赤毛のアンお稽古日記・恩返しということ・少女アン・ダイアナ

3月22日
NPO法人国連クラシックライブ協会主催
2008“生命のコンサート”後援・外務省 カナダ大使館他
              協賛・NTTドコモ

音楽劇「赤毛のアン」横浜・浦安公演お稽古日記
13:00~21:00
自主連9:00~にも沢山の人が来て練習していました。

☆きょうもまた練習は大変だったけれど楽しい時間でした。
少女のアンとダイアナがほんとに良く工夫してきてくれるのと、私が「こうしたいのだけれど」と希望するとそういう風に演じ変えてくれるのです!
少女のシーンはどちらかというと残念ながら退屈になりがちです。
それがね、面白くなっているの。

☆少女アン・ダイアナにもうひとつ注文です!
きょう最後に指示するの忘れて帰ってきましたが、2重唱の途中の、ダイアナが「ギルバートが素敵なの!」と歌うところは、ダイアナが立ちあがって“わざとらしく”歌ってください。

☆やはり東京公演参加者の少女2人が埼玉も出てくれて、やっと「初めての人たちを教えることの大変さがわかったので、恩返しをしなければと思った」と言ってました。
そうなのです。初めての人も大変でしょう。教える方も大変ななのです。
何回も言いますが、レベルが高いからです。「赤毛のアン」は3部合唱ですが、「ヘンゼルとグレーテル」は6重唱まであります。急に難しいものはできません。少しずつ勉強していきます。恩返しを期待するのではなく、基本を積み上げながら「赤毛のアン」初心者の完成には3年かかるのです。

☆これは難しいところだけれど、工夫しているところと、何も考えていないところがお客に分らないようにね。素にもどってしまうところが何か所かあります。

☆物売りとのシーンはもう本番まで隠しておきましょう。くどくならない様に。
「そのときキャサリンは、そっとため息をついた!」
そのときってどんな時ですか?想像してください。
「男の心は自由自在」という本の名前は、私が小学生の時使っていた、自由自在シリーズの参考書の名前です。
国語自由自在とか、算数自由自在とかでしたね。
「男の心は自由自在」という本は、ため息をついた!のあと何が書いてあるでしょう?それも想像して下さい。
そして、想像してニヤニヤしているおじさんを、“あ~”という凄いため息で現実に引き戻すのです。
そう思って台本書きましたが、書いたものは独り歩きして、ついに思うように演じてもらえなかった。
今回はちょっとうれしくて「女心ってどうやってくすぐるのですか?」って聞いてほしいぐらいです。

☆「男心をくすぐる良い匂いの石鹼」ってどんな匂いなのでしょう?どきどきするほど良い香りだと思いませんか?
その辺を“おしゃれ”に“さりげなく”やってもらいたい。
田舎くさくなく・やりすぎないで・もうひとりでにお客さんが笑いがこみあげてくるように。

☆子役の皆さんへ。
良く頑張っています。それは評価しますが、おい互いが思いやって心を通わせて下さい。そしてそれが客席に伝わってくるように。期待しています。

☆お客を笑わせることの難しさ。
お笑いオンエアバトルというのをときどき見ています。
計算して計算して、計算してないように見えるまで練習しているのが良く分りますよね。
お笑いではないですから、そこまでしなくてもよいけれど、お客さんはやりすぎると引いてしまいますよ。計算しましょう。

☆こういう形で主役が切磋琢磨してくれることを望みます。
NYでは、誰かに指示されるまで待っていたら何もしないで終わります。
演技するというのは当事者が、自分で考えてやって見せて、演出家がそれに意見を言うのです。日本では役者さんが何か言われるのを待っていたりしますが、自分の主張がければ何もとおりません。

☆トム・クルーズのように演技の勉強したこと無くて、スターになった人もいますが、ハーバード出身の役者さんもまた多いのです。
トム・クルーズがNYのテレビ番組・(アクターズスタジオ インタビューだったかな)で演技するときの考え方を語っていましたが、自分に回ってきた役柄の、背景の歴史・地理・家族・友人関係・親子関係等、すべて調べて、それから役を作ると言ってました。

ラストサムライ・も「武士道」を読んで感銘して参加したと言ってましたが、「武士道」は日本語でも読むのが難しいです。前にも書きましたが、あれから読んだ人いるのかしら。いてくれればうれしいですが。

明日の練習 オリンピックセンター
12時から・ダンス・歌 *14時から通しだったかな?
手元に練習表がありません。もう一度確認してきて下さい。
埼玉キッヅ・浦安チームもよろしくお願いします。
お休みなさい。代表 小池雅代
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赤毛のアンお稽古日記・主役の創意工夫に乾杯!

3月21日
「赤毛のアン」お稽古日記
オリンピックセンター 18:00~でしたが自主連で皆さん早くから集まっていたようです。初めて横浜公演、通しました。

創意工夫
毎回同じことをやっていたのでは向上しませんから、少女と物売りさんには注文を出しました。創意工夫をしてほしいと。

ダンスも「安室なみえ?」の新作をテレビで見ていいなと思ったので真似してほしいと言っておきました。だってカッコいいのです。

モダンダンス・クラシックというのは得てして田舎くさくなりやすい。
これは注意したいです。

少女たちに乾杯!
そして今日の通し稽古。少女のアン・ダイアナに乾杯です!
なんと素敵な人たちでしょう。心意気もうれしいです。
でももっともっと工夫して最後に要らないものを落としましょう。
あのつまらなかった少女シーンがとても元気に素敵になりました。

☆横浜公演、どうぞ皆さん期待して下さい!そして膳亀先生ありがとう。

子役たちに
もっと心を柔軟にしよう。自分の殻から出てこないと良い舞台はできませんよ。
丸暗記ではだめです。子供なのにもう固まっていないように。
今何をしているのかを考えて本気でやってください。少女の倍頑張らなくては。

男性陣へ
男性が出てくると全てのレベルが下がったのでは使えません。
容姿も匂いもスタイルも超えた努力が必要です。
途中で変にかっこつけたりすると道が曲がって“こえだめ”に落ちるだけです。“こえだめ”についてはお爺さんおばあさんに聞いて下さい。
真っ直ぐな道が一番近道です。愚直なほど真っ直ぐに精進する人が結局一番才能のある人となります。
その人の持ち味がでるまで練習しなくては。といっても最初から時間が足りないのだけれど。次に向けて(8月公演)努力続けてください。

マリラさん、ありがとうございます。
皆、稽古場で顔あわせる時間は同じなのです。さすがプロですね。

駅員さん・バーリー夫人が素人に見えるのは全くかまいません。いい味を出して下さい。でも変だなと思われるのはまずいからそこは工夫して下さいね。

久し振りで稽古場が楽しかったです。
皆が明日の練習に合わせて自分の役を工夫してきてくれるといいのですが。

それと今日はうれしいニュースがありました。待ちに待った研究性の合格の知らせです。
NY・ヨーロッパ・韓国と一緒した、昔からの大学生が4人も稽古場にいてなんだか幸せな気分でした。

子役諸君!叱咤激励はつづきます。少女と並んで恥ずかしくないように頑張ろう。

○アン劇中の合唱は「愛の星地球」です。
○明日は9時から自主連。11時から「ヘンゼル」13時から「赤毛のアン」

お休みなさい。代表 小池雅代
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