アビマックス/ABYMAX

~アビシニアンCiao & Rosso & Leone との家族日記~

ドンちゃんとの想い出。

2013-11-04 16:50:54 | Ciao&Rosso&Leone
こんにちは~。

今日の大阪は晴れ間があるかと思えば、曇ったり。
でもどっちかっていうと、曇り空かな~。

今日は実家のドンゴロス、通称ドンちゃんの8回目の命日です。

今日の主役はドンちゃんなので、スルーです。


1990年、7月の末。ドンは5ヶ月。
ひょんな事から10日程預かる事になって連れて帰ったんだけど、
こんなに可愛いんだもの~。
弟たちも、アタシも、そして母もメロメロよ~。
離すわけがないよねー。で、我が家の一員になりました~

お父さんはチンチラシルバー。お母さんはペルシャ。と聞きました。

ドンはお父さんソックリだそうです。



1歳の頃のドン。
ホンマに可愛いでしょ~

ワタシは年に1回実家に帰るだけだったんだけど、ドンはもちろん覚えててくれて、
抱っこが苦手なのに、アタシに一番長く抱かれていてくれて、
ネコでも恩を感じてるんだな~。って家族が言ってたっけ



ドンはね、人の言葉を良く理解してる子だったんですよ。
もうね、ウチの子なんて、ドンの爪の垢を飲ませたいわ。って位、言葉を理解していました。

「泣きマネしてみ。」と言われて、泣きマネしたら、


違う部屋に居たのに、走ってきて、顔を覗き、ペロペロなめてくれたり。

これね、母が父にマッサージされて、痛がって「ドンよ~、痛いよ~」って泣くマネしてから
これをするようになったらしい

ウチの子達はね、泣きマネしようが、「痛いよ~」って言おうが、やってきませんけどぉ



舌のひっかかりがあまりなくて、舌もチャオ達に比べると短かった気がする~。
だからか、食べるのがすっごく下手で、オヤツのチキンは、熱いのをふぅふぅとちゃーんと冷ましてもらってから
小さくさいてもらって、手からもらっていたドン。
たまにね、アタシとかがあげると、「冷めきってない」とか「デカイ」とか、目で訴えられましたよ

でも、今アタシが息子達に手でオヤツをあげたりするのも、小さく裂いてからチキンとかをあげるのも、
ドンの時に親がそうしてあげてたからでしょうね。

ドンも流れるお水が大好きで、耳を濡らしながらよく飲んでいて、
その記憶から、ついウチの息子たちにもそうしてしまった
だから、チャオ以外は、蛇口のお水が大好きだもんね



毎年のように、ドンを写真に撮りたくて、写るんです。とか買ってたな~。
そして家族一緒の写真撮ってたよね~。

ドンは、写真の上のように、なぜか、父の座椅子の肘置きによく座っていました。

そして



こうやって、父とよく会話していたものです

たまに



こうやって、一緒に寝てたりでもね、父がトイレとかに立つと、
必ず座椅子はドンに占領されてたりしたんですけどねぇ

一家団欒をして笑い話とかしていると、違う部屋で寝ていたドンも必ずやってきて、
こうやって、肘置きに座り、話をしている人間を見てはたまに頷いたりして、話をよく聞いていたものです。

言葉がわかるから、「姉ちゃん起こして来い」って言われると、
寝ているアタシの足元の棚の上から、お腹の上にダイブして起こされたり、
アタシが、「姉ちゃんが帰ってる間は姉ちゃんと一緒に寝てな。」って言うと、足元の布団の上に一緒に寝てくれたり。
アタシが大阪に帰るともちろん、母たちの所に行くんだけど。

犬やネコ、など、他の動物の侵入を絶対に許さなかったドン。
でもね、連れて入る前に「ドンちゃん、お願いがあるのよぉ。
お姉ちゃんね、ドンちゃんが大阪に来てくれないからさ、ウサギさんと暮らしてるのよ。
カゴに入ってるからね、見るのはいいけど、シャーッとか、手を出したりしないで欲しいのよぉ。
お姉ちゃんが居る間だけだから、宜しく」ってお願いしたら許してくれたのよ~。
ホントにカゴの前までは行ってずぅっと見てるんだけど、怒らなくてね、父も母もビックリしてたわ~。
うさぎのかりんは夜は父に任せて、アタシはドンと寝たんだけどねぇ

