小説を読んでいると、主人公になりきってしまって、、ドキドキしたり、悲しくなったり、嬉しくなったり・・・しばらく現実世界に戻れず、引きずってしまうことがありますね。
自分の人生とオーバーラップさせて、登場人物の一言にハッとすることもあります。
それが、小説を読む楽しみなのかもしれません。
私は怖がりなので、怖い話は絶対、読みません(笑)もちろん、映画もパスです。
夢に出てきそうなんですよ~。映像で・・・
皆さんお好きな小説家がいらっしゃると思いますが、私の好きな女性の作家さんで玉岡かおるさんという方がいらっしゃいます。
関西出身ということもあって、親近感もありこの20年くらい、ずっと読み続けています。作家さんも歳を重ね、私も歳を重ね・・・
つねに一貫しているのは、女性が主人公でその人の一生を描く大河ドラマのようなものが多いことです。
最近、また新しい作家さんに出合いました。
まだ20代の若い作家さんで、文章も瑞々しく読み終わった後もほわっとした気分にさせてくれます。
瀧羽麻子(たきわ あさこ)さん。
最初に読んだのは、『左京区七夕通東入る』。京都を舞台とした大学生のラブストーリー。
京都に住んだことある人や、京都で学生生活を送った人には楽しめる小説だと思います。
会話が多いせいか、とても読みやすい。奇をてらった文章もなく、彼女の自然体の気持ちが素直に描かれています。
他にも読んでみたいと思い、次は2007年第二回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞した、『うさぎパン』を読んでみました。
今度は高校生の甘酸っぱいラブストーリー。
期待を裏切らず、やはりほんわかできる小説でした。
普段、あまり本を読まない人でもドラマを見る感覚で読める小説だと思います。
といっても、あくまでもこれは女子向きで男子は読んでも・・・?かも(笑)
この方が30代、40代と歳を重ねていったら、どんな小説を書いてくれるか・・・それも、楽しみです。
残念ながら私と世代は違うので、常に私より若い世代のストーリーを追うことになりそうですが(笑)
追記・・・なんと彼女は経営コンサルタントという職業をお持ちで 、たまたま応募した小説が受賞されたみたいです。