途中7カ所で集合時間を設け、教員が遅刻がないかを確認。男性教諭は生徒らが解散場所の都庁前広場に集合した際、遅刻があった班の96人に「遅刻について話をするのできちっと座りなさい」と居残らせ、約20分間、タイル張りの地面に正座させたという。
男性教諭は校外学習の責任者だった。同校の調査に、「遅刻は悪いことだと理解させたかった」と釈明。都教委は周囲にいた教員が止めることができなかった点を問題視し、学校側に管理態勢を見直すよう指導した。滝沢勝校長は「一般の人が多数いるなかで、生徒に身体的、精神的な苦痛を与え、大変申し訳ない」と話している。
クリス松村“正座で指導”に賛成 「立たせるとかが身体的苦痛の体罰?」
タレントのクリス松村が11日、自身のブログで体罰とは何か、と疑問を呈した。考えるきっかけとなったのは都内の高校が行った校外学習で、遅刻した生徒に対し正座を命じた上で指導をしたという出来事。生徒に精神的・身体的苦痛を与えたとして問題になっているが、クリスは「20分程度、いけないことだと話を聞かせるのに、正座や立たせるとかが身体的苦痛の体罰?」と正当性があると主張した。
こうしたある程度の身体的な強制を伴う指導は学校教育の現場でどの程度まで許容されるのか、しばしば議論になる。クリスも学生時代に「トラウマのように今でも心に残る廊下に立たされた事件がありました」と振り返ったが、トラウマになった理由は「冤罪」だったからだという。これは自分が気が弱く、「いじめっ子」の意見ばかりが通ったがゆえのことだったと苦々しげに振り返った。
自分がはっきりと悪いことをした上で正座をさせられたケースは「いい思い出ですし、あの指導があって良かった」としたクリス。今回の高校の場合、正座を命じられたのは多数で、その中に精神的に弱い子がいる可能性も考慮した上で、「悪いことを指導する場合に心の弱い者を中心に指導を考えたら、教師はどう悪いことを教育をすればよいのかな…と考えます」と疑問を投げかけた。
公衆の面前で正座させるのはどうかと思うけど、じゃあ都教委はどういう指導が適切だったというんだろう…。
親子によせる詩(うた)ごころ 詩人・エッセイスト 浜文子
母と娘の関わり④
私のもとに、50代から70代といった祖父母世代の方たちからお便りが届くことが増えました。
内容は、それぞれに「老後の暮らしのペースが予想と大きくズレてしまった」という戸惑いを中心に〝孫との対話に気の抜けない疲労〟を書いてこられます。
育児というのは女性にとって人生の中の一大事業です。そして特に、この年代の女性の方々は、夫の育児への積極的な参加や、家事への協力などはとても望めなかった時代に子育てを頑張った歴史があります。子育てという人生で大きな仕事をなし終えてホッとした充足と、少しばかりの寂しさも抱えながら、自分の「老後」をあれこれ考える年代です。
体力や気力の衰えも感じます。特に予定や段取りが整わない事柄に対応していく仕事は、疲労もします。そして、その仕事が「子どもの命を預かっている」という状況の中の緊張感も、通奏低音(つうそうていおん)のように常に生活の背景に横たわります。
最近になって顕著に感得するのは、祖父母世代の方々が、子どもたち(娘や息子)夫婦の離婚にともない、親に代わって育児を任されるケースが増えたということです。
離婚の原因も、とても現代を反映していて、妻の海外勤務に夫が協力しなかった、妻がインターネットにはまり、子どもはネグレクト、家事も放棄し、ネット依存の治療がうまくいかなかった、無理なローンを組み買い求めたマンションの返済が原因で関係が壊れた、夫や妻の他に好きな人ができた……書き上げると紙幅が足りなくなるような数々の理由が挙げられます。
夫婦の別離という辛い体験をした子どもたちを、なんとか支えたい、あるいは離婚へと進む前に、若い夫婦に力(ちから)を貸し、なんとかその不幸な流れをくい止める手だてになればと、頑張っている方々も多数います。
私は、子どもの側(若い夫婦)にも〝親たち(老夫婦)の暮らしを守ってあげる〟という覚悟も技量もほしいところだと思います。
甘えられるところは甘えさせてもらってもよいと思うものの、何もかも丸抱えで親を当てこんではいけないと。それだと「自分で何かを乗り越え、決断したことの責任をとり自分の人生を拓(ひら)いていく」という力(ちから)は身に付かないと思うからです。祖父母に世話になっている人たちには「いつも感謝の気持ちを忘れずに」と思います。
この紙面を借りて「孫育て」中の祖父母世代の方々にお伝えしたいことは、「まわりのお母さん方と年齢が違うので心配」とか「今の育児法を知らないので不安」とか「孫がかわいそう」などという悩みを越えて、「よそのママたちの倍の人生経験で向き合ってもらえる孫は幸せ!」と思い、「時代は変わっても、子育てのキホンは決して変わらない!」と信念を持ち、「天からもう一度、子育てを託される体力があることに感謝して歩く」ことだと思います。孫には「お父さん(お母さん)頑張ってるのよ」と子の両親を立てること(悪口を言わないこと)と、とにかく日常の「お手伝い」をよくさせ、褒める時も叱る時も、人生の奥行きを賭けた「本気の言葉で」と思います。
(2015. 4.19. 聖教新聞)
孫育てで少し悩んでいたころ、何度もこのコラムに励まされました。
書籍化はしないのかなぁ。