映画監督の鈴木清順氏が死去 「ツィゴイネルワイゼン」
2017/2/22 日本経済新聞
「ツィゴイネルワイゼン」「けんかえれじい」などの作品で知られる映画監督の鈴木清順(すずき・せいじゅん=本名・清太郎=せいたろう)氏が13日、慢性閉塞性肺疾患のため都内の病院で死去した。93歳だった。告別式は近親者で行った。喪主は妻、崇子(たかこ)さん。
1923年東京生まれ。学徒出陣でフィリピンに出征。48年旧制弘前高校を卒業し、松竹入社。日活に移籍し、56年「港の乾杯 勝利をわが手に」で監督デビューした。
渡哲也さん主演の「東京流れ者」などアクション作品を多く手掛け、原色を生かした色彩や大胆な情景描写は「清順美学」と称された。68年に日活に専属契約を解除されるが77年復帰。80年「ツィゴイネルワイゼン」で日本アカデミー賞最優秀作品賞などを受賞した。俳優としても、映画やテレビで活躍した。
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