帰ってきまスタ。北陸に。
一ヶ月近くの滞在、結構忙しかったものの、
一人でラーメン屋に行くことがちょいちょい出来たので
それは良かったな。
そんな中でもこのラーメン。
どう見ても、美味しそうとは思えないこの写真。
写真のせいではなく、実物もこのまんまでしゅ。
しかし、意外や意外、見かけと違ってこのラーメン
結構イケます。
昼の12時から夕方4時くらいまでしか
やっていないのだけど、オープン直後は
確実に10人以上の待ちで、それ以外も
常に店内に4~5人はお客さんが待っている状態。
この恐ろしいほどに醤油色のラーメン、
高校時代、学校とバイトとビリヤードと
たまにパチンコで構成されていた私の
日常に、幸福な時間をもたらせてくれたのは
いつもこのラーメン。
私にとっては青春の味でもあるのだ。
そして、私のラーメン人生の中で、
このラーメンを超えるラーメンにはいまだかつて
出会ったことがない、King of the ramen.
いや、ホントはもっともっと美味しいラーメン
食べたことあるケド。
このラーメンには不思議な力が
あるのか(実際これだけ行列してるんだから
不思議な力というより、普通に美味いってことなんだろうが)
このラーメンを通じて、数人の友達が出来た。
そして、そんな仲間たちに共通するのは、
「ここのラーメンが好き」
なんてもんじゃない、なんていうか、
このラーメンの魅力を語らせたら
魚民の閉店まで盛り上がることが出来るし、
もうそれどころか口に出さずとも
目と目で会話で来ちゃうみたいな、もはや
ラーメンを魂で味わっている仲間たち。
彼らに会うまでは、このラーメンを一番好きなのは
絶対に自分だ!と思っていたけど、
同じ思いを持っている人たちがこんなにも
いたのかと思うと嬉しくもなったりしたもんだ。
現在、この店はラーメンを作るおかみさんと、
バイトと思しき女の人二人で切り盛りしているのだが、
元々、ラーメン一種類
サイドメニューも餃子のみのこの店は
ラーメンを作る無口なご主人と
その他のこと全て担当の現在のおかみさんで
やっていた。
黙々とラーメンを作るご主人は
ともすれば無愛想にも見えたが、
真面目に一生懸命ラーメンを作っていた。
昔から混んでいる店だったので、
ご主人と奥さんが必要以上の会話をしているのは
一度も見たことがない。
真面目な二人がやっている真面目な店。
しかし、そんなご主人が一度だけ
声を荒げたのを見たことがある。
いつものようにひたすらラーメンを作るご主人に
酔っ払った客が味噌ラーメンを注文。
「スイマセンお客さん、うち味噌やってないんですよ」
「なんだよ、ラーメン屋だろ?いいから出せよ」
「スイマセン・・・」
そんな会話が2.3回繰り返されると
ご主人がついに
「ないって言ってんだろううがっ!!」
チャーシューを切っていた包丁がふるふる震えていたのを
アタシャ見逃さなかったよ。
その時、奥さんが小さな声でご主人を
なだめていたのが私が見た
唯一の二人の会話。
そんな二人だったのだが、ある日突然
ご主人が亡くなってしまった。
おそらく40代後半くらいかなぁ・・・。
ファンの間では今後の存続について
色々な憶測が流れ、そして、誰もが一番心配したのは
おかみさんのことだった。
確か、二人の男の子がいたはずだが、
これから先、おかみさん一人で息子たちを育てあげるのかと
思うとなんともせつない気持ちになったものだ。
なんかさ、親戚みたいな感じ?
それからしばらく店は閉まったままだったんだけど、
ある日、ついにまた店が再開された。
その朗報を聞き、早速私も行ってみた。
そこには、今までラーメン作りには一切
携わっていなかったおかみさんが
一生懸命ラーメンを作っている姿がっ!!
聞いたところによると、
作り方を全く教えてくれていなかったご主人の
味を再現しようと奥さんが、何度も何度も試行錯誤を繰り返し、
ようやく完成、店を再開させたらしい。
うーん、ええ話や。
期待は高まるばかり。なんせ、一時は
もう二度とあのラーメンを食べることが出来ないのか、と
絶望的にすらなったからね。
しかし・・・。
出てきたラーメンを食べてみると・・・。
・・・違う。似てるけど違う・・・。
確かにおいしいことはおいしいのだが、
明らかに、ご主人が作っていたラーメンとは
違う。
ショックだけどしょうがないよね・・・。
これは同士の間でも同意見だったわ。
それでも行列は出来ていたし、
相変わらずの繁盛振り。
私たち、ソウルメイトはもう来ることはないかも
しれないけど、おかみさん頑張ってください。
そんな思いで店を出たのが、10年以上前。
そして、今回、懐かしさから久しぶりに行ってみると
(゜д゜)ウマー!
なんと!昔の味になっているではないか!!
もしかしたら、久しぶりに食べたから
そんな気がしたのかもしれないけど、
でもなんか、スープ飲んでたら
色んなこと思い出して、ちょっと泣きそうになった。
またもや魂に響いてしまったよ。
もう、こっちに来てしまったから東京時代のように
ちょいちょい食べに行くことも出来なくなって
しまったけど、実家に帰ったときには必ず寄らせて
いただきましゅ。
だから、おかみさん、体に気をつけて
いつまでもお元気でいてね!!