他にもエピソードはあって、

父が退職して、家にずっと居るようになった時、(父は海のオトコで1年の中で家に居たのは、合わせて1ヶ月ちょい。くらいでしたからね)
「お父ちゃんとお母ちゃんがケンカしたら、ドンが止めに入ってな。ドンしかおらんのよ。頼むよ」
と言って帰った翌月、電話で
「お父ちゃんがね、おっきな声でお母ちゃんにおらんでたら、ドンが来て、手をかけるんよ。
なんど~。って思ってまた大声でしゃべったら、また手かけるんよ。ドンがね、やめろ。って言いよるんど。」
って言って来た。
すごーいドン、ホンマにケンカ止めに行ったんや~。って思いましたわ。
それからは、大声でケンカが始まると、どこからともなくドンがやってきて、必ず父親に「やめろ」と手をかけるので
ケンカもすぐ終わる。って言ってたな~。
「だから、アタシがドンに言ったから、止めるようになったんだって。」って何度説明しても信じてくれない両親なのです。



この写真を撮ってから、10ヵ月後にドンが天国に行くとは思ってなかったな。

ドンは腎不全でした。
きっと写真を撮ったときには、すでにかなり腎臓は悪かったのだと思います。
でも、年のせいでご飯食べるのが少なくなったんだな。とか、痩せたのも年のせいだな。とか、
よく寝るのも年のせいだ。って思ってしまっていました。
気付いてあげられなくてごめんネ。

10月の体育の日近くのある日、
真夜中にドンの鈴の音がして目が覚めたワタシ。起きてからも数分間は鈴は鳴っていました。
このとき、何か嫌な予感はしたんです。

そして母からの連絡で腎不全でどうしようもなく、寿命が短いとわかりました。
どーしてもお正月まで頑張って欲しかったけど、後ろ足も立たなくなったと聞き、
末の弟と金曜日の晩、車を走らせ、日曜日の夕方大阪に帰る事にして、実家に帰りました。

前にも書きましたが、アタシ達が帰ってくると聞いたドンは、動かない後ろ足をひきずりながら、
30cmはある段差も降りて、冷たい玄関の戸の前で待っていたと聞きました。
父と母が温かい場所に連れて戻り、戸も閉めて行けなくしたと。
そして起きて待っててくれました。


本当に15歳になって白い毛が増えても可愛いドンでした。


若い頃はリードを付けて出ていた庭。好きだったネ。と思って
最後に出してあげました。



あの鈴の音は、きっと、アタシとの約束が守れない事を知らせに来たのでしょう。
毎年「ドンちゃんは、20歳までは生きてよね。今年も元気でいてね。また暮れに帰ってくるからね。」と言っていましたから。

ドンはこの5日後の11月4日、大好きなお祭りのおみこしを昼間に見て、日にちが変わった夜中に父の腕の中で
天国へ旅立ちました。

今まで、父の側にはいるけど、父の布団の中で寝る事は一度もなかったドン。
足が動かなくなっても、いつもなら一緒に寝るのを嫌がるのに、最後の晩は嫌がらなかったらしい。

大阪に帰る時のドンへのお願いは「最後はお父ちゃんかお母ちゃんの腕の中で旅立ってね」だったの。
本当にそうしてくれるなんて、最後まで本当にお利口さんだったね。


いつも田舎に帰ったら、ドンのお墓に行きます。
そして今でも色んなお願い事をドンにしちゃいます。

ドンをいつまでもしばりつけるな。と父にはいつも言われますが、
どうしても、ドンちゃんに話をいっぱいしちゃうんです。
きっとドンはいつものように、顔はそっぽ向けたままでも、シッポで返事をして聞いてくれていると思います

ドンは土葬だったし、もうそろそろ生まれ変わってきてくれてもいいのにな~。
っていつも思うんだけど、ウチの息子たちも違ってそうだし、
ジャックもあの落ち着きのなさ、食いしん坊さを見るとちゃいそうやし
だって、ドンの「シャーッ」ってアタシ聞いた事がないんですよぉ。
アビよりも泣かない子だったんですから~。にゃ~。もほとんど聞かなかったし。
鈴がなかったら、どこにいるのか分からないくらいだったんですよ~。
食事はわがままだったけど、テーブルにはあがらないし、キッチンへもあがらなかったし。
泥棒ネコはしなかったし。
ホンマ、えらかったな~。遠い目。。。我が子のお行儀の悪さったら

ドンにいつ会えるのかな~。と、いつも楽しみにしているのです。


ネコとの暮らしが楽しい。って教えてくれたドン。ホンマにありがとう~
今の息子達は、ドンに比べるととても手がかかるけど
それはそれで楽しい毎日を送っています。
我が息子達を見守っててね~

今でもこうして思い出すと、ドンが居ない事に涙しちゃうけど、ドンに出会えて幸せだったよぉ。
ホンマ、また会いたいな~





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本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます





今日息子達のトイレ掃除するのに出したビニール袋で、また遊んでいる末っ子レオーネ



飽きれる。と言いつつ、こんな可愛い顔見ちゃうと、顔がにやけちゃうよね~
やっぱりネコとの生活最高~





コメント (9)
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