オ リ メ ガ。

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ジンと猫は呼ぶと来ない(SHOOWA)

2010-04-03 | BL漫画感想
「向日性のとびら」の続編というかスピンオフ的なお話。
マリとジンの不可思議な関係と、日常についてのちょっとしたエピソード・・・なんだけど
あまりに短すぎてお話がオチてない気がする(笑)。
マリと過去にちょっとあった祐介、ジンとリオリカ(と兄のジャネロ)、マリとジン、
この関係性が雑多すぎて、どれか一つをフィーチャーした方が良かったんじゃないの?
みたいな。
祐介×マリか、マリ×ジンに絞った方が良かったと思う。どっちも何も起こらないっていうか
結果的にどうも変わらないから、読む人はフラストレーションが溜まるんじゃないか(笑)?
祐介がわりとイイやつだったんでこいつとマリが本気の関係になっていって欲しかったなぁ。
やっぱりBLってある程度、本気の恋愛を読みたいっていう人が多いと思うんだけど。
せつない悲恋とかでもいいんだろうけど、なんとなくの日常とかをただ綴っただけで関係性に
変化がないと物足りなさがどうしても残る。
ヒットした作品の続編とかシリーズとかを描かせる意味はわかる。
商業出版はビジネスとしてやってるワケだから、それでいいのかもしれないけど、中途半端な
ものを作品として世に出してしまうのはかなり総合的な意味で損ではないかな、と。
個々の作家さんを糾弾するつもりはまったく無い。
悪いのは出版社だと思うから(笑)。
同時収録の「残像」は、「NON Tea ROOM」のバンド話の前エピソードですよね。
ベースくんとくっついてLOVELOVEハッピーな(笑)連次くんの過去の話。髪を染める前の。
でもこれ、自分が代わりだったと知ってアーサーの元を離れたけど、桜井くんが実は死んで
しまっていてこの世にはいないってことを知らないんだったよね? だからそれを知ったら
連次の気持ちはどうなるんだろうってベースくんが心配してたところで終わってた気が。
だからまだ続編を描こうと思えば描けると思うんだけど、そうするとベースくんがとても可哀相
なんでできればこのままで(笑)とか思ってますけど。
つーかSHOOWAさんの本は編集し直してそれぞれのシリーズごとにまとめ直した本を再度
出すべきですね(笑)。

※「向日性のとびら」についてはコチラ


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