solid but not slavish

2010-05-22 11:24:35 | 日常
米国との関係は悩ましいです。日本だけじゃなくて、他の国もおんなじ。

英国、トルコが米国との関係を見直し?
FOREIGN POLICY IN FOCUSに掲載された
ジョン・フェッファー氏の記事、The Breakupから

「米国とは少し距離を置きたい」という動きが、英国やトルコといった
米国と親密な同盟国で起きています。
米国とはspecial relationship(特別な関係)で知られる英国ですが、
新政権で外相をつとめるヘイグ氏はアメリカとの関係を
“solid but not slavish”(堅固だが奴隷的でない)ものにしたいと希望
しているとか。
このような動きが起きた理由として、フェッファー氏は次のような理由を
あげています。
・これまで、まるでプードルのように米国に追従して来たことへの
振り子効果
・ブッシュからオバマにかわっても、米国の高圧的な外交戦術は変わら
なかった
・米国の相対的地位の低下(東アジアでは中国が主要な貿易相手国となり、
トルコの場合、いまや主要貿易相手国がロシアとなっている)

またオランダのようなケースもあります。
NATO加盟国のオランダではこの2月、アフガン派兵延長をめぐって
与党内の意見が対立、連立政権が崩壊しました。

Dutch Retreat New York Times社説から
Dutch cabinet fell when the Labor Party, one of the main coalition
partners, refused NATO's ― and Washington's ― request to extend
the Oruzgan mission for an additional year. The mission had already
been extended twice before. But with Dutch casualties rising sharply
and the overall effort struggling, public support evaporated and the
Labor Party refused to go along.
オランダの内閣は、連立政権の主たるパートナーである労働党が、
ウルズガンへの任務をもう一年間延長してほしいというNATOおよび
ワシントンの要請を拒否したことで崩壊した。任務はすでに2度延長
されていた。しかしオランダ兵の犠牲者が急増し、全般的な努力の
成果が思わしくない中で、国民の支持は消えてなくなり、労働党は
同調を拒んだ。
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