って、このブログ通しておかみさん応援したって
まったく届かんがな。
一ヶ月近くの滞在、結構忙しかったものの、
一人でラーメン屋に行くことがちょいちょい出来たので
それは良かったな。
そんな中でもこのラーメン。
どう見ても、美味しそうとは思えないこの写真。
写真のせいではなく、実物もこのまんまでしゅ。
しかし、意外や意外、見かけと違ってこのラーメン
結構イケます。
昼の12時から夕方4時くらいまでしか
やっていないのだけど、オープン直後は
確実に10人以上の待ちで、それ以外も
常に店内に4~5人はお客さんが待っている状態。
この恐ろしいほどに醤油色のラーメン、
高校時代、学校とバイトとビリヤードと
たまにパチンコで構成されていた私の
日常に、幸福な時間をもたらせてくれたのは
いつもこのラーメン。
私にとっては青春の味でもあるのだ。
そして、私のラーメン人生の中で、
このラーメンを超えるラーメンにはいまだかつて
出会ったことがない、King of the ramen.
いや、ホントはもっともっと美味しいラーメン
食べたことあるケド。
このラーメンには不思議な力が
あるのか(実際これだけ行列してるんだから
不思議な力というより、普通に美味いってことなんだろうが)
このラーメンを通じて、数人の友達が出来た。
そして、そんな仲間たちに共通するのは、
「ここのラーメンが好き」
なんてもんじゃない、なんていうか、
このラーメンの魅力を語らせたら
魚民の閉店まで盛り上がることが出来るし、
もうそれどころか口に出さずとも
目と目で会話で来ちゃうみたいな、もはや
ラーメンを魂で味わっている仲間たち。
彼らに会うまでは、このラーメンを一番好きなのは
絶対に自分だ!と思っていたけど、
同じ思いを持っている人たちがこんなにも
いたのかと思うと嬉しくもなったりしたもんだ。
現在、この店はラーメンを作るおかみさんと、
バイトと思しき女の人二人で切り盛りしているのだが、
元々、ラーメン一種類
サイドメニューも餃子のみのこの店は
ラーメンを作る無口なご主人と
その他のこと全て担当の現在のおかみさんで
やっていた。
黙々とラーメンを作るご主人は
ともすれば無愛想にも見えたが、
真面目に一生懸命ラーメンを作っていた。
昔から混んでいる店だったので、
ご主人と奥さんが必要以上の会話をしているのは
一度も見たことがない。
真面目な二人がやっている真面目な店。
しかし、そんなご主人が一度だけ
声を荒げたのを見たことがある。
いつものようにひたすらラーメンを作るご主人に
酔っ払った客が味噌ラーメンを注文。
「スイマセンお客さん、うち味噌やってないんですよ」
「なんだよ、ラーメン屋だろ?いいから出せよ」
「スイマセン・・・」
そんな会話が2.3回繰り返されると
ご主人がついに
「ないって言ってんだろううがっ!!」
チャーシューを切っていた包丁がふるふる震えていたのを
アタシャ見逃さなかったよ。
その時、奥さんが小さな声でご主人を
なだめていたのが私が見た
唯一の二人の会話。
そんな二人だったのだが、ある日突然
ご主人が亡くなってしまった。
おそらく40代後半くらいかなぁ・・・。
ファンの間では今後の存続について
色々な憶測が流れ、そして、誰もが一番心配したのは
おかみさんのことだった。
確か、二人の男の子がいたはずだが、
これから先、おかみさん一人で息子たちを育てあげるのかと
思うとなんともせつない気持ちになったものだ。
なんかさ、親戚みたいな感じ?
それからしばらく店は閉まったままだったんだけど、
ある日、ついにまた店が再開された。
その朗報を聞き、早速私も行ってみた。
そこには、今までラーメン作りには一切
携わっていなかったおかみさんが
一生懸命ラーメンを作っている姿がっ!!
聞いたところによると、
作り方を全く教えてくれていなかったご主人の
味を再現しようと奥さんが、何度も何度も試行錯誤を繰り返し、
ようやく完成、店を再開させたらしい。
うーん、ええ話や。
期待は高まるばかり。なんせ、一時は
もう二度とあのラーメンを食べることが出来ないのか、と
絶望的にすらなったからね。
しかし・・・。
出てきたラーメンを食べてみると・・・。
・・・違う。似てるけど違う・・・。
確かにおいしいことはおいしいのだが、
明らかに、ご主人が作っていたラーメンとは
違う。
ショックだけどしょうがないよね・・・。
これは同士の間でも同意見だったわ。
それでも行列は出来ていたし、
相変わらずの繁盛振り。
私たち、ソウルメイトはもう来ることはないかも
しれないけど、おかみさん頑張ってください。
そんな思いで店を出たのが、10年以上前。
そして、今回、懐かしさから久しぶりに行ってみると
(゜д゜)ウマー!
なんと!昔の味になっているではないか!!
もしかしたら、久しぶりに食べたから
そんな気がしたのかもしれないけど、
でもなんか、スープ飲んでたら
色んなこと思い出して、ちょっと泣きそうになった。
またもや魂に響いてしまったよ。
もう、こっちに来てしまったから東京時代のように
ちょいちょい食べに行くことも出来なくなって
しまったけど、実家に帰ったときには必ず寄らせて
いただきましゅ。
だから、おかみさん、体に気をつけて
いつまでもお元気でいてね!!
って、このブログ通しておかみさん応援したって
まったく届かんがな。