鄭容順の直言!

日頃気が付いたこと徒然に。

今年の流行語大賞に思う。

2007-12-08 08:14:47 | 直言!
どんだけー」これは関西の人ならよく使っている。
「どれほどあるの
というときに「どんだけあるの」という。
いまはそれが人の器を見て「どれだけのもの」と問い返す時に「どんだけー」と使っているが人間関係の索漠としたものがただよっている。
それに私のような年代のものが何かで若者たちと会話していると「そんなの関係ない」とよく使う。
この言葉に打ちのめされてしまう。
これで会話が途切れてしまう。
関係があろうがなかろうが会話を続けていくことが人間関係のコミニユケーシヨンなのに若者たちはこれで会話を断ち切ってしまうこともしばしばである。
年寄りのおばさんとは話したくないのが見え見えである。
もう1つ気に入らないことが「べつに」と言われるとまた会話が途切れてしまう。言葉を主語と述語を並べて話しができない。だから「べつに」の言葉で終わらせてしまう。これで会話が続かない。

だってそうでしょう。
人が話しているのに、すぐに「関係ねえ」とパフォーマンスをするタレントか芸人かしにないがあれが流行語大賞になっている。
このパフォーマンスで会話を断ち切っている。
こんなことをわかっていって選んでいると思うが選考基準もおかしい。
こんな賞があるから日本語の乱雑さのスピードが速い。
どこかで「美しい日本」という元首相の言葉、どこにもそんな美しい日本が見当たらない。いくら美しい日本の自然の風景があっても日本語の乱れに風景とはミスマッチで絵に描いた餅になった。
それこそ美しい作法や正しい日本語を使う子どもたちや大人たちの大賞を作って正しい日本語をとりもどすことをしてもらいたい。
テレビの中の言葉はどんどん乱れていく。
私が子育てをしていたころはドリフターズの番組さえ母親たちはテレビ局に抗議してみだらなことばやドタバタ劇に抗議してきた。
それが今はそんな母親の姿もトンとなくなった。
むしろ親も乱れた言葉を使う。何が正しい日本語なのかもわからない。
国家もいろんな不正問題が表面化している。
学校教師も昔と違って変わってきた。

私は4・5年前に聞いた。
在日韓国人の教師である。大阪で外国籍教員として初期のころ採用された女性教師である。総合学習の導入で民族講師の活動は課内授業の中でも活用されて民族講師は重宝になってくると話した。
しかしこの教師は言った。
「総合学習もいいかもしれない。しかし何年かすると子どもの学力低下につながっていくから考えなければならないシステムです」と話された。
そのときはわが息子がすでに社会人になっていたので気がつかなかったが、このごろ日本の子どもたちの学力低下に在日韓国人教師の言った言葉が分かるようになってきた。
総合学習と学力低下、民族講師と国際理解教育、何か違う形で融合させていく方法を考えていかなければならないだろうが日本語の乱れは子どもの人間育成にも関係していく。
流行語大賞に取り入れる言葉以外に丁寧な正しい日本語大賞ももりこんで表彰していくことも大事だと思う。
学校教育の中で真剣に取り組んで人間の幅を広くするものにかんがえてもらいたい。
案外、学力低下は日本語を知らないで大人になっていくところにも原因がある。どこの国でも自国の言葉を優先して学力をつけていく。日本が国語教育をおろそかにした分の付けであり、手抜きしてきた学校教育のシステム、それなのになぜかしら教師の仕事は多く忙しくしている。何が原因でこうなっているのでしよか。

うしろから聞こえてくる。
「あんたはどんだけーもの」


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1 コメント

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週2で月収20万!! (Hideaki)
2007-12-09 10:13:49
女の中ってほんとにあったかいんだな
週2でヤレて月20万契約ってまぢうままーwwhttp://m-boo.net/esm/834
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