美容室シンデレラ 心に響くエッセンス

人生を歩んでいくうちに出逢う沢山の喜びや哀しみ
乗り越えなければならない大きな壁にぶつかった時
そっと読んで欲しい

スベラない話・コンビニ

2017-02-09 17:34:20 | スベらない話

いつもブログを見て頂き

ありがとうございますm(__)m

今回は私がコンビニで買い物を

した時のエピソードです。

その日お腹が空きすぎていた

せいか、コンビニの商品を

普段よりも多めに買ってしまい

ました。

お会計をしようとレジまで行くと

もの凄くチャラそうな茶髪の男性

店員が居て、何故だかその店員さん

の隣には、これまた同じくチャラ

そうな彼の友人らしき人物が並んで

立っていました。

こんな感じの非常にヤル気の

なさそうな店員さんでした。

 

彼の友人は、部外者立ち入り禁止

区域であろうはずのレジカウンター

の奥に入り込んでいて、彼と共に

並んで立っていました。

勤務中にもかかわらず、二人で

ぺちゃくちゃと喋り、レジに

お客さんが来ても喋り止めずに

そのままバーコード読み取りを

しながら商品をレジ袋にどんどん

入れていました。

お腹が空いていたせいで

いつもより買い過ぎたので

かなりの金額になりそうな

予感がした

その時・・・

「お客様、お会計は全部で

¥687円になりまぁす!」

声だけはやけに明るいこのひと

「はぁ?」

私は一瞬耳を疑いました。

そんな訳ないでしょ!!

だって大のレジ袋に満タンの

商品が2袋なんだよ!

どう考えてもありえない計算

ミスでしょ!

友人と延々喋り続けながら

バーコードでピッピピッピと

レジ打ちなんかするから

こんなことになるのよ!

私は心の中でそう叫んでいました。

本当に呆れた店員です!

そしてどうしても彼に一言

言いたくなり

「ねぇ、ちょっといいですか?

私、こんだけのもの買ったのに

たったの¥687なわけないでしよ?!」

 

それでも店員さんは頭をなかなか

切り替えることができず、すぐさま

ことの成り行きが理解できない様子で

目をぱちくりさせていましたので、

とうとう私も堪忍袋の尾が切れて

「ねぇ!もしも私が¥687しか

払って行かなかったら、今日の

レジは全然合わなくなるよね!

ここのお店大損するよね!

あなたみたいな店員さんに

お店を任せていたら、このお店

潰れるよ!気をつけてあげない

と!」

やっと我にかえった店員さんは

「あっ!どうも・・・」

こんな顔でたった一言だけ

言い放つと、一度手渡された

レジ袋から再度中身を全部

取り出して、レジを打ち直し

始めました。

案の定正確な金額は¥3800に

なりました。

早速うちに帰り、このことを

息子に報告しましたら

「時にはそんな過ちもあるき。」

なんてあの店員さんの肩をもつ

ような発言に妙に腹が立ち、

悶々としていたら、翌日息子も

例のコンビニで買い物をして帰宅。

そして、私を見るやいなや

「あの店員マジでツ・カ・エ・ン!」

と一言。

同じ過ちを何度も犯し続けてしまう

店員さんは本当にお引き取り願った

ほうがよろしいかと存じますm(__)m

 

ーおしまいー

 

 

 

 

 


スベラない話・弟編第4話・危険な新人

2017-02-08 18:21:05 | スベらない話

いつもブログを見て頂き

ありがとうございますm(__)m

ノンフィクションのスベラない話

今回は入社したばかりのC君の

お話です。

或る日の事、陽気なB型の弟は

新入社員のC君とたまたま

一緒に仕事をすることになり、

上司としてコミニュケーションを

取ろうと、C君に話かけました。

「君は凄く優秀な大学に行って

いたんだね。」

そう、彼は関東にある有名国立大

出身者でした。

    

けれど何故だか免許証の写真が

その経歴からはとても想像の

つかない風貌でした。

金髪でロン毛

耳にはピアスが・・・

勿論入社前には社会人らしく

黒髪には戻していたけれど

当時はまだまだ学生気分の

抜けやらぬ様子の彼でした。

   

弟は話を続けます。

「○○君は大学時代に彼女さん

いたんじゃない?」

「ええ、いましたよ。」

「じゃあ、地元に帰ってきたら

遠距離になって寂しいね。」

そう言うと

   

「あ!彼女とはスパッと別れて

帰郷しました!」

あまりにも歯切れよく淡々と

言う彼に少々驚きながらも

「え?!別れてきたの?」

と再度訊ねると

  

「まぁ遠距離なんて所詮

長続きなんてしませんからねぇ。

なにかと効率も悪いですしね。

だからスパッと切ってきたんです。」

   

一瞬返す言葉を見失い

会話はそこで中断します。

弟は心の中で呟きました。

「今ごろの若者は本当にスーパー

ドライなんだなぁ・・・。」

そしてこの彼

後日、とんでもない事件を

起こしてしまうのです。

ある朝の出勤直後の出来事です。

彼は上司である女性社員に

近付くと

    

「センパイの服、昨日とおんなじ

ですね!」

   

彼の発言にその場に居合わせた

他の社員は全員フリーズしました。

だって、その上司

もの凄く厳しいと噂の女性でした

から。

そして、ここからがスゴイんです。

彼の一言に怒った上司は

  

「キミ~ッ!!」

と叫びます

すると彼はすかさず彼女に向かって

「シロミ~ッ!!」

と言い返したのです!!!

