エコノミストの言葉

2009-02-23 11:45:22 | 日常
1~2年前のことだったと思います。NHKラジオに出演した
エコノミストが日本の少子化問題に触れ「ただでさえ日本は
国内市場が小さいのに、それがさらに縮小するのは困る」と
言っていました。

柳沢伯夫氏は政治家ですが、経済通ということなので、エコノ
ミストの言葉として引用させて頂きます。

「機械って言ってごめんなさいね その、その産む、産む役目
の人が、一人頭で頑張ってもらうしかないんですよ」

次に引用するのはポール・クルーグマンのコラム(2月15日 
Decade at Bernie's)の一部です。

"...If you want to see what it really takes to boot the economy
out of a debt trap, look at the large public works program,
otherwise known as World War II, that ended the Great
Depression...."

「大恐慌を終わらせたのは巨大公共事業=第二次大戦」

これには読者から批判的なコメントが寄せられ、また皮肉られたりしました。

”Let's just hope that nothing like WW2 is on the table”

”Well, I guess we can start a World War III and our problems
will be fixed.”

クルーグマンもマズいと思ったのか、2月20日のコラム
(Who'll Stop the Pain?)では、次のように書いてます。

"...the Great Depression did eventually come to an end, but
that was thanks to an enormous war, something we’d rather
not emulate."

「大恐慌が終わった。それは大戦のおかげなんだけど、私たちが
まねしたくはないことだ」

エコノミストの言葉は、真実だとしても、みもふたもない

まさか、消費者(=赤ちゃん)が産まれたってお祝いするの?

エコノミストには、戦争のことは言及せず、何か別の政策を
じゃんじゃん提案していただきたいと思います。


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