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クロムの備忘録的ダイアリー

定年後の日々の楽しみや関心事、具体的には写真、カメラ、観る将あるいは投資の話題などを綴っていきます。

京都旅行4日目・仁和寺御殿

2021年10月08日 18時35分47秒 | 旅行

仁和寺には京都駅からバスで向かいました。
仁和寺前で下車すると道路に面して巨大な仁王門が立っています。


内部には正面には仁王像が、裏面には唐獅子像が安置されています。
仁王門をくぐると正面に中門が見えます。中門の先は金堂を中心とした宗教的な寺域となります。


参道左側は宸殿を中心とした御殿の区画、参道右側には霊宝館が立っています。全体の配置は前日見学した醍醐寺に似ています。
最初に御殿を見学しました。御殿には宸殿を中心として、手前に白書院、奥に黒書院、さらに奥に霊明殿があります。庭の最奥部には遼廓亭と飛濤亭という茶室がありますが、非公開です。


各建物は渡り廊下で繋がれていて風情がありますね。


白書院からは南庭を挟んで勅使門と遠くに仁王門が見えます。
南庭には左近の桜と右近の橘が植えられており、白砂と杉が簡素な趣を感じさせてくれます。

白書院。左右に左近の桜と右近の橘が植えられています。


宸殿からは池泉式の雅な空間を演出する北庭が見られます。遠くに五重塔を望み、御殿で最も美しい場所です。
宸殿の内部の空間は金泥の雅な画題の襖絵で彩られており、さすがは門跡寺院といった趣です。
将棋ファンの私として興味深かったのは、竜王戦が2年続けて宸殿で開催されており、対局写真、封じ手用紙、記念扇子などの資料が展示されていたことです。対局はNETで中継されたのですが、仁和寺の関係者もその美しさに感嘆したということです。
関係者が感嘆した理由ですが、普段よりずっと明るい照明に照らされた部屋を見たことがなかったからだそうです。今年の竜王戦も第2局が仁和寺で開催されるそうで私も放映を楽しみにしています。

霊明殿側から見た宸殿。御殿の中心で竜王戦の対局場ともなった場所です。




建物間の空間も変化がありうまく処理されています。


御殿奥の霊明殿。薬師如来を祀っている。

霊明殿前の生け垣と飛び石。

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