  

  

周りに居た社員たちは

二人のやりとりに

本当は言ってはいけない

ことだけど、

心の中は

   

こんな心境でしたが

余りにもその後の展開が

コワ過ぎて

全員沈黙を貫き通したのでした。

  

これぞまさしく

記憶に残る

黄身・白身事件簿でありまぁす

  

 ーおしまいー


スベらない話・弟編第3話・新人歓迎会

2017-02-04 15:57:47 | スベらない話

いつもブログをご覧頂き

ありがとうございますm(__)m

近頃高齢になった父親に少々

手がかかるようになり、頻繁に

ブログアップできない事も

ございますが

出来る範囲で継続して参ります

ので、引き続き宜しくお願い

申し上げますm(__)m

今回は久々のスベらない話

弟編第3話でございます。

まだまだ寒い日が続いております

が、春になると各企業にも新卒の

社員さんが入社して来られます。

今回のお話は、弟の勤務する

とある会社の新人歓迎会での

お話をしようと思います。

或る日の事、新入社員のA君は

職場の先輩たちに連れられて

会社帰りに新人歓迎会の会場に

招かれます。

1次会では女子社員も全員参加し

和気藹々なムードで適度に盛り上

がり、少々お酒が入ったA君も

いつしか緊張もほぐれ

先輩達と打ち解けはじめた

ようでした。

2時間半ほど1次会を楽しんで

その後は女性社員を帰宅させ

男性社員だけで2次会をする

ことになり、A君も同行しました。

「あらいらっしゃ~い♥お待ちして

おりましたわぁ。」

    

「ママさん今日はね、ピカピカの

1年生の子を連れて来たんで

うんとサービスしちゃってください

ね~♪」

いつも調子のいいB型の陽気な

弟は笑顔でご挨拶

「はじめましてぇ♥new faceの

光でぇ~す!」

実はここはちょっとHなBar

新人のA君にとってかなり

刺激的要素を含んだお店です。

そして

しばらくすると男性スタッフの

声で店内放送が流れて

「え~本日は○○にご来店頂き

誠にありがとうございま~す。

只今より当サロンはご来店の

お客様にspecialなサービスを

ご提供させて頂きまぁ~す!」

 

そして光ちゃんが再び登場し

「みなさ~ん、只今から光がぁ

お席にこのザルをお持ちするんでぇ

その中にィお一人様千円ずつ

入れてねぇ~ん♥」

と甘い声で囁きました。

あっと言う間にザルは千円札で溢れ

続けて男性スタッフの方から

「え~、今から3分間だけ店内の

照明を全て消し、真っ暗闇に

しまぁ~す!!

ザルに千円入れて頂いたお客様

は3分間に限り、当店のギャルに

お好きなだけタッチOKとなりまぁす!

心のゆくままにお楽しみくださいませ。」

と説明が補足され

「そ~れでは~カウントダウン

入りま~す!!」

「5秒前4・3・2・1・Q!」

掛け声と同時にけたたましい

ホイッスルが鳴り響き、

店内は一気に真っ暗闇となり

辺りからはなにやら黄色い叫び声が

あちらこちから飛び交い・・・

瞬く間にお楽しみの3分間は

タイムリミットを迎え

「はぁ~いみなさまぁ~

specialサービス

終了5秒前4・3・2・1・0!」

のアナウンスと同時に

合図のホイッスルが鳴り響き

店内の照明が一斉に点灯されました。

そして店内全体がパア~ッと明るくなり

気が付くと新入社員のA君の姿が

突然消えていたのです。

「あれ?あいつどこ行ったんだ?」

居合わせた仲間たちは

キョロキョロと辺りを見回し

A君を探していました。

すると・・・

一人の社員がA君を発見して

大声で叫びました。

「ここ!ここに居ます!!!」

皆が振り向くと

ソファーとテーブルとの隙間に

鼻血を流して仰向けに倒れた

A君が居ました。

  

若い新人を心からおもてなし

してあげよう計画だった先輩たち

でしたが、実はその当時の

A君は初心な初心な正真正銘の

Cherry Boyだったのです

  

「あら、この子ホントに可愛いわね♥」

 

ー おしまい -

 

 


スベラない話・弟・第2話

2016-11-03 18:01:17 | スベらない話

いつもブログを見て頂き

ありがとうございますm(__)m

ノンフィクションのスベラない話

「弟編」第2話でございます。

いつも陽気な弟が、以前仕事で

或る大手企業を訪問していた頃

のエピソードです。

弟は3年間その企業とお付き

合いがありましたが、転勤辞令

が出たため、担当を外れることと

なり、或る日のこと企業にご挨拶

に伺いました。

「え~、皆さんこんにちは!

