美容室シンデレラ 心に響くエッセンス

人生を歩んでいくうちに出逢う沢山の喜びや哀しみ
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そっと読んで欲しい

スベらない話・弟編第3話・新人歓迎会

2017-02-04 15:57:47 | スベらない話

いつもブログをご覧頂き

ありがとうございますm(__)m

近頃高齢になった父親に少々

手がかかるようになり、頻繁に

ブログアップできない事も

ございますが

出来る範囲で継続して参ります

ので、引き続き宜しくお願い

申し上げますm(__)m

今回は久々のスベらない話

弟編第3話でございます。

まだまだ寒い日が続いております

が、春になると各企業にも新卒の

社員さんが入社して来られます。

今回のお話は、弟の勤務する

とある会社の新人歓迎会での

お話をしようと思います。

或る日の事、新入社員のA君は

職場の先輩たちに連れられて

会社帰りに新人歓迎会の会場に

招かれます。

1次会では女子社員も全員参加し

和気藹々なムードで適度に盛り上

がり、少々お酒が入ったA君も

いつしか緊張もほぐれ

先輩達と打ち解けはじめた

ようでした。

2時間半ほど1次会を楽しんで

その後は女性社員を帰宅させ

男性社員だけで2次会をする

ことになり、A君も同行しました。

「あらいらっしゃ~い♥お待ちして

おりましたわぁ。」

    

「ママさん今日はね、ピカピカの

1年生の子を連れて来たんで

うんとサービスしちゃってください

ね~♪」

いつも調子のいいB型の陽気な

弟は笑顔でご挨拶

「はじめましてぇ♥new faceの

光でぇ~す!」

実はここはちょっとHなBar

新人のA君にとってかなり

刺激的要素を含んだお店です。

そして

しばらくすると男性スタッフの

声で店内放送が流れて

「え~本日は○○にご来店頂き

誠にありがとうございま~す。

只今より当サロンはご来店の

お客様にspecialなサービスを

ご提供させて頂きまぁ~す!」

 

そして光ちゃんが再び登場し

「みなさ~ん、只今から光がぁ

お席にこのザルをお持ちするんでぇ

その中にィお一人様千円ずつ

入れてねぇ~ん♥」

と甘い声で囁きました。

あっと言う間にザルは千円札で溢れ

続けて男性スタッフの方から

「え~、今から3分間だけ店内の

照明を全て消し、真っ暗闇に

しまぁ~す!!

ザルに千円入れて頂いたお客様

は3分間に限り、当店のギャルに

お好きなだけタッチOKとなりまぁす!

心のゆくままにお楽しみくださいませ。」

と説明が補足され

「そ~れでは~カウントダウン

入りま~す!!」

「5秒前4・3・2・1・Q!」

掛け声と同時にけたたましい

ホイッスルが鳴り響き、

店内は一気に真っ暗闇となり

辺りからはなにやら黄色い叫び声が

あちらこちから飛び交い・・・

瞬く間にお楽しみの3分間は

タイムリミットを迎え

「はぁ~いみなさまぁ~

specialサービス

終了5秒前4・3・2・1・0!」

のアナウンスと同時に

合図のホイッスルが鳴り響き

店内の照明が一斉に点灯されました。

そして店内全体がパア~ッと明るくなり

気が付くと新入社員のA君の姿が

突然消えていたのです。

「あれ?あいつどこ行ったんだ?」

居合わせた仲間たちは

キョロキョロと辺りを見回し

A君を探していました。

すると・・・

一人の社員がA君を発見して

大声で叫びました。

「ここ!ここに居ます!!!」

皆が振り向くと

ソファーとテーブルとの隙間に

鼻血を流して仰向けに倒れた

A君が居ました。

  

若い新人を心からおもてなし

してあげよう計画だった先輩たち

でしたが、実はその当時の

A君は初心な初心な正真正銘の

Cherry Boyだったのです

  

「あら、この子ホントに可愛いわね♥」

 

ー おしまい -