ノンフィクションのスベラない話
今回は従姉妹の話をしたいと
思います。
そう、1つ年上の広島の従姉妹
です。(毒舌の叔父の娘)
あれは私たちがまだ思春期の頃、
学生なら誰しも一度は興味を持つ
「性」について。
ある時、私は本屋で1冊のエロい本
と出会います。
私は一度帰宅し、私服に着替えると、
再びその本やさんに行き、コソコソと
命がけで、エロ本を無事入手しました。
たしか題名が
「How To sex」だったと思います。
そして、ある年の夏休み、
私は広島の従姉妹の家に遊びに
行きました。
カバンにこの本をそっと
しのばせて・・・
案の定、年頃の従姉妹もその本に
すこぶる興味を示し、直ぐさま私から
その本を取り上げると、何度も何度も
それはそれは熱心に読みふけって
おりました。
そして、楽しい夏休みも終わりに近づき、
私が高知に帰る日の朝
従姉妹が一言いいました。
「アンタ、ちょっとこの本置いちょって
みんさいや。」と。
実はこの本は全ページフルカラーの
写真で編成されており、その当時の
値段にしたら、けっこうな金額で、
しかもまだ殆ど読んでもいなかった
ので、正直従姉妹には譲りたく
なかったのですが、従姉妹の強引さ
にとうとう負けてしまい、エロ本を
従姉妹の家に置いていくことに。
それから数か月たった頃、従姉妹の
お母さんから非常に感じの悪い話を
聞かされました。
私のエロ本を取り上げた従姉妹は
或る日、その本をお父ちゃんに
見つかってしまい、それはそれは
こっぴどく叱られたようで。
お父ちゃんにスリッパで何度も何度も
しばかれたらしいのですが、この従姉妹!
ナント!この本は自分の本ではなく、
高知の和ちゃんが置いていったのだと
弁解し、一人罪を逃れようとしたらしい
のです(`´)
どう思います?!
この裏切り!!
ありえないでしょう?!
私が従姉妹の立場だったら、
ゼッタイに和ちゃんをかばって
います!
この裏切り者め~っ!!
覚えちょきんさいよ!
最終的にこのエロ本の行先は、
お父ちゃんが風呂焚きの際に
薪と一緒に火の中に放り込まれ
て処分されたのだとか。
ヒドイ!!!!
私はまだなんも読んでなかったのにィ。
それからもう一つ、別件があります(ーー;)
この場でついでに語らせてください。
話はまた別の或る年の夏休みの
出来事です。
私は春・夏・冬の休みになると決まって
広島の従姉妹の家に長期滞在するのが
幼い頃からの習慣になっていました。
高校生になった最初の夏休み。
いつものように1ケ月ほど従姉妹と
楽しい夏休みを送り、私が高知に
帰ったあとの出来事です。
従姉妹が2階の自分の部屋でタバコを
吸っていたところ、階下からお父ちゃん
の足音が聞こえてきたので、
慌ててタバコをもみ消した後、
ナント!部屋の窓からその吸殻を
ポイ棄てしたのです。
ところが・・・
この窓のすぐ横には、隣家の外壁があり、
家と家との間には、人が二人ほどが入れる
位の未舗装の路地があり、その日はたまたま
その路地にお隣さんちのベビーカーが
停まっていました。
そして、ナントナント運悪く、従姉妹が
窓からポイ棄てしたタバコの吸い殻が
偶然にも、停めてあったベビーカーに
見事ホールインワンしてしまい・・・
しかも、きちんと消していなかった
吸い殻の火が、ベビーカーに燃え移り
瞬く間に、ベビーカーは火の車と
化したのでした(ToT)/~~~
その時のお父ちゃんの怒りが
どんなだったか・・・
私にはなんとなく想像できます。
エロ本事件の時とは違い、今回は
他人をも巻き込んだ、ともすれば、
おおごとな罪にまで発展するような
出来事でしたから。
幸い、ベビーカーは無人でしたので、
怪我人はいませんでしたが。
でも
この従姉妹は本当に
とんでもない性悪な
サイテ~の性格です!
自分のせいで火災を招くようなことを
したのにもかかわらず、
そのあとお父ちゃんに言った一言が・・・
「そのタバコ、和ちゃんが
置いていったんよ。」
ARIENAI!
私の恨みは募ります
またもや他人のせいにして
少しでも罪を軽くしようとする従姉妹を
本気で憎みそうになっていました。
だけど
いつも己の罪を他人に被せる
性悪従姉妹に今回は天罰が下った
のだと思うと、
って感じでした。(スミマセン)
私が許せないのは、従姉妹は
見た目は普通の真面目そうな
ガリ勉タイプの目立たない
女子なのに、
いけしゃあしゃあと嘘をついて
人を陥れるその態度が
気に入らないんです!!
後日従姉妹に再会した時に
ひとこと言ってやりました。
「アンタ、これがヤンキーの
世界やったら、アンタは袋叩き
の刑よぉ!」怒鳴る私を横目にしながら、
大ウケして笑い転げる従姉妹でした
ーおしまいー