実はこの度私転勤することに

なりまして・・・。」

そう言いかけると、その場に

居合わせたOLたちが、

「え~っ!ウッソ~!!いや~ん

転勤するがぁ?!」

と口々に言いました。

前回のブログでもお伝えしましたが、

この弟、決してイケメンではございま

せん。

けれど饒舌で、底抜けに明るい

性格の持ち主ゆえ、どこに行っても

不思議と人気だけはありました。

そしてその日、事務所のOLの

お姉様たちに、後任の担当者の

件について少々説明をしたのです。

すると、一人のお姉様が言いました。

「ふぅ~ん、転勤するがやねぇ。

アンタは顔はイマイチやったけど、

メチャ面白いキャラやったきね、

毎回来るの、皆で楽しみにしちょった

けどぉ、今度来る人ってどうながよ!

イケメンなが?面白い?」

と、質問攻めに。

「はい、それでは、皆様!

次回は後任の担当者を引き継ぎ

で連れて参りますので、その時に

私にコッソリと或る合図を送って

もらえますでしょうか?」

 

「えっ?!合図ってどんな?

一体なんのこと?」

「はい、それはですね、今から

ご説明いたします。

後任者がもしもお気に召され

ましたら、その場で皆様は

ご自分の頭をさすってください。

そして、まぁまぁかなってお感じに

なられた際はご自分の鼻にお手を

あててください。そして、もしも

お気に召さない場合は

恐れ入りますが、デスクの下で、

そっとお膝をさすって合図をして

くださいね。

皆さんいいですかぁ?!

お約束ですよぉ!」

 

「はぁ~い♥」

OLのお姉さんたちは元気よく

返事をしてくれました。

 

そして、後日、後任の担当者と

共に最後のご挨拶に伺い、

後任の男性の紹介も無事に

終えたその直後

弟は先日約束したことを

お姉さんたちに実行してもらう

ため、ウインクして合図をすると、

お姉さんたちがとった行為とは・・・

全員デスクの下でそっと

膝をナデナデしていたのでした。

 

ーおしまいー

 

 

 


スベらない話第2弾・弟

2016-10-23 11:27:17 | スベらない話

久々のUPです。

申し訳ございませんm(__)m

大変刺激的な家庭に生まれ育った私

には、3歳年下の弟がいます。

この弟がこれまた非常に面白い性格の

持ち主で、大学時代にバイトをしていた

居酒屋で、或る有名人にスカウトされた

ことがありました。

その有名人はビートたけしさん。

当時、たけしさんが軍団と共に通って

いた居酒屋で、お運びをしていた弟に、

「お前って、本当に面白い奴やなぁ!

良かったら、軍団に入らないか?」

と声をかけられたのです。

弟は全くもってオトコマエではありません

が、その陽気な性格と、周囲の人達を

もの凄く楽しませる、饒舌で豊かな

会話術が誰よりも秀でており、大した

容姿を持ち合わせていなくても、ここまで

人を魅了できる人もいるんだなぁ・・・って

思い知らされるような人物なのです。

弟はもともと、高校生の頃から将来は

本気で吉本興業に入社しようと

考えているような子でしたので、

たけしさんに声をかけられた弟は、

その内容を真摯に受け止め、一時

帰郷し、両親に相談したことがあり

ました。

けれど、両親に猛反対され、結局

現在弟は、お笑いとはほど遠い、

硬い硬い職業に就いております(笑)

前置きが長くなりましたが、この陽気な

弟が奏でる人生の中の「超オモシロ

エピソード」を順番にお話しさせて

頂こうと思います。

哀しいことがあった日や、苦しいことが

あった時、この話を読んで頂ければ、

そんなお悩みも、しばし忘れることが

できるかも知れません。

お話は全てノンフィクションでございます。

思いっ切り笑って、是非元気を取り戻して

ください。

では、早速第1話に入りましょう。  

それは、以前私が弟と一緒に暮らしていた

頃のエピソードです。

或る日の晩のこと、仕事帰りの私に弟が、

「お姉ちゃんには本当に毎日美味しいご飯を

作ってもらいゆうし、ものすごいお世話に

なりゆうき、今日はね、晩ごはんは僕が

ご馳走するき、どこかに食べに行こうや!」

と、いつになく可愛らしいことを言って

きました。

そして、たて続けに

「今日はね、お姉ちゃんの好きなモノ

何でもご馳走するき、遠慮せんとってや。」

なんかちょっと素敵な会話でしょ?!

単純な私はその言葉を素直に受け止め、

ちょっとだけオシャレをして、喜んで

弟の車に乗り込みました。

普段から物凄くハードな仕事をしている

私にとって、おでかけは本当に貴重な

時間だから、身なりを整えて颯爽と

家を出るのです。

運転席の弟が、

「お姉ちゃん何が食べたい?」

と訊いてくるので、

「なんでもいいよ!たくちゃんに

全部まかせる。」

と言うと、弟はニッコリとほほ笑み、

車は爽快に走り出しました。

暫くすると目的地に着いた模様。

「お姉ちゃん着いたよ!降りて!」

私はちょっとだけワクワクしながら

車のドアを開け・・・

外に出てみると・・・

「えっ?!ここなが?」

なんとその場所は、激安MENUで有名な

全国チェーンの回転寿司のお店でした

う~ん。あたしのイメージしていたお店

はねぇ・・・

こんな感じのお店だったんだけどぉ。

やや不満そうな顔つきの私に対して

「お姉ちゃんどうしたがぁ?ここ気に入らん?」

と、なぜかこの笑顔で問いかける弟。

ちょっとオシャレして来た私に対して

この笑顔なんです!!!

でもね、この笑顔になぜかいつも

誤魔化されるんですよね!(ーー;)

それでね、

「まっいいかぁ~・・・。」

なんて思ってしまう私もかなりの

お人好しだと尽々痛感する一場面

  

この人と居る時

非常に多いいん

ですよぉ!

私、そんなにモノに対して執着は

もともとない方なのですが、

誰かにご馳走するとか、お礼する

とか、そんな日は、ちょっとだけ

普段より美味しいモノを食べに

連れて行ってあげたいじゃない

ですか。

感謝の気持ちって相手の人を

心から喜ばせてあげたり、楽しませて

あげたりすることが、或る意味礼儀

だと思うし、自分がしたことで、人が

すごく幸せそうな顔をしてくれたら、

こっちまで幸せな気持ちになれる

でしょう?

こんなに喜んでくれるなんて!

連れて来てあげて本当に

ヨカッタ♥って思うじゃないですか。

だから、弟が連れて行ってくれるお店

少しだけ期待していた私。

それって罪ですか?

まぁでも、せっかくの弟の気持ち

ですから、私も気を取り直して

カウンターに着席しました。

「お姉ちゃん、今日はね遠慮せんと

思いっきりガッツリ食べてよぉ!」

      ・・・・・・・・。

そしてお腹いっぱい食べた私たち二人は

お会計に。

レジのお姉さんが

「お会計はご一緒でよろしいでしょうか?」

「はい!」

と元気よく返事する弟。

「お会計¥1,864でございます。」

うわっ!安!

力いっぱい食べたにもかかわらず

このお値段に驚きを隠せない姉。

弟は財布を開き・・・

次の瞬間・・・

「ねぇ、お姉ちゃん、ひょっと小銭

¥864持ってない?」

  はぁ?

私は一瞬我耳を疑いました。

そして弟に言いました。

「たくちゃんね、¥1,864

のうち、¥864私が支払ったら

それって、オゴリじゃなくて

ワ・リ・カ・ンになるんじゃない

かしら?」

私たち姉弟の会話を

聴いていた

レジのお姉さんが

その時必死で笑いを

こらえているのが

わかりました

 

「卓ちゃん、なんで?財布にお金

入ってないが?」

 優しい姉がそう言うと、

「ううん、そうじゃないが!一万円札しか

なかったき、崩したくなかったが。」

 

この台詞を聞いた瞬間

私は体中の力が抜け堕ち、

そして、この弟と姉弟であることを

本日限りで解消したいと思いました。

「あのぅ、お会計はご一緒で

よろしいでしょうか?」

こんな台詞を2回も

レジで確認された経験は

生まれて初めての出来事です。

私はレジのお姉さんに

「この人の一万円札バンバン

崩しちゃってください!」

と言い、弟の財布からお札を

抜き取りました。

この弟は広島の、あの性悪従姉妹と

大変よく似たところがあります。

この日の事件以来、弟はなんの悪びれ

もなく、今もしゃあしゃあと生き延びながら、

この話をするたびにひとりウケまくり、

挙句の果てには、

「ゴメンゴメン!僕はしがないサラリーマン

やき、こんなものでもご馳走ながよ。」

と、な〜んか妙に説得されている姉なの

です。

広島の従姉妹とこの弟は

二人ともB型です!

Bの人が憎い訳ではないけれど、

義理堅い、几帳面なA型の私の価値観とは

全く違う二人であることは事実なのです。

 

ーおしまいー

 


スベラない話第4夜・裏切り者

2016-09-29 13:13:03 | スベらない話

ノンフィクションのスベラない話

今回は従姉妹の話をしたいと

思います。

そう、1つ年上の広島の従姉妹

です。(毒舌の叔父の娘)

あれは私たちがまだ思春期の頃、

学生なら誰しも一度は興味を持つ

「性」について。

ある時、私は本屋で1冊のエロい本

と出会います。

私は一度帰宅し、私服に着替えると、

再びその本やさんに行き、コソコソと

命がけで、エロ本を無事入手しました。

たしか題名が

「How To sex」だったと思います。

そして、ある年の夏休み、

私は広島の従姉妹の家に遊びに

行きました。

カバンにこの本をそっと

しのばせて・・・

案の定、年頃の従姉妹もその本に

すこぶる興味を示し、直ぐさま私から

その本を取り上げると、何度も何度も

それはそれは熱心に読みふけって

おりました。

そして、楽しい夏休みも終わりに近づき、

私が高知に帰る日の朝

従姉妹が一言いいました。

「アンタ、ちょっとこの本置いちょって

みんさいや。」と。

実はこの本は全ページフルカラーの

写真で編成されており、その当時の

値段にしたら、けっこうな金額で、

しかもまだ殆ど読んでもいなかった

ので、正直従姉妹には譲りたく

なかったのですが、従姉妹の強引さ

にとうとう負けてしまい、エロ本を

従姉妹の家に置いていくことに。

それから数か月たった頃、従姉妹の

お母さんから非常に感じの悪い話を

聞かされました。

私のエロ本を取り上げた従姉妹は

或る日、その本をお父ちゃんに

見つかってしまい、それはそれは

こっぴどく叱られたようで。

お父ちゃんにスリッパで何度も何度も

しばかれたらしいのですが、この従姉妹!

ナント!この本は自分の本ではなく、

高知の和ちゃんが置いていったのだと

弁解し、一人罪を逃れようとしたらしい

のです(`´)

どう思います?!

この裏切り!!

ありえないでしょう?!

私が従姉妹の立場だったら、

ゼッタイに和ちゃんをかばって

います!

この裏切り者め~っ!!

覚えちょきんさいよ!

最終的にこのエロ本の行先は、

お父ちゃんが風呂焚きの際に

薪と一緒に火の中に放り込まれ

て処分されたのだとか。

ヒドイ!!!!

私はまだなんも読んでなかったのにィ。

それからもう一つ、別件があります(ーー;)

この場でついでに語らせてください。

話はまた別の或る年の夏休みの

出来事です。

私は春・夏・冬の休みになると決まって

広島の従姉妹の家に長期滞在するのが

幼い頃からの習慣になっていました。

高校生になった最初の夏休み。

いつものように1ケ月ほど従姉妹と

楽しい夏休みを送り、私が高知に

帰ったあとの出来事です。

従姉妹が2階の自分の部屋でタバコを

吸っていたところ、階下からお父ちゃん

の足音が聞こえてきたので、

慌ててタバコをもみ消した後、

ナント!部屋の窓からその吸殻を

ポイ棄てしたのです。

ところが・・・

この窓のすぐ横には、隣家の外壁があり、

家と家との間には、人が二人ほどが入れる

位の未舗装の路地があり、その日はたまたま

その路地にお隣さんちのベビーカーが

停まっていました。

そして、ナントナント運悪く、従姉妹が

窓からポイ棄てしたタバコの吸い殻が

偶然にも、停めてあったベビーカーに

見事ホールインワンしてしまい・・・

しかも、きちんと消していなかった

吸い殻の火が、ベビーカーに燃え移り

瞬く間に、ベビーカーは火の車と

化したのでした(ToT)/~~~

その時のお父ちゃんの怒りが

どんなだったか・・・

私にはなんとなく想像できます。

エロ本事件の時とは違い、今回は

他人をも巻き込んだ、ともすれば、

おおごとな罪にまで発展するような

出来事でしたから。

幸い、ベビーカーは無人でしたので、

怪我人はいませんでしたが。

でも

この従姉妹は本当に

とんでもない性悪な

サイテ~の性格です!

自分のせいで火災を招くようなことを

したのにもかかわらず、

そのあとお父ちゃんに言った一言が・・・

「そのタバコ、和ちゃんが

置いていったんよ。」

 

  ARIENAI!

私の恨みは募ります

 またもや他人のせいにして

少しでも罪を軽くしようとする従姉妹を

本気で憎みそうになっていました。

だけど

いつも己の罪を他人に被せる

性悪従姉妹に今回は天罰が下った

のだと思うと、

 

 って感じでした。(スミマセン)

私が許せないのは、従姉妹は

見た目は普通の真面目そうな

ガリ勉タイプの目立たない

女子なのに、

いけしゃあしゃあと嘘をついて

人を陥れるその態度が

気に入らないんです!!

後日従姉妹に再会した時に

ひとこと言ってやりました。

「アンタ、これがヤンキーの

世界やったら、アンタは袋叩き

の刑よぉ!」怒鳴る私を横目にしながら、

 

大ウケして笑い転げる従姉妹でした

 

  ーおしまいー

 

 

 


スベらない話第3夜・正直者の話

2016-09-28 18:11:54 | スベらない話

スベらない話もいよいよ3話めに

なりました。

なかなかの反響ですのでついつい

また話したくなりました。

この手の話はネタがわんさか

ございます。

前回登場した母方の従姉妹の

父親(叔父)の話です。

いつぞやの身内の披露宴の時、

季節は確か冬だったと思います。

普段はなかなか会う機会のない

親族が、久々に再会を喜んでいると、

叔父が皆のところに近付いて来て、

A子とB子の前に着席したその時・・・

叔父が突然A子の洋服の袖を掴み、

「ほぉ~っ!アンタの服は

本ビロードじゃね。」

そして、つかさず隣に居たB子の洋服

の袖を同じように掴むと、

「アンタの服はベッチンじゃね。」

と言いました。

それからたて続けに、

「見てみんさい!この人の

着ちょる本ビロードの生地はね

布団針も通らんような厚手の

えぇ生地なんよぉ!それに比べて

こっちの人の生地は、ベッチン

言うてね、本ビロードと全然ちごうて

薄手でベロベロしとるけん、価値が

ないんよ。」

  (゜o゜)(゜o゜)

その場に居合わせた者たちは

一瞬フリーズしてしまいました。

そして、ベッチンを羽織った従姉妹は

なんとも言えない表情で(-_-;)

更に今度はロレックスの腕時計をした

従兄弟に近付き、左腕をグイッと

掴むと、時計を真横から覗き込み、

「アンタ、このロレックスはニセモン

じゃね!韓国でこうたんじゃろ?!

見てみんさい、こうやって横から

見たら、厚みがのうて薄っすい薄っすい

んよ。ホンモノはもっと分厚いけんね。」

    (ー_ー)!!

辺りはしーんと静まりかえり・・・

披露宴は始まりました。

披露宴で出された料理についても

「おうっ!この寿司桶見てみんさい!

ネタがにぎり寿司ばっかりじゃろ?!

これはけっこう値がええぶんなんよ。

安いんはね、海苔巻が必ず入っとる

んよ。」

「それからの、イカやサーモンや

卵焼きなんかのにぎり寿司の

多いんのも安いんよ。」

  (~_~;)

そんな叔父の発言を耳にしても、

誰一人一切口を開きませんでした。

抗議する者などおりません。

嫌味なことを言われた本人ですら

気分は害しただろうけれど、一言も

叔父に逆らうことはありませんでした。

かなりの毒舌ではありましたが、

叔父の言う事は真実だったから。

それにしても、その叔父のモノを見る目

だけは本当に大したものでした。

叔父は退職後、日々暇を持て余し、

散歩がてら、連日百貨店に足を運んでは、

ウインドウショッピングを一人楽しみ、

あらゆる商品をじっくりと見て回って

いるうちに、商品の値ぶみが完璧に

できるようになったのです。

毒舌で正直者の叔父ではありましたが、

そんな叔父でも素晴らしい長所が

ございます。

親族の冠婚葬祭の場では、誰よりも

お祝儀や香典を弾み、お世話になった

人には心のこもったお礼の品をきっちり

贈る義理堅い人でした。

親族が訪ねて行っても、嫌な顔ひとつ

せず、大盤振る舞いの手厚い接待を

してくれたものです。

だから、久々に会った叔父に嫌味の

ひとつを言われたとしても、みんな

叔父に大変よくしてもらっていたから、

文句のつけようもなかったのだと

思います。

どんなに毒舌でも、決して人から

恨まれたり、憎まれたりすることは

ありませんでした。

叔父はまさしく、

9つの短所を1つの長所でカバーする

だったのです(~o~)

  ーおしまいー


スベらない話・第2夜私を許してくれますか?

2016-09-27 01:57:55 | スベらない話

昨日のスベらない話で一気に

ブログランキングが上昇しました

ありがとうございます(ノ∀`)

人生長く生きていると、色々なシーンに

遭遇いたします。

今日は、決して忘れることの出来ない

悪夢のドライブの話をいたしましょう。

以前、尾道の旅の投稿でご紹介した

一つ上の従姉妹とドライブに出かけた

時の話です。(場所は広島)

従姉妹を助手席に乗せて道路を走行

していると、道路幅がやけに狭い道に

迷い込んでしまいました。

絵画でいうと、遠近法で描かれたような

行けばいくほど、更に道幅がどんどん

どんどん狭くなり、

「ねぇ、この道大丈夫?戻ったほうが

ええよ。」と、心配そうな従姉妹。

「そうやね、ちょっと怖いね。」

そう思いバックしようとしたのですが、

振り向くと、異様に狭い道を延々と

走行してしまったようで、私のドライバー

テクニックでは、とてもじゃないけれど、

バックして元の道に戻る勇気もなくて、

しばし困惑しておりました。

車を回避する場所もない1本道です。

   ・゜・(ノД`)・゜・

誰かに助けを求めようと、辺りをキョロ

キョロ覗っていましたが、こんな狭い道を

通る車も人影も一切ありませんでした。

途方に暮れながら、遠くの景色をぼんやり

と眺めていたら・・・

遥か彼方に、大きな道路につながる

小さな路地を発見したのです。

「やった〜!これで助かるねぇ!」

大喜びでアクセルを踏み、小さな路地を

目指して車を走らせました。

 《゚Д゚》《゚Д゚》《゚Д゚》《゚Д゚

ところが・・・・・・!

その路地に着いてみると、そこは路地と

言うよりも、家と家の間の隙間というか、

どう見ても道とは呼べません。

それに、今走って来た道よりも、更に

恐ろしいほど狭いのです。

しかもその路地に進入するには、道の

両側に深い側溝まであります。

そして、なんと!恐怖の直角左折を

しなければならない過酷な条件まで・・・

    (T▽T)

皆さんこの状況、想像できますか?

昔、自動車教習所でやったクランク

を思い出してください。

しかも左右両側に側溝付きですよぉ

一歩間違えたら脱輪してしまいます!

だけど、こんなところで、いつまでも

グズグズしている訳にはいかないので、

私は腹をくくり、イチかバチかクランクに

挑戦することにしました。

「あんた、こんな狭いとこ、ほんまに

いけるんねぇ?!」

心配そうな従姉妹。

気合を入れた私は、震える手で、ハンドル

を握り締め、額に冷や汗をかきながら、

心臓をバクバクさせながら、ゆっくりと

ハンドルを左に切りました。 (´-ω-`)

するとどうでしょう!

見事脱輪もせず、素晴らしいドライバー

テクニックでクランク大成功♥

「やったぁ〜!わたし運転うまいろ?!」

得意げな顔で従姉妹に自慢しました。

だけど 

 車が方向転換出来たその直後・・・

   Σ(゚д゚lll)

なぜだか車体が全く前に

進めなくなったのです|゚Д゚)))

「えっ?なんでなんで?!」

一瞬何が起きたのかわかりません

でした。

必死でアクセルを踏むも、車は

うんともすんとも動きません。

でも、次の瞬間、私は

その信じられない光景に思わず

絶句してしまいました。

車が動かなくなった原因は、その路地

両側にある民家の外壁と外壁との

間に、車がぴったりジャストフィットして

しまったからです・゜・(ノД`)・゜・

もう、死んでしまいたいくらい落ち込み

ました。

涙が溢れて来ました。

従姉妹と二人で少し泣いていたら、

「あれっ?もしかして、サイドミラー

閉じたらいけるんじゃない?」

ふとそう思い、ミラーを閉じると、

ギッリギリではありますが、なんとか

前進できそうです。

左右各2ミリほどの隙間ができました。

ありがたいことに2軒とも外壁がトタン

張りの民家でしたので、ものすごく慎重

走らせれば、車体にも大したキズを

つけずに済みそうです。

ハンドルはそのまま、絶対に角度を

変えてはいけない。

慎重に慎重に半クラ状態で、少しずつ、

少しずつ、車を前進させながら、遥か

彼方に見える大通りを目指します。

真剣に走行してはいましたが、それでも

時たまよそのおうちのトタンにミラーが

擦れ(こすれ)ます。

シュルッ スルッ 

当たるとこんな音がします。

でも、誰も気づかない程度のちいさな

音です。

本当に微かな音でした。

そして、遥か彼方先に見えていた大通り

すぐ目の前に、せまってきました。

私は嬉しくなり、これまでの苦労とこの

命懸けの脱出劇に心が踊り、興奮して

来ました。

「ヤッタじゃん!もうすぐじゃん!」

従姉妹も嬉しそう。

二人で喜びを分かち合っていた

その矢先!

興奮した私はなぜだか誤って

アクセルを

GAN!

と踏み込んでしまったのです!!

その瞬間、車が一気に加速して、

波打つトタン張りの外壁をガンガン

擦りながら、ものすごい爆音を

立てて通過してしまったのです

  \(◎o◎)/!

もう、その時の爆音ときたら、まるで

NHKののどじまん大会の金の音(ね)

連続で鳴り響くように・・・

それはそれは凄ましい爆音でした。

そりゃぁそうですよ。

トタンの波々の模様のくぼみの

ひとつひとつに、

サイドミラーがかっちり喰いこみ

ながら擦り(こすり)走行していくん

ですもの。

まるで、万歳した逆子が狭い産道を

無理矢理ハイスピードで通過する

ようなものだもの・・・(つд⊂)

キャア〜ッ!!

突然誰かの叫び声が

路地に響き渡りました。

そして、やれやっとのことで路地を

脱出した私たちでしたが、大通りに

出た途端、目の前にぢりぢりパーマ

かけた、めちゃショートヘアの

ものすごく怖い顔をしたおばさんが、

仁王立ちをして、私たちを待って

いました。

 ヽ(`Д´)ノ

怒り狂った様子の

おばさんは大声で怒鳴りながら、

あんたら、バカじゃない!!

こがいな狭いとこ、車が通れる

わけないじゃろうがね!

ここは人しか通っちゃ

いけんのんよ!

わたしゃぁ昼寝しよったら、

バリバリバリ〜ッ!!いうから、

地震でも来たんかおもうて、

慌てて飛び起きたわいね!」

と、広島弁で捲し立ててきます。

私はただただ平謝りに謝るしか

なくて、

「ごめんなさい。ごめんなさい。」

とにかくひたすらひたすら謝り続け、

口答えなど死んでもいたしません

でした。

よそのオバさんに、こんなにも

こっぴどく叱られた経験がなかった

のですが、悪いのは私ですから

仕方ありません。

けれど、謝り続けているうちに、

最後のNHKの金の音(ね)のような

リズミカルな爆音と、おばさんのあまり

にも怖い顔と大仏さんのようなパンチ

パーマを見ていると、おかしさが

こみ上げてきてしまい・・・

不謹慎にも、涙を流しながらヒィヒィ

泣き笑いしながらオバサンにずっと

謝り続けていました。

   (T▽T)ヾ(´▽`;)ゝ

だけど、これだけは信じてください。

本当に心から悪かったと反省して

います。

笑い泣きしながらの謝罪ではありまし

たが、それでもおばさんには、不謹慎な

中にも誠意はきちんと伝わったみたい

でした。

私の車が県外ナンバーだったこともあり、

道に迷ってしまったことも事実だったから。

おばさんには1時間あまり延々と説教を

され、その間私は一切逆らわず、ひたすら

謝り続けていたので、最後はおばさんも

とうとう許してくれました。

「ここには死んでも来んさんなよぉ!」

と大声で怒鳴り散らされながら見送って

くれました。

「はい〜っ!二度ときませ〜ん!!」

私は大声で叫び、路地をあとにしました。

助手席の従姉妹はというと、

始終この光景に耐え切れず、

フロントガラスとシートの間に

身を隠し、腹をかかえて泣きながら

大笑いしておりました。

  ーおしまいー

 

 

 

 


 

 


スベらない話・どうしても許せなかったじぃの巻

2016-09-26 00:23:47 | スベらない話

今回は、普段温厚を装っている?

わたくしがマジギレした事件を

投稿したいと思います。

私のサロンの近くにある

生ゴミステーションでの話です。

或日のこと、ゴミ収集車が生ゴミを

回収したあと、私は汚れた道路を

ものすごくきれいにほうきで掃いて、

更に、熱湯の入ったバケツを何度も

サロンから運び、デッキブラシで道路

をこすり、それはそれは気持ちの良い

美しいゴミステーションにいたしました。

すると、そこに自転車の前かごに

大きなゴミ袋を1袋と後ろの荷台に

大きなゴミ袋1袋、そして片手にも

大きなゴミ袋と、合わせて3つの袋を

持ったじぃがやって来て、掃除した

ばかりのゴミステーションにドサドサッ

とゴミを捨て置いたではありませんか!

   《゚Д゚》《゚Д゚》

信じられないその光景に、一瞬

目が点になってしまった私でしたが、

次の瞬間・・・

あまりにも非常識なそのじぃが心の

底からマジで許せなくなり、

「こらぁ〜!!!!」っとものすごい

大声で叫んでしまったのです

   ヽ(`Д´)ノ

自分でも驚きました。

わたしってこんな大きな怒鳴り声を

出せるんだヽ(;▽;)ノ

そして、すかさずじぃににじり寄り、一言

いってやりました。

「ちょっと、おじさん!ゴミの回収はもう

終わっちゅうのに、、なに考えちゅうが!

そのゴミ、すぐに持って帰ってや!」

するとじぃは言いました。

「あ、ゴメンゴメン、でも、今はちょっと

持って帰れんき、少しの間ここに

置かしちょってや。後で絶対取りにくる。」

この一言が更に私の怒りに拍車をかけ・・・

「ようこんなところにしゃあしゃとゴミが

捨てれるよね!それに、わたし、今の今

きれいに掃除したばっかりながよぉ!」

  ヽ(`Д´)ノヽ(`Д´)ノ

私は今にも頭の血管がキレるんじゃぁ

ないかと思いました。

「そんなに怒りなやぁ。ほんとに後で取りに

くるき。」

ちょっとおびえるじぃ(´д`)

しかし!そう言いいつつも、じぃは自転車

にまたがると、ゴミを放置したまましゃあ

しゃあと帰ろうとするではないですか!

その瞬間、私はとうとう堪忍袋の尾も

ブチキレテしまい、

「ウソばっかり言いな!絶対に取りに

来やせんくせに!!」

そう叫んだ私は、じぃが捨てたゴミ袋の

全てを両手に持ち、逃げるじぃの自転車を

前方から阻止し、自転車の前かごと、後ろの

荷台にゴミ袋をGAN!と乗せ、そのまま

後方からじぃの自転車を思い切りキックして、

勢いをつけてあげました。

  (o ̄∇ ̄o)♪

ゴミ袋を乗せたじぃの自転車は西の方向に

豪快に滑るように走り去って行きました。

 

と、ここでこの話は終わりかと思いきや、

このあと、実はものすごいオチがあるんです。

   ( ̄◇ ̄;)

非常識なじぃをキックで見送ったあと、

東の方から全然知らないおじさんがメチャ

拍手しながらこちらの方向に走って来ます。

パチパチパチ!!!!

そして私の目の前までやって来ると、

蔓延の笑みを浮かべながら言いました。

「お姉さん、アンタはエライ!ワシは

さっきの一部始終みよったでぇ!

ものすごい大声がしたき、振り向いたら

アンタが叫びよったき、近くまで来て

見よったら、本当に気持ち良かったで!

最高やった!

アンタみたいな人が町には1人はおらな

いかん!」

   (//∇//)

そのおじさんの一言で、ふと我に返った

私は、死ぬほど恥ずかしくなり、一秒たり

とも、その場には居たたまれなくなりまして

   (>_<)

そのおじさんには絶対に知られたくなかった

ので、ものすごく遠回りをして、コソコソと

サロンまで帰ったのでした。

 

自分がお店なんかやってると、ご近所では

しとやかに、可憐に素敵な人で居たかった

のに、あのじぃのお陰でそれまでのわたくしの

イメージが音をたてて崩れ去ってしまった

「高知のはちきん事件」でした

ーおしまいー ( ̄▽ ̄)